全米で抗議活動
現地5月25日にミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイド氏が白人警官デレク・ショービン氏ほかによって殺害された事件で、抗議の波が米国全土に広がっていきつつあり、とどまるところを知らない。
下の方で書くけど、「ああこれ、アメリカでは前からよくある話だよね」っていうのと、今回はちょっとニュアンスが違うと思う。
Protests explode in U.S. after cop charged with killing George Floyd https://t.co/ye5UOhRgpL pic.twitter.com/LlASnHwBJT
— CP24 (@CP24) May 30, 2020
抗議活動は、ミネアポリス、ニューヨーク、ワシントンDC、ボストン、シカゴ、デトロイト、インディアナポリス、シンシナティ、コロンバス、ルイビル、ニューオリンズ、アトランタ、ダラス、ヒューストン、リッチモンド、シャーロット、デンバー、ロサンゼルス、サクラメント、オークランド、サンノゼ、サンフランシスコ、ラスベガスその他に及び、まだまだ広がりそうな勢い。
Updated map – #USA protests https://t.co/OHe7yov8Ic pic.twitter.com/OmkZ0wDdlk
— The'Nimr'Tiger (@Souria4Syrians) May 30, 2020
ますます過激に
↓過激左派団体「Antifa」と「BLM(Black Lives Matter)」がシカゴのトランプタワーに突入。
BREAKING: ANTIFA AND BLACK LIVES MATTER BREAK INTO TRUMP TOWER CHICAGO.#atlantaprotest #Trump #protests #chicagoprotest #BlackLiveMatter pic.twitter.com/1adjBws1fQ
— ₿itcoin – ₿eans – ₿ullets (@TruthRaiderHQ) May 30, 2020
↓アトランタのCNN本社前で抗議。
Glass getting broken outside the main entrance to CNN's #Atlanta headquarters. Protests have erupted in at least 20 US cities over the death of unarmed black man #GeorgeFloyd at the hands of a police officer in Minneapolis, Minnesota. #ICantBreath pic.twitter.com/854wdz8Vd9
— China Daily (@ChinaDaily) May 30, 2020
↓騒乱を鎮圧するためにペンタゴン(国防総省)が陸軍を配置する準備
Pentagon orders Army to put active-duty U.S. military police units on readyhttps://t.co/GT69d7N3A6
— Los Angeles Times (@latimes) May 30, 2020
我々は守られていない
抗議活動ならまだしも、関係のないショップなどが破壊され略奪行為が行われていることについて、我々のような他国の人間にはちょっと理解できない部分がある。
だがアメリカ人にしてみれば「自分らは国から守られていないのに、なぜ法律を守らなければならないのか」というのが根底にあるようだ。
↓ルイ・ヴィトンのショップでも略奪(オレゴン州ポートランド)。
WATCH: Louis Vuitton store breached and looted by rioters in Portland, Oregon. #protests pic.twitter.com/saFjx6b5xW
— Cicada News (@cicada_news) May 30, 2020
だからといって、略奪はどうなの?って感じだけど。
CNNのレポーターでさえ
さらにミネアポリスの警察が、CNNの報道クルーを逮捕したことが物議になっている。このレポーターが有色人だったため火に油を注いだか、これを書いている現在で再生数2,700万回を超えている。
Minnesota police arrest CNN reporter and camera crew as they report from protests in Minneapolis https://t.co/oZdqBti776 pic.twitter.com/3QbeTjD5ed
— CNN (@CNN) May 29, 2020
CNNのジャーナリスト、オマール・ヒメネス氏が抗議活動を報じる生中継の現場で逮捕された。この他現場プロデューサー、カメラマンなども手錠をかけられ、連行されている。ヒメネス氏はカメラの回っている前で「なぜ逮捕するのか」と理由を聞いているが、それには答えずそのまま連れて行かれた。
このあと報道だと分かったため、約1時間後に釈放されたとのこと。
いや、その場でわかるでしょ。
殺害した警官は逮捕
フロイド氏を殺害した元ミネソタ州警官のデレク・ショービン氏(44才)は、現地5月29日にようやく逮捕された(それまでは解雇のみ)。また現場にいた他の三名はまだ調査中とのこと。
Former Minneapolis Police Officer Derek Chauvin was charged Friday with third-degree murder and second-degree manslaughter — two felonies where intent is a key element.
Here's what CNN analysts had to say about the possible reasoning behind the charges. https://t.co/tR3VpvMZFs
— CNN (@CNN) May 30, 2020
殺害時の動画は↓
ショービン氏は第三級殺人と過失致死罪で起訴された。ミネソタ州法での第三級殺人というのは、事前の計画や殺害の意図がない場合に適応されるという。この場合25年以下の懲役または4万ドル以下の罰金、あるいはその両方とのこと。なお保釈金設定は50万ドルだそう。
ただフロイド氏の遺族はさらに重い罪を望んでいるとの情報もある。
警察のデータベースではショービン氏について、これまで10件以上の苦情があったというが、全て「処分なし」あるいは「非公開」と記録されていたという。
データベースによると、ショービン氏は2006年に男性を撃っているほか、少なくとも3回の銃撃に関与しているとのこと。
ショービン氏のホロスコープを見たけど、やはりちょっと危ない感じだよね。
妻は離婚申請
またショービン氏の妻ケリー・ショービン氏は、弁護士を通じて離婚申請をしたと発表。
Kellie Chauvin,
Through her attorney wife of former Officer Derek Chauvin the former Minneapolis Police Officer charged with murdering #GeorgeFloyd released a statement saying she is devastated by Floyd’s death, sends condolences to his family and is divorcing her husband @wcco pic.twitter.com/A5n7bYgdbK— esme murphy (@esmemurphy) May 30, 2020
”妻ケリー氏は、フロイド氏の死に打ちひしがれ、氏の家族に哀悼を示し、夫と離婚すると述べている”
アメリカの変革
冒頭に書いた「今回はちょっとニュアンスが違うと思う」の件だが、これは何年か前から書いている、アメリカという国の今後に絡む問題だと思っているからだ。
以前より私は「2016年大統領選、あるいはその次の大統領選で選ばれる大統領がキーマンになる」と書いているのだが、その根拠はオカルトでも妄想でもない、アメリカのホロスコープがこれから重要な局面を迎えることに由来する。
アメリカは今後かつてない変革が問われるというか、タイミング的にはすでに始まっていると思う。その意味で今回のフロイド氏殺害は、先日のアーベリー氏銃殺とともにその布石になったかもしれない。また少し前からあるDSその他の問題も、もしかしたらそういうことにつながるか。
ここまで書いてきたように、今回の抗議活動はアメリカ国中を巻き込んでの暴動になりつつある。軍の出動などにより一時的に鎮圧されるにしても、おそらく火種は残るのではないか。
最後に
ただこんなのは、まだほんのきっかけだろうね。
例えでいうなら、浦賀に黒船が来てザワザワし始めたレベル。
それから大政奉還までは10数年かかっているので。
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