ジョンソン下院議長、バイデン弾劾は「近い」
10月25日に新たに米下院議長となったマイク・ジョンソン議員が、ジョー・バイデン大統領に対する弾劾訴追の可否について、”非常に近いうちに”決定するとの見通しを示しました。
11月2日、ジョンソン下院議長は記者会見で「今日ここに立っている時点では、私はそのことを決めているわけではありません。しかし、近いうちに決断のときが来ると信じています」と述べました。
ただそれは「党派的な政治的意図」ではなく、「証拠」に基づくべきだと念を押しました。
ジョンソン氏は「下院における弾劾権は、間違いなく下院が持つ最も重い権限だ」といい、軽々しく政治的な手段として行使されるべきではない、との考えを強調しました。
もともと憲法専門の弁護士でもあるジョンソン下院議長は、以前トランプ大統領の弾劾裁判の時の弁護団を務めています。
House Speaker Mike Johnson said that a decision on whether to move forward with articles of impeachment against President Joe Biden would be coming "very soon." https://t.co/pitCN7fVjP https://t.co/zB3sqitInP
— NEWSMAX (@NEWSMAX) November 3, 2023
トランプ弾劾は即席で見せかけだった
トランプ大統領の2度の弾劾は、民主党の政治的な暴走によって無理矢理ゴリ押しされただけに(2度とも無罪)、憲法の専門家でもあるジョンソン下院議長は、党派による政治的なものであってはならないと述べました。
「私は、これは非常に深刻な問題だと信じています」
「私は一貫して、知的にも一貫して、適正手続きに従うべきであり、法に従うべきであると主張してきた。つまり憲法上の義務に従い、適切な調査を適切なペースで適切な方法で行い、証拠が得られるようにする。真実が導くところに従う」としています。
そして、かつて民主党がやったトランプ氏への弾劾について批判しました。
「今あなたが目にしているのは、創始者たちが思い描いた、慎重で憲法に則ったプロセスであり、民主党がやったような、即席の弾劾や見せかけの弾劾ではないのです」
またジョンソン氏は、弾劾調査委員会のリーダーたち
監視委員会のジェームズ・コマー委員長
司法委員会ジム・ジョーダン委員長
歳入・歳出委員会のジェイソン・スミス委員長
らに対し、「彼らは非常に理路整然と、そして政治の範疇を超えて、並外れた仕事をしている」と、これまでに行ってきたプロセスを賞賛しました。
証拠固めをしてきた
今回のジョンソン下院議長のコメントは、その前日に下院監視委員会が、ジョー・バイデンがどのようにして海外から資金を得たかについて、そのマネーロンダリングの手法、そして隠蔽方法などについて証拠を示した事を受けてものだと思われます。↓
というのも、9月28日に行われた第一回目のバイデン弾劾公聴会で、ジョージ・ワシントン大学法学部のジョナサン・ターリー教授は「現段階で、まだ弾劾に必要な証拠を満たしているとはいえない」とコメントしていました。
その意見に基づいて調査委員会は、バイデンファミリーの銀行取引の記録を召喚し、証拠集めに奔走してきました。
以前にも下院監視委員会は、ジョー・バイデンが弟ジェームズ・バイデンから「ローン返済」の名目で20万ドルの支払いを受けていた証拠を示しています。↓
証拠は着々と集まりつつある。
ハンター「薬物中毒が政治的武器として利用された」
こうして徐々にバイデンファミリーが追い詰められつつある中、珍しく息子ハンター・バイデンがUSA TODAYに手記のようなものを寄稿しました。
11月2日に掲載された文章の中でハンター・バイデンは、父親ジョー・バイデンの評判を傷つけるために自身の薬物中毒が「政治的武器として利用された」との自説を展開しました。
彼自身が修理店に預け、引き取り忘れたラップトップPCという鉄板の証拠があるにもかかわらず、自分がやってきたことを棚に上げ、報道されている事がさもでっち上げであるかのように、「偽情報キャンペーンの餌食となり、私の評判はガタ落ちした」と述べておられます。
そして薬物依存・アルコール依存の患者は大変なのだー、自分はそこからの回復に努力しているのだー、その努力には価値があるのだー、私はそれを証明しているのだー、と主張をしました。
同情してもらいたかったのかな?
興味ある人は読んでみてください。↓
“It is already a near-impossible decision for addicts to get sober, and the avalanche of negativity and assault of my personal privacy may only make it harder for those considering it,” writes Hunter Biden.https://t.co/0XSzHo0125
— USA TODAY (@USATODAY) November 2, 2023
今さら被害者ヅラ
まあハンター・バイデンがどんな主張をしたにせよ、じゃあ司法省や検察があなたの味方になって捜査をもみ消そうとしたのはどうなんだ?って話になっちゃうわけだし。
しかも、WhatsAppのメッセージで中国人実業家を脅迫してお金を払わせようとしていた証拠もあるし。
今さら被害者ヅラしたところで、同情するのは難しいんじゃないかなと思うわけで。
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