ダーラム特別検察官が動き出したか
さて興味深いことに、ジョン・ダーラム特別検察官がとうとう動き出したと伝えられています。
Special counsel John Durham reportedly seeks a grand jury indictment against Michael Sussmann, a cybersecurity lawyer at a Democratic-allied law firm closely linked to British ex-spy Christopher Steele’s discredited dossier.https://t.co/hDAQqBZV8A
— Washington Examiner (@dcexaminer) September 16, 2021
トランプ元大統領があれほど「ダーラムはどこにいるんだ?」と言っていた、あのダーラム氏です。
もしかしたら、オバマゲート(ロシアゲート)に動きがあるのかもしれません。だとしたら、究極の過去のぶり返しと言えるでしょう。
ロシアゲート/オバマゲートのおさらい
ロシアゲート/オバマゲートについて簡単におさらいしておきます。
2016年の大統領選挙で、トランプ氏がロシアと共謀し、ヒラリー・クリントン氏の当選を阻止しようとしたという疑惑が出ました。
その情報をもたらしたのは、イギリスの情報機関「MI6」の元諜報部員クリストファー・スティール氏のレポート「スティール文書(Steele dossiers)」でした。
しかしトランプ氏もプーチン大統領もこれを否定、でっち上げだと反論しました。
いろいろ調べたあげく、スティールの文書はまったくのガセネタだったことが判明しています。
しかも、別の疑惑が浮上したのです。
というのも、元をたどっていくとヒラリー陣営にたどり着いたというのです。つまり、スティール氏にギャラを支払って雇ったのがフュージョンGPSという会社で、そのフュージョンGPS社に発注したのがマーク・エリアス弁護士、エリアス弁護士に依頼したのが民主党&ヒラリー陣営だったことがわかったというのです。
これが事実なら、民主党およびクリントン陣営は、嘘の情報をでっち上げてトランプ氏を陥れようとしていたことになります。
これがロシアゲート/オバマゲートと言われているものです。
「ダーラムはどこにいるんだ?」
2019年10月、当時のウィリアム・バー司法長官がジョン・ダーラム氏をロシアゲートの特別検察官に任命しました。ダーラム氏はこの事件を総ざらいして調べていると言われています。
その結果が、2020年の大統領選挙前に発表されると言われていましたが、間に合いませんでした。
おそらくトランプ氏はダーラム氏の報告を待ちに待っていたはずです。なぜならこの疑惑が証明されたら、民主党にとってかなりの痛手になるからです。ところがそれどころか、ダーラム氏がどこで何をやっているのか全く情報が出てこなくなったのです。
それが上に書いた「ダーラムはどこにいるんだ?」につながります。
時効に間に合わせたか?
そのダーラム氏が、とうとう動き出したと報じられました。
ダーラム氏はスティール文書に関係した弁護士マイケル・サスマン氏を、大陪審へ起訴するよう求めたと報じられたのです。サスマン弁護士は、スティール氏の身元についてFBIに虚偽の陳述をした疑いがあると言われています。
しかしサスマン氏の弁護を務めるショーン・M・バーコウィッツ氏とマイケル・S・ボスワース氏は、この疑惑を否定しています。
サスマン弁護士には5年の時効があるため、ダーラム氏は今週末までに起訴しなければならないといいます。すでに起訴したという情報もありますが、ダーラム氏も司法省もその件についてコメントしていません。
一時姿が見えなくなったことで、もしかしたらダーラム氏は民主党寄りか?ともいわれてましたね。
今後の成り行きを見守りたいと思います。
ではこの辺で失礼します。
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