タリバンは米国がアフガニスタン軍に提供した武器を続々奪っている――アフガン軍はすでに逃走

米軍装備をタリバンが奪う

ロイターによると、米国がアフガニスタン軍に提供した武器や軍用装備が、タリバンに奪われていると報じています。

アフガニスタン軍はすでに逃げ出しており、残った兵器や装備で使えるものはすべてタリバンの手に落ちていっているといいます。

彼らにとってトロフィー

米政府関係者の話として、正式な数は把握できていないものの、装甲車2,000台以上、軍用ヘリUH-60ブラックホーク、偵察用攻撃ヘリ、軍用ドローンなどを含む最大40機の航空機がタリバンによって支配されたと考えられているようです。

我々はすでに、アフガニスタン軍から奪った米国製の武器で武装されたタリバンの兵士を見た。

これは米国および同盟国に大きな脅威をもたらすものです。

(彼らにとって)トロフィーのようなものだ。

とマイケル・マコール共和党下院議員は言っています。

夜間装備も

2003年から2016年の間で、米国はアフガニスタンに軍用機208機を提供しているとのこと。これらはアフガニスタン人パイロットがタリバンから逃げるために役立ったといいますが、それ以前からタリバンはパイロットを暗殺する計画を進めていたようです。

また米国は少なくとも60万丁の歩兵用銃・通信機器16万2千機・暗視ゴーグル1万6千・小型無人機などを提供してきたといい、これらが夜間の活動に役立つといいます。悪夢です。

ただ一方で、最新兵器は定期的なメンテナンスが必要で、専門知識・技術がないと扱えないものだとも伝えています。

大きな国と共有の懸念

これらの兵器はタリバン自身が使用すると予想されていますが、中国外交専門家アンドリュー・スモール氏によると、タリバンがこれらの兵器を、あの大きな国と共有する可能性が高いとコメントしています。

もしそうなったとしたら、攻撃に使われるのと同時に、第二次大戦時に米国に零戦を分析されたように、これらの兵器を分析される可能性もありますね。

そうしたことも含め、タリバンが奪ったこれらの兵器をどのように利用するか、懸念されます。

ゲリラ戦にはかなわない

映画スター・ウォーズのオリジナル三部作で、最後エピソード6で帝国軍と戦ったのは、原始的な惑星エンドアに生息するかわいいクマさんたちでした。

当時ファンの間では、最後どんな展開になるのか期待したのに「クマかよ」と不評でした。

しかし後に明らかになったのは、「いかなる最新兵器も原始的なゲリラ戦にはかなわない」という、ベトナム戦争を皮肉ったジョージ・ルーカスの戦争に対するアンチテーゼが込められていたことでした。

最新設備の米軍やNATO軍を向こうに回したタリバンにはそれを感じます。

ではこの辺で失礼します。