「頭が固い。死ね」暴言の女子プロゴルファーは笠りつ子選手だった――ホロスコープはダメージ不可避?

「頭が固い。死ね」と暴言

タイガー・ウッズが米ツアー通算勝利数史上1位タイ(82勝)を日本で達成した、歴史に残る記念するべきタイミングで、日本の女子ツアーでは裏で残念な不祥事が起こり話題になってる。

兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部で行われた『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』で、試合前のクラブハウス内で暴言を吐いた選手がいたという。この問題について日本女子ゴルフ界のレジェンド、岡本綾子氏が苦言を呈した。

 今回はプレーとは別に、一つ話しておきたいことがあります。大会前のことです。ラウンド前のストレッチなどでコースの風呂場を利用する選手は多いのですが、置いてあるタオルがなくなっていくことが続いており、LPGAと大会運営側が協議して今大会は風呂場にタオルを置くのをやめたのです。

 すると、ある選手が「何で置いてないのか」とスタッフに食ってかかったという。理由を説明されると「(風呂場に)髪の毛が落ちている。きれいにしたらどうだ」などと難癖をつけはじめ、「タオルを出せ」「出せない」の押し問答を展開。あげく、対応にあたったコースの副支配人に「頭が固い。死ね」と捨てぜりふを吐いたというのですから、これは大問題ですよ。

【出典元】【綾子の視線】大問題!ある選手が関係者に「死ね」 LPGAはもっと選手の教育を/ /デイリースポーツonline

まあプロの選手といえど、コースにプレー料金を支払っているのだから、その権利としてタオルくらい使わせろという理屈は理解できるんだけど、さすがに「死ね」は問題大きいかと。

会場側の苦心あってこそ

通常、プロの試合会場となるゴルフコースは、大会開催に向けて事前に入念な準備をする。バックヤードやホスピタリティはもちろんだが、何よりプロの試合にふさわしいコースコンディションにするため、造園業者などが芝の手入れやコースの補修などをして万全の態勢を整える。

もちろんいいコースでいい戦いをしてもらいたい、という純粋な思いがあるだろうし、アマチュアゴルファーはあの試合で使われたコースで自分もプレーしたい、という事につながるわけだが、その影に隠れたコース運営側の苦労は計り知れない。

同週にタイガー・ウッズが勝った『ZOZO CHAMPIONSHIP』が行われた千葉県の習志野カントリークラブは、今回、雨の影響でコースが水浸しになったため金曜日の競技が中止になってしまった。その分スケジュールにしわ寄せが来てしまい、最終日の残りが月曜の朝にずれ込んで行われた。

習志野CCはこの大会のためにスタッフ100人態勢で臨んでいたそうだ。しかし金曜に起こった事態に、土曜日の早朝3時というまだ真っ暗いうちから照明を手配し、30名増員してコースを整備し、なんとか土曜日の競技に間に合わせたという。おそらく水の溜まった箇所をいちいちローラーで水捌けしたりしたんだろう。あれだけ広大な敷地の中で、その努力は称賛に値する。そしてそこにあったのはコースとしての”プライド”だったかと。

プロの試合とはそういう「縁の下の力」があって成り立つもの。そうしたコース側の苦労をプロたる者が知らないわけがなく、ましてやゴルフというのは英国発祥の紳士のスポーツで、プレーヤーにも観客にもマナーが厳しい。

その上で、コースの副支配人に対する「頭が固い。死ね。」という発言は、残念を通り越している。さらに、その前から続いていたという”タオルがなくなる”というのも、誰なのかわからないけどどんな民度かと。

曲がりなりにもそのスポーツを代表するプロならば、それなりの尊厳をもって、ファンやアマチュアゴルファーに規範を示して欲しいものだ。その背中を見て、次世代の「金の卵」たちが育つのだから。

女子ゴルフ界の隆盛

日本の女子プロゴルフツアーは今、盛況中だ。もちろん渋野日向子選手の42年ぶり日本人海外メジャー勝利の影響はもちろんだが、彼女を含む「黄金世代」と言われる、現在20~21才のプロたちが際立って活躍しており、かつての地味なイメージからの脱却を果たしている。

この「黄金世代」という、才能あふれる選手たちがぞくぞく出てきた背景には、決定的な要因が一つある。

――それはかつて「宮里藍」というスターの存在があったから。体育会系な女子ゴルフの中で、ビジュアルも可愛らしかったし、何より女の子のアイコンたり得た。そして強かった。

そんな宮里藍選手が世界を相手に活躍していた頃、「藍ちゃんみたいになりたい」と憧れてゴルフを始めた子供たちが、今プロになって黄金世代を形成しているという、極めてシンプルな図式だ。

そういう一人の象徴的存在がいるだけで業界全体の底上げになり、その結果、現在の日本女子プロゴルフ界は、その恩恵を享受できているわけだ。

せっかく宮里藍という選手が作ってくれた現在の流れを、今度は選手の作った問題でイメージダウンさせてしまうのはどうなんだろう。岡本綾子氏は「LPGAはもっと選手を教育したらどうか。」「選手の教育がおろそかになってはいけない。」と苦言している。

なにより、子供は大人が思っているより敏感に察知するものだ。

問題発言の選手

今回、問題発言をしたのは笠りつ子選手だという。

現在31才で、ツアー優勝経験5回の中堅プロ。
ゴルフ界隈で有名な坂田塾出身で、坂田塾・東海大二高とも一年先輩には上田桃子プロがいたという名門出身。

今回の問題を受け、LPGAは笠選手の処分を検討するそうだ。

笠りつ子選手のホロスコープ

笠りつ子選手

土星天王星合の1987年生まれだが、頭固いのはむしろ彼女の方だったりして?

元気いい人そうだけど、感情的になりやすい部分が現れている

それもそうだけど、いかにも感情的な問題でトラブルのタイミング。ちょっと天体的にネガティブな要素が重なっててダメージ不可避のような。思ったより問題が大きくなる心配があるが、スポンサー離れとか大丈夫かな。

レジェンドだからこその後輩への苦言

今回の問題がこれだけ公になったのは、岡本綾子氏の告発だからこそと思ってる。

なにせ

  • 日本女子ゴルフツアー44勝
  • アメリカLPGAツアー17勝
  • 欧州女子ツアー1勝
  • アメリカ人以外で史上初のLPGAツアー賞金女王(1987年)
  • 世界ゴルフ殿堂入り

その実績は歴代日本人プロの中で群を抜いてる。

ちなみに宮里藍選手は国内15勝、LPGA9勝、欧州1勝。

こういう世界のプロ事情を知り尽くしたレジェンドだからこそ、後輩の恥も告発出来たのでは?

(10/30追記)
この問題で、LPGAはコンプライアンス委員会を開いた模様。ただ処分などの結論はまだ出ていない。

(10/31追記)
笠りつ子選手が謝罪、当面の間ツアーへの出場自粛を発表した。

(11/12追記)
JLPGAが措置を発表。

(こちらもどうぞ)
「頭が固い。死ね」不適切発言で笠りつ子選手が謝罪と試合出場自粛――現在のゴルフ環境の問題

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