監視兵はハマスの活動を3ヶ月前から警告してきた――しかしイスラエルは無視した

ハマス攻撃の3ヶ月前から警告されていた

前記事で書いた通りやっぱりイーロン・マスク氏はガザにスターリンクを提供しましたね。一応”国際的に認められた援助組織”っていう条件はあるけど。

さて10月7日にガザ地区を統治するイスラム原理主義「ハマス」がイスラエルに攻撃を始めて、早くも3週間が経過しました。

当初から奇妙だったのは、なぜこの攻撃に、世界でも有数な諜報機関を持つイスラエルや米国が気づかなかったのか、そしてもし事前に気づいていたら何らかの対策ができたのではないか、ということです。

この落ち度については当ブログでも以前取り上げました。↓

ハマス攻撃、やはりイランがゴーサインを出した――米もイスラエルも察知できず、歴史的な失敗を犯した

2023年10月9日

しかしこのたび報じられたところによると、イスラエルの現場レベルでは少なくとも3ヶ月前から、ハマスの動きを察知し、警告してきたという。

しかしイスラエル当局は、その警告を無視してきたというのです。

異常な行動を報告したが、無視された

タイムズ・オブ・イスラエルによると、イスラエル国防軍(IDF)の監視兵たちは、数ヶ月にわたってハマスの動きに警告サインを指摘してきたものの、情報機関が「重要なものではない」として無視していたという。

それによると、10月7日の攻撃の少なくとも3カ月前には、ナハル・オズの基地の監視兵が、自分たちから1kmほどのところにある、そのときすでに騒然としていたガザ国境で”何か異常なこと”が進行している兆候を検知しており、報告していたとのことです。

監視兵たちが報告したものは、ハマスの工作員が一日に何度も訓練を行い、穴を掘り、国境沿いに爆発物を設置しているという情報も含まれていたとか。

そしてこれらを報告した監視兵たちの証言によると、報告を受けた者たちは何も行動を起こさなかったという。

農民だから心配することはない

IDFの監視兵は、戦闘情報部隊に属し、国境沿いやヨルダン川西岸一帯で活動しており、24時間体制で現場の兵士にリアルタイムのインテリジェンス情報を提供するため、多くの人から「軍隊の目」と呼ばれているようです。

監視兵たちは、さまざまなカメラやセンサー、地図を通じて情報を収集し、それぞれが監視を担当する15~30kmの土地で起こる小さな変化にも鋭敏に反応することが求められているという。

そして監視兵によって関連情報が収集されると、その情報は諜報部員を含む指揮系統の上層部に伝えられ、その後、諜報部員はどのような措置をとるべきかを決定するのだとか。

しかし、キブツ・ナハル・オズの基地に駐留していた2人の監視兵の証言によれば、10月7日に何が起こるかの兆候は、決して真剣に受け止められることはなかったとのこと。

証言した女性監視兵によると、多くの私服姿のパレスチナ人が地図を持って国境フェンスに近づき、周辺の地面を調べたり、穴を掘ったりしているのをよく見かけたという。

ある時、上層部にその情報を伝えると、「彼らは農民だから心配することはない」と言われた。

だんだんと頻度が増した

またハマスは、国境フェンスでひっきりなしに訓練をしていたという。最初の頃は1週間に1回、それから1日に1回になり、そしてほとんど絶え間なくなっていったという。

それを見た監視兵は、フェンスで行われている訓練の頻度に関する情報を伝えるだけでなく、戦車の運転方法やトンネルを通ってイスラエルに侵入する方法など、訓練内容の証拠を集めた。

そして国境での活動が活発化するにつれ、何かが起こるまで「時間の問題だ」と理解したと言っています。

「私たちは交代で座り、バンの車列を見た。訓練では、人々が銃を撃ち、戦車を銃撃したり、転がしたり、戦車を乗っ取る練習をしたりした。訓練は週に1回から2回になり、毎日から1日に数回になりました」

「国境沿いにはパトロール隊がいて、カメラや双眼鏡を持った人たちがいた。フェンスから300メートル離れた場所で起きたことです。多くの騒ぎがあり、人々はフェンスに降りていき、とんでもない量の爆薬を爆発させていた」

このように何が起きているのかを確認し、すべてをコンピューターに書き留め、それを伝えたが、その後その情報がどうなったかはわからないという。

指揮官たちは皆、それが普通のことであるかのように、日常であるかのように扱っていたとのこと。

10月7日の午前6時30分、全てが変わった

そうこうしているうち、10月7日の午前6時30分、全てが変わった。

「あらゆる方向から、銃を持って国境に走ってくる人たちを見たのです。バイクやピックアップトラックがフェンスに向かって直進してくるのを見た。」

「あんなこと、一度も見たことがなかった。」

「彼らがフェンスを爆破し、破壊するのを見た。泣いていたかもしれないけれど、私たちは自分の仕事を続けたんです」

この監視兵は生き残った。
基地にいた他の監視兵の中で唯一、殺されたり拉致されたりしなかった。

この監視兵がいた地域は、フェンスに沿った複数の地点のうちの2つにすぎず、そこから2,500人のハマスがイスラエルに突入したという。

これはイスラエル側がハマスをぶっ潰すための理由作りに、あえて無視したのかはわかりません。

しかし単なる理由作りにしては、多くの犠牲を出してしまったかもしれない。

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2023年4月1日
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