医学博士・本庶佑氏がノーベル賞受賞――癌治療のブレイクスルーとなるか

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さてノーベル生理学医学賞を受賞した本庶佑氏が注目されている。癌の免疫療法の発展に功績したことが認められ、受賞となった。

オブジーボは癌治療の新しい希望か

本庶氏は1992年に発見された「PD-1」という遺伝子に注目し、研究を進めてきた。専門的な事はよくわからないが、PD-1は癌細胞と闘う免疫細胞を阻止してしまう働きを持つという。つまり正義の味方を攻撃してしまうってことか。ならばこのPD-1の働きをなくしてしまおう、っていう理屈で開発されたのが「オブジーボ」らしい。

癌の治療はこれまで、手術で取り除くか、放射線で焼くか、抗がん剤か、くらいしか選択肢がなかった。しかし手術で取っても転移や患者の耐性のリスクがあるし、放射線や抗がん剤は普通の細胞まで痛めてしまったり副作用のリスクもある。

そのため、癌に悩む患者につけ込む怪しい代替・民間療法なども跋扈してきた。故・小林麻央氏が乳房の切除を望まず、こうした民間療法に頼った結果、早期治療のチャンスを逃したとも報じられた。また故・川島なお美氏も手術や抗がん剤を拒否し民間療法に頼っていたという。

もちろんこうした代替・民間療法を否定するつもりもないが、それらが信頼できる科学的エビデンスに基づいたものであるかは重要である。もしそれが少数例による「思い込み」によって誇張化されたものであったなら、命を掛けるに値しないのは当然であり、単なる妄想か、金儲けかという疑いを持たざるを得ない。

そんな中でオブジーボは、癌患者に新たな希望をもたらすかのようである。ただし効果があるかないかは症状によったり個人差も当然あるだろうし、場合によっては副作用もあるようだ。ただ、癌=不治という概念は科学の進歩によってだんだんと薄まりつつあるのかもしれない。

本庶佑氏のホロスコープ

本庶佑氏は1942年生まれで、父も医師で山口大学医学部教授で、自身も京都大学医学部に進学した。1979年(37才)の時に大阪大学医学部教授に就任、京大教授などを経て2013年には文化勲章も授受した。

本庶佑氏:出生ホロスコープ

本庶佑氏:出生ホロスコープ

ホロスコープを見ると固定サインが多いが、そのほとんどが水瓶座と牡牛座の90度になる。水瓶座を新しい未来へのビジョンとするなら、牡牛座はそれに実際性をぶつけてくる。しかもこの牡牛座は非常にお固いイメージだ。

知性である水星は水瓶座で、牡牛座との90度しかないが、これが土星と天王星という組み合わせになっているのは注目すべきポイントだと思う。思えばこれほど実証性においてシビアな組み合わせもないだろう。正確かつ妥協を許さない、そんな印象をあたえるコンビだ。しかもこれは土星の限界点を天王星が超える、という意味にもなる。

つまりこの水星は未来ビジョンに向かい、実際的な論証との間で葛藤する配置である。これが医療という科学の分野で発揮されたことが、PD-1の研究、そしてオブジーボのような新薬の開発に活かされたのだろう。さらに言えば天王星はもともと水瓶座の主星なので、この配置はさらに意味を濃くしている。

トランスサタニアンが限界突破をもたらす

なおPD-1が発見された1992年というのは、蠍座の後半にトランジットの冥王星があって、この土星・天王星とは180度の関係になっていた。蠍座の冥王星といえば、なにやら奥深い得体のしれないもののイメージで、それを発見し将来のための研究課題として見いだせたのは、この水瓶座の水星であることは疑いようがなく、それがオブジーボにつながったのは意味が大きい。これができたのも、本庶氏が志高くエネルギーを使っていたからではないか。

ちなみに薬は海王星である。乙女座の海王星は医療薬となり、それが牡牛座の天王星と120度なのは書いておくべきだろう。天王星・海王星を「革命的な新薬」と捉えることもできる。

いずれにしても限界突破は、トランスサタニアンによって地上の人間にもたらされる。

トランスサタニアンで言えば、本庶佑氏の冥王星は恒星アルキオンとパランしているが、アルキオンは神秘的な恒星だ。本庶氏の太陽がこの冥王星と180度になっているのは、これまで不明だった分野を解明する目的に向かい、それを可能にすることができた、ということかもしれない。