現在開催中の平昌オリンピックで高梨沙羅選手が銅メダルを獲得した。
「銅メダルで残念」なのか「よく頑張った」なのかは、人によって受け取り方が違うだろうが、前回のソチで期待された結果を出せなかった分、今回なんとかメダルに手が届いたと言う意味ではよかったのではないか。
期待を裏切り逆に叩かれ
そんな高梨選手にとって、明らかにメダル獲得のチャンスは前回のソチ五輪だったのは間違いない。なにせそのシーズンのワールドカップでは直前まで13戦10勝と、まさに敵なしの無双状態だったので、我々日本人だけでなく世界中の誰もが「高梨沙羅=金メダル鉄板」と考えていただろう。しかし残念ながら結果は4位で、金メダルはおろか表彰台にさえ上がれなかったのだ。
ちなみに今季はワールドカップでもまだ未勝利だったので、頑張ったと言えるかもしれない。
一方で、あんなに無双だったソチの時にメダルを逃したからか、ここのところの高梨選手は叩かれる事が多かった。スポーツ選手としては過剰なメイクに整形疑惑、2000万円クラスのベンツなどが取り沙汰されたり、またイベントなどでも派手な露出が多くなったことがその要因だ。
別にメイクや車は個人的なことなので関係ないだろうという意見もあるが、スポーツ選手の中にはそういうことで目立たず本業の競技で健気に頑張り、結果を出している選手はたくさんいる。高梨選手の場合はソチで期待に応えられなかった分、別なところで目立つのは、その分跳ね返りが大きくなるのは世の常だし、ある意味仕方がない。
海外ならいざ知らず、特に日本ではそういう“はみ出し”は歓迎されないのがデフォである。「何をいい気になってるんだ?」「化粧は競技に関係ない」と辛辣な批判が並んでしまう。実際、そんな彼女に対して祖父からの苦言が報道されたこともある。
高梨沙羅選手のホロスコープ
そもそも高梨沙羅選手のホロスコープは、火星やおそらく月も獅子座なので、素の部分では人の評価を気にしないところがあると思う。しかもこの月は他の天体からの抑えが効いていないので、特にそうなのでは。ただ、金星や太陽は乙女座だったり天秤座だったりするので、あまり周りからはそうは見えないのだろう。細かくはハウスを見ないといけないが。
こういう月はわりと反発を招きやすいかもしれない。それと叩かれた原因のもう一つと思われるのは、このホロスコープには水のサインが皆無ということだ。キョンキョンの稿でも書いたが、水のサインは人の共感を呼ぶ。彼女のホロスコープにはそうした資質がないので、フォローが得られにくかったというのはあるかもしれなくて、ひとたびネガティブに傾くと一気に、ということはありがちだ。
で、ソチの時はトランジットの土星が蠍座後半にあったので、月がプレッシャーを受けてたと思う。彼女の月や火星は奔放なのが持ち味なのだが、その月にとって蠍座の土星はけっこうやっかいだし、元々抑えが効いていない月なので、トランジットなどでの影響は出やすくなる分、メンタル的に萎縮してしまったのはあるだろう。また同じ時期に冥王星が山羊座の13度位にあって太陽とは90度だった。
ビジネスがスポーツ精神を邪魔する
そうは言っても、高梨選手が出てきたからこそ女子スキージャンプのレベルが上ったのは言うまでもないことだ。この競技がオリンピックの正式種目になったのは前回ソチからなので、彼女のこの競技への貢献度はかなり大きい。そもそもスポーツにはスターが出てきてこそ、それを負かそうとする次世代が出てきて、結果レベルが上がるというのは、どの競技にも当てはまる定番のサイクルである。
ただ厄介なのは、それに乗じて儲けようとする大人たちがいて、それらが本来あるべきスポーツ精神の邪魔をしてしまっているかもしれないことだ。
高梨選手の太陽は天秤座にあるが、山羊座の木星とは緩い90度の関係になる。山羊座の木星を“大人たちのビジネス”と考えた時に、彼女の太陽はそれに気を散らされる。天秤座の太陽は常に人を相手にするために、それによって本業への集中を失わないでもらいたいものだ。
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