白人警官に殺されたジョージ・フロイドさんの最新版ノーカット動画が公開(動画あり)

これまで公開されていなかった映像

ミネソタ州ミネアポリスで白人警官によって首を圧迫されて死に至ったアフリカ系アメリカ人ジョージ・フロイドさんの、これまで公開されていなかった映像がノーカットで初公開された。

この件は現在裁判中だが、裁判官によって一般に公開することが許可されたという。事件の現場にいたトーマス・レーン氏と、J・アレクサンダー・クエン氏という2名の元警察官(現在は失職)が身につけていたボディカムの映像。

警官がフロイドさんに声をかけるところから、亡くなった後、蘇生処置を施されているところまでが克明に記録されている。

【!閲覧注意!】この2つの動画は衝撃的な内容を含みます。

これをきっかけに『Black Lives Matter』デモが起こる

現地2020年5月25日に起こったこの事件は全米を揺るがし、各地で『Black Lives Matter』のデモ運動が巻き起こった。その渦はアメリカ国内にとどまらず、世界中で抗議が起こるまでになっている。

その後もまだ一部で燻っており、中には警察と衝突し逮捕者や死傷者なども出ているが、今回新たにこの動画が公開されたことによって、また火に油を注ぐことにならなければいいが。

偽札疑惑で通報

46才だったジョージ・フロイドさんは、5月25日にミネアポリスの「カップ・フーズ」というコンビニエンスストアでタバコを購入した。その際、店の従業員は支払われた紙幣が偽20ドル札だとして警察に通報した。駆けつけた警察官が、通りに停車していたSUVに乗っていたフロイドさんに質問をした。

※なお、この時に使用された20ドル札が偽札であったかどうかは公表されていないもよう。個人的には本当に偽札だったらすぐに公表されているのでは、と思ってしまうが。ましてやフロイドさんは逃げずに車の中にいたわけだよね。

また上の動画を見れば分かるが、フロイドさんは最初、警官に抵抗していない。まあ警官がすぐに銃を向けたので、それどころではなかったかもしれないが。

警官とフロイドさんの押し問答

【警官】
“Let me see your hands,”
「手を見せろ。」

“Stay in the car. Let me see your other hand. Get your f***ing hands up right now.”
「そのまま車の中にいなさい。もう片方の手を見せろ。今すぐ(f***)手を上げろ。」

“Put your f***ing hand up there! Keep you f***ing hands on the wheel. f***ing hands on the wheel!”
「そこに(f***)手を上げるんだ!そのままハンドルから(f***)手を離すな。ハンドルに(f***)手を置け!」

【フロイドさん】
“What did we do?”
「俺たちが何をしたって?」

”I’m sorry, do nothing.”
「ごめんなさい、何もしないで。」

“Please don’t shoot me. Please man,”
「撃たないでください、お願いです。」

“Please. I’m going to get out now. Please don’t shoot me.”
「お願いします。すぐに降りますから、撃たないでください。」

その後フロイドさんは車から降ろされて手錠をかけられ、警察が偽札の疑惑があることを告げた。

警官はパトカーに乗せようとするが、フロイドさんは閉所恐怖症のため後部座席に乗るのが怖い、と必死で抵抗し、それでも警官が押し込もうとすると、「ここで死んじゃう、死んじゃうよ」と訴えている。

フロイド氏が反対側のドアから外に出ようとしてもつれ合いになり、デレク・ショービン元警官に取り押さえられてヒザで首を圧迫され地面に押し付けられた。

その体勢でフロイド氏は少なくとも20回以上、「息ができない」と訴えている。

しばらくして動かなくなり救急車に乗せられ蘇生処置が取られたが、帰らぬ人となった。