『今日のクオモさん』クオモ知事に7人目の告発者現る――性的ではなく、力を誇示することが問題だった

7人目の告発者

毎度クオモウォッチャーです。
さすがにこんなに連チャンでクオモネタ続かないだろうと思いきや、まだ出てきた(笑)。

しかし今回のは、考えようによっては一番タチが悪いかもしれない。

ニューヨーク州アンドリュー・クオモ知事の7人目の告発者は、元記者のジェシカ・ベイクマン氏で、クオモ知事からたびたび身体を触られていたと主張している。

ただ、それだけではない。

「知事が私とのセックスを望んでいたと思ったことはありません。性的なことではないんです。権力の問題です。それは公衆の前で恥をかかせることだったんです。」

記者パーティーでの出来事

今回ベイクマン氏は、インテリジェンサーに手記をアップした。

彼女は2012年から政治系メディアのPolitico New Yorkで、州議会を取材する記者として携わっていたとのこと。

2014年後半には、たびたび腕・肩・背中・腰などを触られるようになったため、知事の公邸で開かれた記者団のためのホリデーパーティーに参加したくなかったという。

私は25才で、Politico New Yorkで州議会の取材記者として働いていました。それまで数年間、議事堂を担当していましたが、記者団の中では最も若い方で、知事の一挙一動をレポートする仕事の記者グループの中では、数少ない女性のうちの一人でした。

(パーティー参加者の)中には何十年も取材している人もいたんです。もし私がこのパーティーを欠席すれば、私自身がこのコミュニティの一員として根付くための、目に見えないチャンスを逃すことになるかもしれないと思いました。

この日ベイクマン氏が会場に到着すると、ほどなくして仕事で議事堂に戻らなければならなくなったため、最後に挨拶をしようと知事に近づいたという。

知事は握手をするような感じで私の手を取り、離さなかった。もう一方の腕を私の背中に回して腰に手をかけガッチリ固定し、カメラマンにポーズを取るよう要求したのです。

彼女は身体を触れられながら笑顔で写真を撮られたくなかったというが、権力に抗うよりも、たった一瞬だけ笑顔で写真を撮られる方が簡単に済む、と反射的に判断したのだという。

力の差を見せ、相手を押さえつける

しかし、それだけでは終わらなかった。

彼女が身体をよじって逃げようとしても、知事は身体を違う方向に向けて別の写真を撮らせたりして、手を離そうとしなかったという。

そして皆が見守る前で「アイムソーリー、気分悪い思いをさせてしまったかな?俺たちは付き合ってると思ったんだよ。」といたずらっぽく笑いながら言ったという。

ベイクマン氏は唖然としてその場に立ち尽くし、ショックと屈辱を味わったという。しかし、実はそれがクオモ知事の狙いだったと言っている。

彼女いわく、それは性的な狙いではなく、力の差を見せつけることだった。

知事は見下すように上から力の差を見せつけて、彼女がちっぽけで無力であることを示そうとしたのだと言っている。不躾な言葉や身体に触れることで、彼女らに恐怖心を与え、尊厳を奪うことが出来るのだということを知ってほしい、と述べている。

女性は単なる政治の材料

クオモ知事は「女性平等党」というのを創設し、副知事のキャシー・ホーチュル氏をピンクのストライプのバスに乗せて、選挙キャンペーンをおこなったという。

ベイクマン氏いわく、これがクオモ氏の女性観を表しているのだと。女性は単なる政治の材料であり、目的達成のための手段でしかないのだと。

またある時は彼女の質問をはぐらかしたり、面白がってみたり、馬鹿にされているように感じることもあったと例を挙げている。

まるで自分がカリスマかのように

こうしたことはちょくちょく起こっていたようだ。あまりに日常的にセクシャルハラスメントが行われているため、気が付かないのだという。

さらにクオモ知事のスタッフにも言及し、彼らは記者をいたぶることに喜びを見出していたとも述べている。ある年のホリデーパーティーでは、記者たちをディスるビデオをわざわざ作ってプレゼントされたこともあったとのこと。

またある時はバッジをプレゼントされたが、それはボーイスカウトのバッジを模したものに「クオモスカウト」と書かれており、中央にクオモ氏の姿が描かれ、「In Andrew We Trust(私たちはアンドリューを信頼する)」と書かれているものだった。

まるで自分をカリスマとでも思っているかのようだったという。しかもバッジにはベイクマン氏の名前も入っていたと。

クオモ政権だけだない、NY議会に蔓延

今回声を上げたことで、彼女は報復を受ける事を心配していると語っている。

このスキャンダルのせいで自分の名前が永久に残ってしまい、これまで苦労して築いてきた情報源から「こいつはタレコミ屋だ」と見られ、突然信頼関係を失ってしまいダメージになるかもしれない。また仕事上だけでなく、プライベートや家族のことも心配だと。

さらにこうした手記を書くことで、クオモ政権からの報復の可能性もゼロではないと言っている。あの政権には、知事の成功を脅かす人物を恫喝しようとする、感情的なテロリストが常にいるのだと。

ただこれらはクオモ政権に限ったことではなく、酔った議員に誘われたり、議会への立ち入りを拒否されたり、議員に加担する男性記者がいたりして、クオモ氏がいなくなっただけで終わる話でもなく、ニューヨーク議会に蔓延しているものだとも語っている。

なおベイクマン氏はすでに5年以上前にニューヨークを離れ、現在フロリダで仕事をしているとのこと。

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