ニュージャージー州選挙でベテランの民主党上院議長を破ったのは、トラック運転手だった

58才のトラック運転手が現職の上院議長を破る

公の場から姿を消していたカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事がようやく姿を見せたようです。ワクチン追加接種の副反応については否定しました。(まそう言うでしょうけど)
姿を消していたことについてさまざまな憶測があり、中には笑ってしまうものまでありますが、果たして真相は何だったのでしょうか。

さて先ごろの選挙で、民主党が支持を失っている傾向を示す事象が出ています。

ニュージャージー州でおこなわれた州上院議員選挙で、民主党のベテラン議員で州上院議長のスティーブ・スウィーニー氏をリードしたのは、少ない選挙資金でチャレンジしたトラック運転手でした。

3人の子を持つ父であり、6人の孫の祖父でもあり、58才のトラックドライバーであるエドワード・ダー氏は、1万ドルにも満たない選挙資金で上院議長の票を上回りました。

ダー氏の選挙キャンペーンビデオは、親友の甥がスマホで撮影した簡素なものでした。手ぶれでブレブレです。

私は政治に関心がないトラック運転手です

私は全然政治に関心がなく、非常にブルーカラー(肉体労働者)です。私の父は大工でしたから、私も大工になりました。その後トラックドライバーに引き寄せられました。それが私が生活のためにやっていることです。私はトラック運転手です。

選挙運動中、ダー氏は有権者の家を戸別訪問していたといいます。通風と足底筋膜炎を抱えながら、火曜と水曜は3~4時間歩き回り、土日は6~8時間歩いて有権者とコミュニケーションの機会を持つよう努力しました。そこで有権者たちが何を感じているかを理解したといいます。

相手のスウィーニー氏は20年間議員を務め、2010年から州の上院議長を務めていました。今回の上院議員選挙では数十万ドルの選挙資金を投じたと言われています。

選挙キャンペーン中に、ダー氏はスウィーニー氏と偶然遭遇しました。ダー氏は彼に討論を申し入れましたが、追い払われて笑われたといいます。

ブルーカラーの街で

ニュージャージー州の今回の選挙では、労働者の多い街では共和党が票を大きく伸ばしたようです。

ダー氏によれば、マーフィー知事のコロナウィルスに関する知事令――ワクチンや学校でのマスク義務化、失業手当の問題、南ジャージー地区の民主党に対する不信感などが、ダー氏の支援を押し上げたといいます。

興味深いです。
かねてから民主党はリベラルを謳い、差別を撤廃して平等な社会を訴えています。

しかし労働者の多いブルーカラーの街で、その民主党に「No」が突きつけられ、逆に保守の共和党が支持を得たのです。

負けを認めなかったスウィーニー氏

メディアがダー氏の勝利を報じていたにもかかわらず、スウィーニー氏は自分が負けたことを認めていませんでした。

選挙後スウィーニー氏は「最近ある郡で、12,000の票が見つかった」と述べ、すべての票が集計され、最終結果を待ちたいと語りました。

しかし、投票用紙がどの郡で見つかったかについては言及していませんでした。

「レッドウェーブだった」

けっきょく米現地11月10日、スウィーニー氏はトラック運転手の共和党候補エドワード・ダー氏に負けたことを認めました。「ダー氏を祝福し、彼の幸運を祈りたい」と述べています。

何が起こったのか?という質問にスウィーニー氏は「レッドウェーブだった」と答えました。レッドとは共和党のカラーです。

勝ったダー氏は

人々は仕事に就けない、教会に行けないと言っている。学校にも行けないし、ショッピングにも行けない。夕食を食べに行くことも出来ないんです。

世界で最も自由な国に住んでいて、何も出来ないと言い続けることなど出来ません。そして黙って手をこまねいて座っているとでも思っているんですか?

マーフィー州知事は「ノーだ、ノーだ、ノーだ」と言い続けてきました。そしてスウィーニー上院議員はそこに座って認めていた。

それで人々は、「いいえ、あなた達はやるべきことをやっていない」と言ったのです。そこに座っててくれ、別の人を探すからと。

州知事選挙はまだ決着つかず

ちなみにニュージャージー州知事選挙では、接戦の末に及ばなかった共和党のジャック・チャッタレリ氏がまだ結果を認めていません。

まだ数万の暫定投票が残っているといわれていますが、差が6万票以上あるため逆転は厳しいかもしれません。

ではこの辺で失礼します。

※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。

ホロスコープ・実例サンプルリーディング動画

2023年4月1日
※山羊座時代から水瓶座時代へと変わる過渡期です。今後、世の中の流れが変わっていきます。 そんな中で自分のホロスコープはどうなのか、鑑定・ご相談など受け賜っております。
詳しくは→こちら