性転換者が議会で証言――「私は米国史上最大の医療スキャンダルの被害者」

Staff of US Representative Marjorie Taylor Greene, Public domain, via Wikimedia Commons

脱トランスジェンダーが議会で証言

7月27日の米下院の司法委員会で、未成年者のジェンダー・アファメーション・ケア(性別肯定ケア)に関する公聴会が行われ、クロエ・コール氏が証言しました。

現在19歳のコール氏は、13歳からジェンダー移行をスタートし、思春期ブロッカーやホルモン療法などさまざまな治療を受けた後、17歳で性転換を辞めた「脱トランスジェンダー」です。

「私は今日、アメリカ合衆国史上、最大の医療スキャンダルの被害者として、皆さんにお話しします。」

冒頭から衝撃的な表現で訴えたコール氏は、ジェンダー・イデオロギーが彼女に”取り返しのつかない害を与えた”と批判しました。

「このスキャンダルを終わらせる勇気を持ち、私が経験したようなことを、他の弱い立場のティーンエイジャーや子供、若者が経験することのないようにしてください。」

13歳で性別適合ケアを始める

私の名前はクロエ・コールです。

別の言い方をすれば 私は間違った体に生まれてきたと信じていました。そして、私が信頼していた大人たちは、私の信念を肯定しました。

コール氏は子供の頃、自閉症スペクトラムを含む精神衛生上の問題に直面したという。

自分自身を「社会規範に合わないおてんば娘」といい、SNSでLGBTQに関するコンテンツ、特にトランスジェンダーの少年が登場するコンテンツをたくさんレコメンドされた後に、初めて移行を考え始めたと言っています。

中学2年生の時に性的暴行を受け、その後自分のバストを縛り始めたという。

13歳の2018年2月、初めて思春期ブロッカー「ルプロン」を処方され、1ヶ月後には男性ホルモンの「テストステロン」注射を開始し、その後2年間続けています。

そして15歳の2020年6月、二重乳房切除術を受けました。

現在コール氏は、カイザー財団病院、パーマネンテ・メディカル・グループ、そして数人の医師を訴えています。

医師のせいで、欺瞞と強要の道を歩むことになった

12歳のとき、私は医療チームが後に性同一性障害と診断するような経験をし始めました。

私は思春期早々で、自分の体に起こっている変化にとても不快感を感じていた。男性から注目されることに怯えていました。

そして両親に「男の子のような気がする」と言ったとき、振り返ってみると、私が言いたかったのは、思春期が嫌だった、この新しく発見した性的緊張が消えて欲しかったということでした。

コール氏は両親に手紙で、トランスジェンダーであることをカミングアウトしました。

両親はすぐに心配し、医療の専門家から助けを借りる必要を感じた――今考えれば、これが間違いだったという。

受診した医師は、両親に「思春期をブロックする薬をすぐに飲ませる必要がある」とアドバイスしたとのこと。

「そのせいで、私たち家族全員が、イデオロギーに突き動かされた欺瞞と強要の道を歩むことになったのです。」

この選択は、両親にとって警戒心を解くのに十分だった。家族全員が、いわゆるジェンダー肯定ケアの犠牲になった瞬間だったのです。

ホルモン剤が体に変化をもたらした

医師は、思春期ブロッカー→そしてテストステロンへと急ピッチで進めたという。

その結果、更年期障害のような「ほてり」で、学校に集中できなくなったとのこと。現在でも、関節痛や背中の変な痛みがあると訴えました。

そして、初めてテストステロン注射を打った時、自分の体に永久的な変化をもたらしたという。

「私の声は永遠に太くなり、顎のラインはシャープになり、鼻は長くなり、骨格は永久に男性化し、喉仏はより目立つようになり、生殖能力は未知数となった。」

時おり鏡を見ると、まるで怪物のように感じたという。

そして15歳の時、二重乳房切除術を受けました。

切除された乳房は、がん検査の後、焼却されたという。

医師の理論は間違っている

しかしコール氏は、手術から1年も経たないうちに、いつか母乳で子供を育てたいと思うかもしれないと気づきます。

私は将来の女性としての大きな部分を奪われました。

母乳で育てることもできない。

鏡に映る自分を見るのもつらい。

今でも性機能障害と闘っています。

コール氏の胸には大きな傷跡が残り、切除した後の皮膚移植は今でも体液が滲んでいるという。

また手術後、学校の成績は急降下しました。

コール氏が経験したことの全ては、自分が抱えていた精神衛生上の問題を根本的に解決するものではありませんでした。

「そして、性別に関する理論を持つ医師たちは、私が手術によって漠然と男の子に”似たもの”に変身すれば、私の問題はすべて解決するだろうと考えたが、彼らの理論は間違っていました。」

確かに薬と手術によって体は変えられたが、自分が女性であるという基本的な現実は変えられなかったし、これからも変えられないだろうと述べました。

殺し文句

コール氏の両親に対し、医師はこう言いました。

「死んだ娘か、生きているトランスジェンダーの息子を持つことができるか」

この台詞は以前もこのブログで書きましたが、性転換イデオロギーを勧める医師たちの「殺し文句」です。医師がこれを言えば、親は承服せざるを得ない。

なぜなら、子供に自殺されるよりは、性転換してでも生きている方がはるかにましだからです。

医師が私の両親に、死んだ娘か生きているトランスジェンダーの息子を持つことができると初めて告げたとき、私には自殺願望があったわけではありません。

私は幸せな子供で、人と違うことで苦しんでいたんです。

しかし、手術後の16歳のとき、私は自殺願望を持つようになってしまった。

今は良くなっていますが、両親はもう少しで、医師から約束された「死んだ娘」を手に入れてしまうところでした。

私の主治医は、彼らが避けようとしていると言っていた悪夢を、まさに作り出そうとしていたのです。

クロエ・コールが訴えたかったこと

ではコール氏が、ティーンエイジャーに伝えたかったこととは?

私は嘘をつかれる必要はなかった。

私には思いやりが必要だった。

私は愛される必要があった。

男の子に変身すれば、すべての問題が解決するという妄想を肯定するのではなく、自分の問題を解決するためのセラピーを受ける必要があった。

コール氏は、10代の子供たちに「間違って生まれてきた」とか、「自分の体を拒絶し、自分の肌に違和感を感じるのは当然だ」などと言うのをやめる必要があるという。

思春期は大人になるための通過儀礼であり、緩和されるべき「病気」ではないのだと。

彼女は、議員たちに訴えました。

医師も人間であり、時には間違っていることもあることを認識してください。

私の子供時代は、私たちのネットワークを通じて知り合った何千人もの脱転移者たちとともに「台無し」にされたんです。

これを止める必要がある。あなた達だけが止められるのです。

この野蛮な疑似科学によって、すでに多くの子どもたちが犠牲になっている。

子供には手術を試みるべきでない

フロリダ大学と非営利団体ブルックス・リハビリの研究者によると、過去5年間に性別適合手術を受けた人の81%が、手術後の数週間から数カ月間、動き回るだけで痛みに耐えたと答えています。

そして半数以上が、セックス中の痛みに耐えなければならず、3分の1近くが膀胱をコントロールできなかったという。

フロリダ大学の理学療法学教授メリル・アラパトゥ博士によれば、「筋骨格系の痛み、動くことの困難さ、骨盤底機能障害を訴える割合が高い」という。この分野では、さらなる研究が必要だと言っています。

また世界的にジェンダーを肯定する医療を提唱している世界トランスジェンダーヘルス専門家協会でさえ、子どもには手術を試みるべきではないと述べています。

批評家たちは、まだ身体的に発達途上にある若者たちに侵襲的で負担の大きい手術を施せば、一生「機能不全」に陥る可能性があると警告しているという。

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