中国の秦剛外務大臣が失踪後に解任――不倫ではなく軍の機密情報が漏れたのが理由か

Fotos Presidencia El Salvador, CC0, via Wikimedia Commons

秦剛外務大臣解任に新たな疑惑

ハンター・バイデンのかつての盟友デボン・アーチャー氏の議会証言を阻止するため、司法省が彼を拘束しようとしたというのは否定されましたね。司法省は証言を許可する文書を提出したようです。

さて中国の秦剛(しん・ごう)外務大臣が失踪後に解任されたのは、日本でも幅広く報じられました。

この失踪事件で、秦氏が台湾の著名なTVジャーナリストと不倫関係にあるというウワサが流れました。この女性も秦氏失踪と同時期に表舞台から姿を消しています。

しかし秦氏の解任はこれが真の理由ではなく、別の理由があるとの情報が出ています。その理由とは、人民解放軍の軍事最高機密の情報漏洩に絡む問題だという。

その最高機密は、人民解放軍の極秘ロケット部隊に関するものだったというが・・・。

女性ジャーナリストとの不倫のウワサ

秦氏は6月25日に北京でロシア高官らと会談して以来、その動向が不明になり、7月中旬にインドネシアで開催されたASEANの会合も体調不良を理由に欠席しました。

中国外務省は7月11日の記者会見で、秦氏は「体調不良」に苦しんでいると説明しましたが、この説明は記録から消えたという。

秦氏の行方がわからないことについてさまざまな憶測が飛び交い、一時、新型コロナウイルスに感染した疑いが報じられました。

ところが7月15日に台湾のメディアが、フェニックTV(鳳凰衛視)の女性ジャーナリストのフー・シャオティエン(傅曉田)との不倫が原因だと報じました。

それによると、秦氏が駐ワシントン大使時代にフー氏と不倫関係にあったという。またイギリスのメディアは、フー氏も同時期に姿を消したと報じ、彼女の息子も行方不明だという。

さらに、2人の間にはアメリカ国籍の子供がいるとのウワサも流れました。

この報道に対し、7月17日に中国外務省の報道官は「申し上げる情報はない」と述べました。

姿を現さないまま解任

7月25日、全人代常務委員会で秦氏の解任が決定し、後任には前外交部長の王毅氏が就任しました。秦氏は就任からわずか7ヶ月で解任されています。

しかし依然として秦氏の動向は定かではなく、姿を消したままだという。

ワシントンポストによれば、秦氏は中国政府内にライバルが多く、急に出生したために嫉妬を買う理由があると述べています。

また中国では通常、政治家が男女問題で告発された場合、党は女性の方を追及するという。中国テニスチャンピオンの彭帥(ポン・シュアイ)と高官との関係が暴露されたとき、失踪して厳しい処分を受けたのは彼女の方でした。

中国ロケット軍の情報が米国に漏洩

法輪功系のエポックタイムズは、中国共産党幹部に近い情報提供者の話として、秦氏が解任されたのは不倫が原因ではなく、軍の機密情報が漏洩した疑惑からだという。

それによると、解任は中国の最高機密である「ロケット軍」に関わる最近のスキャンダルと関連があるとしています。

中国人民解放軍(PLA)の中で最も極秘とされるロケット軍は、PLAの陸上核ミサイルと通常弾道ミサイルを担当する戦略・戦術部隊だという。

しかし昨年10月24日に、米空軍のシンクタンク「中国航空宇宙研究所(CASI)」が、中国ロケット軍の組織構造を詳細に明らかにした242ページの報告書をリークしたのです。

なぜかこの文書には、ミサイル部隊の最高指揮系統から兵站製品基地まで幅広い情報が含まれ、中国各地でのロケット部隊の配置を示す地図も掲載されており、さらにロケット部隊の暗号化された識別番号の解読方法まで記載されているとか。

とんでもない軍事機密が漏洩した可能性がありました。

ロケット軍の粛正

それに付随するかのようにここ数カ月、中国内外のメディアは複数のロケット軍の将兵が粛清されたと報じているという。情報提供者によると、これがCASIがリークした報告書に関係しているというのです。

秦氏の解任とロケット軍の粛正は、ほぼ同時に起こりました。

7月27日には中国国営メディアの「The Paper」が、ロケット軍の元副司令官Wu Guohua(ウー・グオフア?)氏が7月4日に病気のため亡くなったと報じましたが、その情報はすぐに削除されたという。

これに関して台湾のメディア「ニュートーク」は7月10日、内部情報筋の話としてウー氏の自殺疑惑を報じています。

アメリカに亡命している中国軍の元中佐ヤオ・チェン氏によると、ウー氏の死因に疑問があると言っています。というのも、ロケット軍の高官は軍での地位が高いため、最高の医療を受けることができたはずだと説明しました。

なのに、死亡から約3週間以上も経ってから報じられたのです。

習近平の逆鱗に触れた?

情報提供者によれば、アメリカに留学しているロケット軍の高官の息子が、米国側にロケット軍の報告書を売ったという。

このことが米国にいる中国共産党の諜報員の耳に入り、それにフー・シャオティエン氏が関与していることを突き止めたとのこと。フー氏は秦氏に、情報リークを隠蔽する手伝いをしてくれることを依頼したというのです。

フー氏は、表向きフェニックスTVのジャーナリストだが、実は二重スパイの疑いがあるという。

そのため、習近平国家主席に情報漏洩の報告が遅れ、習主席は秦氏を疑いの目で見るようになったんだとか。

57歳だという秦氏は、2022年10月から2023年3月までの半年足らずの間に立て続けに3回も昇進し、中国共産党の中央委員に選出されたという。昨年12月には外務大臣に就任し、今年3月には国務委員に任命されているのです。

それだけ習主席から目をかけられていた秦氏が、突然失脚したのには、それだけの背景があったというのか。

さて信じるか信じないかはあなた次第です。

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