「ちびまる子ちゃん」作者・さくらももこ氏が死去――激レアな世代

マンガ「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこ氏が亡くなったという。2018年8月15日、乳がんで53才の生涯を閉じた。突然の発表であり、闘病していたことさえ伏せられていたので、追悼と共に驚きの声が絶えない。

さくらももこ氏:出生ホロスコープ

さくらももこ氏:出生ホロスコープ

乳癌というので、ホロスコープで該当するっぽいポイントを見てみた。さくら氏の月は獅子座にあり、牡牛座の太陽、蠍座の海王星とTスクエアの関係になる。2014年頃に蠍座に土星がいたので、その頃に何らかの病理ができたかもしれない。もちろん想像でしかないが。

しかし53才とはまことに残念である。
まだ若いということももちろんあるが、この世代は50代後半からが興味深かったのだ。というのも、さくら氏の生まれた1965年というのは、乙女座に天王星・冥王星があって、魚座の土星と180度になるという、極めてレアな天体配置の世代だからだ。これがどれくらいレアかと言うと、次に天王星と冥王星が重なるのが西暦2104年ごろだが(牡牛座)、その時に都合よく反対側に土星はない。それ以上計算しても、天王星・冥王星に対する土星180度というのは2500年まではなかったので極端にレアだ。

人間は50代半ばから徐々に土星の年令になっていくが、それはその人のホロスコープの土星のようになっていく、ということであり、この世代がそうなるのは、だいたい西暦2020年過ぎから始まるはずだ。さくら氏の作風が、その頃どのように進化していくかが見れないのは、ファンにとって損失だと思う。

この魚座に対する乙女座というのは、魚座がさまざまなテーマを分別なく集めてくるのに対し、乙女座はそこから細かいことにハマっていくという、柔軟サイン同士が常に行ったり来たりを繰り返す関係である。特にこの土星は魚座15度でアイデアの宝庫であり、そこに天王星・冥王星がいい意味で具体化修正をしていくという風に取れる。

個人的にはさくら氏の作品をあまり見たことがないのだが、このホロスコープから言うと、太陽は牡牛座にあって蠍座の海王星と180度であり、もともと生まれ持ったセンスやイメージというのがベースにあり、一方で上に書いた、魚座で拾って乙女座で落とし込んでいくという、このレクタングルがさくら氏のホロスコープのミソではないか。独特の作風の中に、日常のこまごまとしたテーマが扱われていくというものだ。

最後になるが、さくら氏の水星には恒星のパランがわりと多く、つまり知的バリエーションが多面的なのだろう。プロキオン・スピカ・アルフェラッツ・アルテア・アキュレウス・アルヘナなどだが、これらの恒星は概してエッジの効いたものが多く、クリエイターとしての彼女の技能に少なからず影響を与えたと思う。裏に隠れた主張というか心情に訴えかけるものがあったのかもしれない――サザエさんには感じられないような。別にサザエさんをどうこう言うつもりはないよ、作品の個性ってだけの話。

その意味では、やはりただの流行漫画家ではないということだね。

ご冥福をお祈りします。