クオモ知事の最側近が辞任
まいどクオモウォッチャーです。
マイクロソフトの創始者で億万長者のビル・ゲイツ氏が離婚だそうで。Amazonのジェフ・ベゾス氏もそうだけどビリオネアの離婚って、なんかウラがあるのか勘ぐってしまうけど。
一応ゲイツ氏の離婚届の理由は「取り返しがつかないほど壊れている」というものだそう。
さて介護老人ホームの死者数隠蔽スキャンダル発覚以来、ユニークな話題を提供し続けてくれている(かつての)希望の星、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事ですが、側近中の側近で最高顧問のラリー・シュワルツ氏が辞任を表明したと報じられてます。
The state Legislature's repeal this week of an executive order exempting high-level state government volunteers from certain ethics laws led to the resignation of Larry Schwartz, a former top aide to Gov. Cuomo who volunteered to help with COVID-19. https://t.co/PejDYwOIVV pic.twitter.com/iQDCf39Jb5
— Times Union (@timesunion) April 30, 2021
ワクチン皇帝
スキャンダル以来、クオモ知事の側近は、マックス・オレンスタイン氏、ローラ・エディディン氏、ジャック・スターン氏、クリストファー・オブライエン氏、ケイトリン・ジルアード氏、エリック・ハモンド氏、ウィル・バーンズ氏、クミキ・ギブソン氏、ギャレス・ローズ氏などが立て続けに辞めており、今回シュワルツ氏はそれに続くもの。
シュワルツ氏はクオモ知事の長年の友人で、OTG社という空港内の民間委託業者の最高戦略責任者だという。クオモ知事との関係からボランティアで公務に関わっていたのだそう。さらに知事の秘書も務めていたというからホントの側近かと。
シュワルツ氏はニューヨーク州のワクチンプログラムを統括する立場にあったらしく、別名「ワクチン皇帝」とも呼ばれていて、ワクチン行政にかなりの影響力を持っていたようだ。
そんな影響力ある立場の人物が、クオモスキャンダルの渦中においてニューヨーク州の各郡の幹部に直接電話をし、クオモ知事への忠誠心を確認していたと報道された。中には、断ったらワクチンを回してもらえなくなるのでは、と恐怖を感じた幹部もいたという。
特権を失うことが辞任の原因か
クオモ知事はコロナ流行の初期に、ボランティアスタッフに対してさまざまな免除を与える知事令を発行していたという。これらの免除は一部の間で「ラリー・シュワルツ・ルール」と呼ばれていたそうで、特別なものだったらしい。
ところが数々のスキャンダルが噴出したため、州議会でクオモ知事の緊急時特権が剥奪され、与えられていた免除が元に戻された。
免除されていたもの=公開会議・公的記録の保存・財務情報の開示・ボランティア後2年間のロビー活動禁止などが元通り復活し、これらの制限がかかることになったことが、シュワルツ氏の辞任の理由だと言われている。中でもロビー活動禁止が直接の動機だったとも。
州議会のジョン・リュー上院議員は「政治的な忠誠心とワクチン接種は何の関係があるの?」といい、「ボランティアの人たちは公共のために働いてる、というけども、他の特権を明示しない限りは同意できない。」と言っている。
まあシュワルツ氏にしてみれば、免除がなければボランティア辞めますわって事では?
違うの?
介護老人ホームの死者数隠蔽「トランプのせい」
そんな最側近を失うクオモ知事ですが、相変わらず間違ったことをしていないという持論を展開しております。
現地5月3日に行われた記者会見で、記者から将来の政治生命を自分で決断するのか、それとも弾劾を待つか?と問われたクオモ知事は、「私は何も悪いことはしていない、任期中は辞任はしないし、日々自分の仕事をする」と答えたとのこと。
New York Gov. Cuomo says that the DOJ investigation into his handling of nursing homes is a "political investigation started by Donald Trump":
"I did nothing wrong… And I'm not resigning." pic.twitter.com/UHSvIYU4R6
— Daily Caller (@DailyCaller) May 3, 2021
さらに介護老人ホームの死者数を意図的に隠蔽したとされる件については
あれはトランプが始めた政治的な調査で、彼はCOVIDだけではなく、介護施設や介護施設対策を政治利用して、私やミシガン州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州など民主党の知事を批判したかったのだ。
と、国境不法移民問題のバイデン政権と同じく「トランプのせいだー」という民主党お得意の理論を展開したそうです。
さらにニューヨーク州が、全米で2番目にコロナ死亡者が多い州になった際に発売された、クオモ知事の著書「American Crisis, Leadership Lessons from the COVID-19 Pandemic」の契約金額については、開示しなかったそうです。
相変わらずユニークな人です。
ではこの辺で失礼します。
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