『ロシアゲート』ヒラリー陣営がホワイトハウスのサーバーをスパイしていた――トランプ氏「ウォーターゲートをはるかに上回る」

ヒラリー陣営、ホワイトハウスサーバーに侵入していた

爆弾情報が出ています。

ジョン・ダーラム特別検察官のロシアゲート調査に進展がありました。

ロシアゲートとは、2016年の大統領選挙でヒラリー・クリントン陣営がドナルド・トランプ氏を貶めようとして、トランプ氏とロシアが裏で協力していたという根も葉もない話をでっち上げようとしたスキャンダルです。これは後に全くの事実無根だったことが証明されました。

現在までこれを調べているダーラム特別検察官が、2月11日に当局に申立書を提出しました。それによるとヒラリー・クリントン陣営がIT企業などを使ってホワイトハウスのサーバーに侵入し、スパイしていたとしています。

マイケル・サスマン弁護士の虚偽の供述

今回の申立書は、FBIに虚偽の供述をした疑いですでに起訴されているマイケル・サスマン弁護士に焦点を当てたものでした。

サスマン弁護士は大統領選直前の2016年9月に、FBIのジム(ジェームズ)・ベイカー法務顧問にトランプ氏とロシアの大手銀行アルファ銀行が内密に通信した記録があると告発しました。

このときサスマン弁護士は「いかなるクライアントからも依頼されていない」と、さも独自に調べたかのような供述をしましたが、その後の調査によりサスマン弁護士がヒラリー・クリントン氏の選挙キャンペーン事務所へ費用を請求をしていたことが発覚し、虚偽の証言をしたとして2021年9月に起訴されました。

サスマン弁護士は容疑を否定し、無罪を主張しています。

協力していたIT企業とその幹部

今回のダーラム特別検察官の申立書によると、サスマン弁護士が米国内のIT企業(インターネット・カンパニー1とされている)の技術幹部(テック・エグゼクティブ1)が、他の何人かとクリントン陣営が協力して疑惑をでっち上げ、FBIに伝えていたことが明らかになったとしています。

ワシントンエグザミナーによると、このインターネット・カンパニー1は「ニュースター」社のことだといい、テック・エグゼクティブ1はその元上級副社長のロドニー・ジョフェ氏だとしています。

また申立書では、サスマン弁護士が別の弁護士と会って話をしていたことが書かれており、FOXニュースはこの弁護士が民主党とズブズブの弁護士事務所「パーキンス・コーイ」のマーク・エリアス弁護士だと特定しています。

サーバーに侵入してデータを悪用

申立書では、テック・エグゼクティブ1がクリントン陣営の指示のもとサスマン弁護士と協力して、トランプ氏とロシアを結びつける情報を収集していたことが記されているとのことです。

インターネット・カンパニー1がホワイトハウスのサーバーにアクセスし、トランプ大統領を貶めるような情報を収集しようとして、ホワイトハウスのDNSトラフィックやその他のデータをマイニングして悪用した、と記しています。

これらはホワイトハウス以外にもトランプタワー、トランプ氏のニューヨークのマンションにあるコンピューターで、どのようなWebサイトを閲覧していたかを知ることができたかを証明している、としています。

さらにこれにはジョージア工科大学の研究者などの専門家の協力を得て、データを受信・分析していたとしています。

これによってテック・エグゼクティブ1は「VIPを喜ばせようとした」と書かれており、VIP=ヒラリー陣営のことを指していると推定されています。

またサスマン弁護士が、ロシア銀行1(アルファ銀行?)とトランプ氏に関係する最新を含む追加の疑惑を「機関2」に提供したと述べています。「機関2」はCIAのことだと推測されています。

トランプ氏「ウォーターゲートをはるかに上回る」

トランプ大統領の元首席補佐官マーク・メドウズ氏は

「彼らはドナルド・トランプの選挙キャンペーンをスパイしていただけではない。彼らは現職のアメリカ大統領ドナルド・トランプをスパイしていたのだ。それは我々が思っていた以上にひどいことだった。」

またトランプ氏は声明を出しています。

ダーラム特別検察官の最新の申立書は、私の選挙キャンペーンと大統領職が、でっち上げられたロシアとの関係を表面化させるために、ヒラリー・クリントン陣営によって雇われた工作員によってスパイされたという、疑いの余地のない証拠を示した。

これはウォーターゲート事件の規模や大きさをはるかに上回るスキャンダルであり、このスパイ活動に関与したり知っていた者は刑事訴追の対象にされるべきだ。

我が国が強い時代だったなら、この犯罪は死刑になっていただろう。さらにこれによって被害を被った我が国の人たちにも賠償金が支払われるべきだ。

※トランプ氏は「ロバート・ダーラム」と書いていますがおそらく間違いでは?Wikipediaによるとダーラム特別検察官のフルネームは「ジョン・ヘンリー・ダーラム」です。

ダーラム調査は継続中

民主党バイデン政権になってもなお、ダーラム特別検察官のロシアゲート調査が続けられていること自体が興味深いです。なぜならヒラリー・クリントン氏はオバマ大統領・バイデン副大統領時代の国務長官だったからです。

ただメリック・ガーランド司法長官は、2021年10月にダーラム氏の続投を認める発言をしています。「新年度に入り、みなさんご存じの通りダーラム氏は続投しています。ゆえに、彼の予算は承認されたと見なされるだろう。」

ダーラム特別検察官の調査は、2019年5月13日に特別検察官に任命されてからすでに1,000日以上が経過しています。9月30日までの約1年間でおよそ380万ドルが費やされたと言われています。

別の陰謀も

ロシアゲートの陰湿さを考えればこれくらいの事はやっていてもおかしくないとさえ思いますが、それが正式に明らかになったことが大きいです。

FOXはトップニュース扱い、ネットでは当然のように右派が騒いでいますが、左派メディアは今のところ報じていないですかね。

ヒラリー・クリントン氏は、一部で次の2024年大統領選挙に出馬するかもしれないといわれてましたがどうなんでしょう。

上の話とは別に、当時トランプ氏の評判を貶めるためにカザフスタン絡みで工作が行われていたという情報も出ています。これは現在ニューヨーク連邦裁判所に提訴されています。訴状にはハンター・バイデン氏の名前も出てきており、もしこの裁判が進めば興味深い展開になるかもしれません。

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