気象科学者「気候変動はでっち上げられた詐欺」――それは気候変動憂慮主義の複合体だった

気候変動論者だった科学者が手のひら返し

またもやドナルド・トランプ氏が近々に別件で起訴されると言われています。今度はジョージア州の2020年選挙干渉についてです。まあ選挙運動をさせなくする手段でしょうかね、お金も体も。

さて昨今叫ばれている気候変動について、ある科学者が「ねつ造だ」と反論しています。

この気象科学者=ジュディス・カリー氏は、以前は気候変動論を支持していたという点で、その手のひら返しっぷりが話題になっています。

カリー氏は以前、ハリケーンの劇的な増加を示す研究報告をしたとき、メディアに気に入られて持ち上げられたという。

しかしそれに反論する科学者たちに指摘され、自身でデータを調べていくうちに気づいていったんだとか。

そこには、データを隠蔽しようとする科学者達の策略を見つけたという。

ロックスターのように扱われた

「捏造されたコンセンサスだ」とジュディス・カリー氏はいう。

あるときカリー氏は、ハリケーンの強さが劇的に増えている事を示す研究を発表しました――「カテゴリー4と5のハリケーンの割合が2倍になったことがわかりました」

するとメディアは、彼女のことを気に入ったという。

彼女がさかんにメディアに取り上げられたことで、気候変動憂慮論者は気づいた。「この方法があったか」・・・つまり「異常気象と気候変動を結びつければいいんだ!」と。

カリー氏は環境擁護団体と憂慮論者に支持され、ロックスターのように扱われたという。「政治家と会うためにあちこちに飛ばされました」

でっち上げに気づいた瞬間

しかしカリー氏の研究について、ある研究者たちが、ハリケーン発生が少ない年とのギャップについて指摘をしました。

彼女は優秀といわれる科学者がそうするように、その反論に目を背けず、調査を開始しました。すると、その反論が正しいことに気づいたという。「一部はデータが悪かった。その一部は自然な気候変動だったんです」

その後、気候変動支持の研究者たちが、彼女のようにオープンマインドではないことに気づかされます。

そして流出した電子メールから、「気候変動が危機的ではない」ことを示唆するデータを、そうした科学者たちが隠蔽しようとする試みが明らかになったという。

「酷いことだった」とカリー氏は言う。

「情報公開の要請を避けたり、学術誌の編集者をクビにしようとするのです」

資金が集まり、気候変動産業が形成された

そこでカリー氏は、「気候変動産業」が存在することに気づきます。

その起源は、国連の環境プログラムにまでさかのぼるといい、一部の国連職員は”反資本主義”に突き動かされていたという。

「彼らは石油会社を憎み、自分たちの政策を推進するために気候変動問題を利用したのです」

国連は気候変動に関する政府間パネル(IPCC)を設立しましたが、カリー氏によれば、IPCCは温暖化の恩恵に焦点を当てる目的ではなく、元々は「危険な人為的気候変動を調査する」ためだったとのこと。

そこに続々と各国が資金提供をするようになり、研究者たちは人為的な気候変動に警鐘を鳴らすことで”金が集まる”ことに気づいたという。

このようにして「捏造されたコンセンサスが生まれたのです」

たとえそれに疑いを持つ人が資金を得たとしても、メディアの編集者が気候変動憂慮論者であるため、記事にはならないのだという。

それが巨大な資金による、”気候変動憂慮主義”の複合体なのだと。

ノーベル物理学賞ジョン・クラウザー博士

ノーベル物理学賞の受賞者であるジョン・クラウザー博士も、気候変動に異議を唱える専門家の一人です。

クラウザー博士は、地球を脅かす気候危機など存在しないと述べており、「私たちが今生きている世界は、誤った情報に満ちている。現象の正確な観察に基づいて真実と虚偽を見分ける審判の役割を果たすのは、皆さん一人ひとりなのです」と主張しています。

またその一方で、「世界の多くの人口にまともな生活水準を提供するための非常に現実的な問題と、それに伴うエネルギー危機は存在する。私に言わせれば後者は、間違った気候科学によって不必要に悪化しています」と述べています。

そのクラウザー博士は最近、国際通貨基金(IMF)での講演をキャンセルされました。

IMF独立評価局のパブロ・モレノ局長が、ジョン・クラウザー氏の講演のチラシを読み、即座に講演をキャンセルしたという。

チラシは韓国のソウルで開催された「Quantum Korea 2023」のもので、クラウザー博士が気候変動に異議を唱える発言をした直後でした。

気候変動は雲の影響を考慮していない

クラウザー博士は、一般的な気候モデルは信頼性が低く、雲による劇的な温度安定化フィードバックを考慮していないと述べています。

それによると、地球の衛星写真で最も目立つのは真っ白な雲であるといい、これらの雲のほとんどは、太陽光による海水の蒸発によって発生し、地球表面の3分の1から3分の2を覆っているという。

この雲が、太陽光エネルギーが地表を温暖化する前に、そのエネルギーを宇宙空間に反射しており、雲による温度調節効果は、CO2の温暖化効果の50倍以上であると主張しています。

つまりこの反射雲の形成が、強力な負のフィードバック効果によって地球の温度を調節する「天然のサーモスタット」の役目をしているという。

クラウザー博士によると、気候変動に関する政府間パネルと米国科学アカデミーは、雲の影響が気候予測における最大の不確定要素であることを繰り返し認めていると述べ、IPCCは雲の影響を完全に誤解しており、この支配的なエネルギー輸送プロセスを完全に無視している」と付け加えました。

「誤った気候科学は、大規模なショック・ジャーナリズムの疑似科学へと転移している。そしてその疑似科学は、他のさまざまな無関係な悪のスケープゴートとなった。疑似科学は、同じような見当違いのビジネス・マーケティング担当者、政治家、ジャーナリスト、政府機関、環境保護論者によって宣伝され、拡大されてきた。」

キャンセルカルチャー

ともかく左派エリートたちは、自分らに反対意見を述べる者をことごとくキャンセルし、排除してきました。クラウザー博士のように、発表の場さえ奪われるのです。

それはネットでは「検閲」や「BAN」という形で現れたのは言うまでもありません。彼らはワクチンやコロナ政策に異論を唱える者に対して、一方的に「誤報」というレッテルを貼ってBANしてきました。そしてビッグテック企業はそれに協力してきました。

反対論者がどんなに証拠を集めて正しい理論を主張しても、排除されます。これじゃ真実も科学もへったくれもありません。

ではなぜ彼らはキャンセルし、排除するのか?――それは反対意見を言われたくないからでしょう。なぜなら反論を言われると、自分たちがやっていることがバレる可能性があるからでは。

こうしたやり方は独裁権力がやることです。しかし今の時代が一見して独裁に見えないのは、エリートたちが同じ方向を向いて、結託して協力し合っているからです。これは山羊座時代のやり方なのです。

ジャニー喜多川氏の性加害問題に対して、芸能界もメディアも政治も、結託して無視してきました。同じことです。木原官房副長官の件は、なぜどこも報じないのですか?

一方でビッグモーターなどは喜々として報じます。なぜならエリートの権力が絡んでいない。ただの一企業の暴走だからです。

ところでいま左派は、司法まで結託しているのが始末に悪い。これはなかなか難儀です。トランプはその犠牲になるのか?


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2023年4月1日
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