ホワイトハウス内はクラスター状態?関係者から続々陽性反応

トランプ大統領入院、レムデシビル投与

トランプ大統領が新型コロナウィルス陽性になったことで余波が広がっている。

トランプ大統領は現地金曜の夜にウォルター・リード軍事医療センターに入院、レムデシビルが投与されたという。

ホワイトハウスのショーン・コンリー医師によると専門家と相談し、さらに経過を見るために入院することを勧めたとしている。また酸素補給の必要はないが、相談の結果投与を決めたとのこと。

レムデシビルはエボラ出血熱の治療のために開発された抗ウィルス薬で、比較的重症者に用いられてきたが、8月末にすべてのコロナ入院患者に適用が広げられていたもよう。報告されている副作用としては肝機能障害・腎機能障害・多臓器不全などがあるという。

公式は元気アピール

そんな中ツイッターでトランプ大統領は「良くなっていると思う!」とツイート。

さらに入院前に動画で「私はとても元気だが、確認してもらう」と問題のないことをアピールしている。

またケイリー・マケニー報道官は、大統領は元気で症状も軽く、一日中仕事をしていたと述べた。

クラスター発生?

報道などによると、先週土曜日にホワイトハウスのローズガーデンで行われた最高裁判事候補のエイミー・コニー・バレット氏の式典のあと、ホワイトハウス関係者の中で陽性反応者が出ていたという。

共和党全国委員会委員長ロナ・マクダニエル氏、ユタ州共和党上院議員マイク・リー氏、ノースカロライナ州議員のトム・ティリス氏などが陽性、またノートルダム大学のジョン・ジェンキンス牧師や記者の中からも陽性者が出ていた。

他にも元ホワイトハウス顧問のケリーアン・コンウェイ氏やトランプ大統領のキャンペーンマネージャーのビル・ステッピン氏なども陽性が報告されていた。

水曜には症状が出ていたか

今週トランプ大統領は、水曜日のミネソタ州の集会の帰りのエアフォースワンの中で寝てしまったといい、翌木曜日のニュージャージー州でのイベントの帰りにすでに倦怠感を訴えていたとのこと。普段は非常にエネルギッシュで、機内ではテレビを見たりツイートしたりするのだという。

それと元々ホワイトハウス内ではマスクの着用がルーズだったとも言われている。マスクの必要性を主張する専門家のアドバイスを嘲笑することもあったという。今回ホワイトハウスの番記者たちの中からも、3名の陽性者が出ているようだ。

なおトランプ大統領の14才の息子バロン氏や、娘のイヴァンカ氏、その夫のジャレッド・クシュナー氏らは陰性だったという。

最後に

もしトランプ大統領が深刻な症状になったとしたら、マイクペンス副大統領に一時的に代行する手続きになるが、今のところ移譲はしないもよう。

アンチの中にはトランプ大統領がこのタイミングでコロナ陽性になったことに作為や疑問を呈する声もあるが、いずれにしても2020大統領選のドラマになったことは間違いないかと。

これででもしバイデン氏が勝ったとしたら、中国が元気になるのかな。

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2023年4月1日
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