いよいよ弾劾裁判スタート
さて米現地時間2月9日午後1時から、トランプ氏の弾劾裁判が開始される予定だという。
ご存知の通りトランプ氏が弾劾にかけられるのはこれで2回目で、前回はウクライナのゼレンスキー大統領に政治的圧力をかけた疑いだったが、けっきょく無罪だった。
今回は1月6日の国会議事堂襲撃事件をトランプ氏が煽った、という疑いがかけられているが、当のトランプ氏はすでに大統領職から離れており、この弾劾自体が憲法違反の疑いがあるという。
そもそも弾劾は大統領・副大統領及びすべての文官に対してその罪を問われるもので、その意味ではトランプ氏は1月20日正午を持って一般人になっている。
違憲かどうか
また弾劾については、合衆国憲法第1条第3項「アメリカ合衆国大統領が裁判にかけられるとき、最高裁判所長官が議長を務める。」となっている。
これに対してジョン・ロバーツ最高裁長官は引き受けない姿勢を示し、その理由は述べられていないが、この時点で憲法に準じているか疑わしい。
ただトランプ氏を訴えている議員団サイドは、告発の行為は大統領在任中に行われたものだ、という理屈を主張しているもよう。
そのため9日は、まずこの弾劾が憲法に適合するかどうか審理されることから始まるとのこと。
トランプサイドは
トランプ氏の弁護士は2月8日に裁判覚書を発表し、上院が一般人を裁くことは「私権剥奪法」に相当すると述べ、また1月6日の演説は扇動とは矛盾していると主張している。
また弁護チームによると、FBIが暴動は数日前に計画されたことを確認していたことを引き合いに出し、演説とは何の関係もないと主張している。
さらにマーク・メドウズ元ホワイトハウス参謀長がFOXニュースの番組に出演し、
- トランプ大統領は1月6日の前に国会議事堂警察・州兵・国防総省に、ワシントンDCを警護するよう要請していた。
- 国防長官から1万人の州兵の準備ができていると回答をもらった。
- 説明責任は議事堂側にある。
と爆弾発言をしている。
爆弾動画も?
またトランプ氏の弁護チームの主任弁護士ブルース・キャスター氏もFOXニュースの番組で、アン○○ファや他の過激派が暴動を扇動している証拠映像について言及している。
番組ホストに「1月6日の国会議事堂の反乱を扇動したとされる、民主党の決起ビデオを使用するか?」と質問されたキャスター氏は
期待してもらっていいよ。私の目がちょっと充血して見えるとしたら、それはたくさんの動画を見てきたからなんだ。
街が燃やされたり、裁判所が攻撃されたり、連邦捜査官が街頭で暴徒に襲われたりしている映像がたくさんある。
この弾劾が、民主党にブーメランにならなければいいが。
トランプ氏「リスクゼロだ」
そういえばトランプ氏は退任前の1月12日テキサス州アラモのスピーチで、
私への弾劾のリスクはゼロだ。
次期大統領や次期政権にしっぺ返しがくるだろう。
と断言していたが。
さてどんな展開になるのか注目。
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