ロサンゼルスで警官に撃たれ黒人が死亡
また警察により黒人が亡くなった事件。
現地8月31日にロサンゼルス郊外を自転車で走行していた2黒人男性が、交通違反の疑いで警官に呼び止められた際に警官ともみ合いになり、警官が発砲し死亡したとのこと。
この男性は29才のディジョン・キジー氏で、警察によるとキジー氏が逃げようとしてもみ合いになったという。警官を殴打した際に所持していた銃を落とし、それを拾おうとする動作をしたために警察が撃ったと言っている。
This NEW unobstructed video shows LASD fatally shooting Dijon Kizzee in the back as he ran away from police. #JusticeForDijonKizzee pic.twitter.com/cI4mrvyqGt
— Ben Crump (@AttorneyCrump) September 2, 2020
弁護士によると、キジー氏はその場で20発以上撃たれていたとのこと。また目撃者の女性によれば、キジー氏が銃を持っていたところは見ていないという。
この件でまた抗議活動が起こっている。
3月にもニューヨークで
さらにニューヨークでも過去の問題が浮上し、抗議活動が発生している。
今年3月30日にニューヨーク州ロチェスターで、黒人男性が警官により窒息死させられていた。この事件は当初、世間の注目を集めなかったようだ。
しかし9月2日に遺族が記者会見を開いて警察のボディカム映像を公開したところ、状況が一変した。ロチェスターでは関係した警官の起訴を求めてデモが起こったという。
精神疾患のある人物にフードを被せ地面に
この男性はダニエル・プルード氏(41才)で、精神疾患があったようだ。シカゴ在住で、この日兄弟の住んでいるニューヨークに来たと言うが、到着時に飛び降りるなど奇行があり、病院で精神鑑定を受けている。
深夜になって裸のような状態で外を徘徊したため、兄弟のジョー・プルード氏が保護を求めて911コールをしたという。午前3:16頃に警察が駆けつけ、スタンガンを構えながら地面に伏せるよう命じている。
まだ3月の寒い時期でこの日は小雪が降っており、裸のまま濡れた地面にうつ伏せにされ、手錠をかけられた。プルード氏は錯乱しているように見え「銃をくれ」などと言っている。
この時期はちょうどコロナウィルスのパンデミックの初期の頃だったためか、警官はブルード氏につばを吐かないように命じ、頭からフードのようなものを被せた。その状態で地面に押さえつけ、次第にプルード氏は何も喋らなくなった。
反応がなくなったため、警官が「You good now?」と問いかけたが、プルード氏は何も反応しなかった。
身体拘束による窒息
救急隊が到着し、CPR(心肺蘇生)を施しそのまま病院に搬送された。生命維持装置に入れられたが、その後脳死を宣告されたという。そして7日後の3月30日に生命維持装置が外され死亡している。
検死報告により、プルード氏の死因は身体拘束による窒息の合併症とされ、殺人と判断された。また興奮性せん妄と薬物PCPの急性中毒も見られたという。
このボディカム映像は、公開請求により8月20日に弁護士に渡された。遺族の承認を経て公開され、チェスター警察本部の周辺で抗議活動が起こっている。
最後に
いずれにしてもアメリカは今こうした問題が次々と起こっており波紋が広がっている。11月に大統領選が行われる予定だが、最新のCNNの世論調査では民主党のジョー・バイデン氏がリードしているという。まあCNNはアンチトランプなんだが。
ただ一方で隠れトランプ派も相変わらず根強いという話もあるし、どうなるんだろ。
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