ホワイトハウスのコカイン捜査が打ち切りも、パックから指紋が検出されたとリーク

コカイン問題、捜査打ち切り

以前書きましたが、7月2日にホワイトハウスで不審な白い粉が見つかり、分析の結果、コカインだったことが判明しました。

ホワイトハウスで見つかった白い粉はコカインと判明――あいつのものか?との憶測が広がる

2023年7月5日

ホワイトハウスを警備しているシークレットサービスは12日に、容疑者が特定されないまま、捜査を打ち切ったと発表しました。

警備が厳重なはずのホワイトハウスで、さすがにそれはいかがなものでしょう。

至る所に監視カメラが張り巡らされ、出入りは必ず検問所を通らなければならず、チェックのための麻薬捜査犬まで配備されているというのに。そんな厳重なセキュリティを、どのようにしてかいくぐることができたのでしょうか。

元シークレットサービスのダン・ボンジーノ氏によれば、犯人はバイデン家の誰かに間違いないと主張しています。「それ以外に説明がつかない。検問を通るはずがない。」

シークレットサービス「証拠が得られなかった」

シークレットサービスの報道担当によると、この月初めの週末に通過した約500人のスタッフと訪問者のリスト以外には、容疑者を絞り込む証拠は得られなかったと述べています。

その500人全員に事情聴取することは、リソースの負担が大きく、市民の自由を侵害する可能性があり、また、麻薬と誰かを結びつける物的証拠がなければ、実を結ばない可能性が高いと判断したという。

見つかったコカインは208ミリグラム(約0.007オンス)という少量で、ワシントンDCでは軽犯罪法違反にしかならず、500人の事情聴取を行うには割に合わない、とのこと。

まあ何とでも言うんでしょうけど。

こうした報道を、世界の各国が見ていないはずはありません。少量だったからとかじゃなく、アメリカはきちんと結果を出して世界に示すべきだったのでは。

実は薬物発見は3回目だったと判明

これに関してシークレットサービスは13日にブリーフィングを行いました。

ブリーフィングに参加した下院監視委員会のローレン・ボーバート議員(共和党)によると、ホワイトハウスから薬物が発見されたのはこれが初めてではないという。

それによると昨年、マリファナが2度も発見されていたんだとか。つまりバイデン政権になってから3度も薬物が発見されていることになる。

しかも議員たちは2度のマリファナ発見は聞かされていなかった――つまり隠蔽されたってことでしょうね。

コカインも隠蔽される可能性があったかもしれませんが、今回はたまたま危険物処理班が出動して大騒ぎになってしまったため、発表せざるを得なかったのではと想像します。

指紋が検出されていた?

そんな中、興味深い情報が出ています。

ソルジャー・オブ・フォーチュン(SOF)というメディアは、2名の関係者の話として、コカインのパックから指紋が検出されている、と報じました。

そもそもSOFってどんなメディアかと思いきや、1975年からあるミリタリー/サバイバル系のマガジンだという。2016年まで印刷版の雑誌を発行していたようですが、現在はWebマガジンになっています。

記事によると、この2人の情報提供者は、パックを扱ったと思われる人物の名前を特定したという。しかし正式な確認が取れるまで、その名前は伏せられました。

SOFは12日に、指紋の結果を知っていると思われる3つの機関に、情報公開法(FOIA)による情報公開請求を提出しているとのこと。

その3機関とは、ワシントンD.C.消防救急医療サービス局、コロンビア特別区警視庁、シークレットサービスです。

まあ拒否されたら裁判になる可能性ありますし、そうなると時間がかかるので続報を待つしかないですけど。


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