英BBC、ジャニー喜多川の性加害を告発する番組を放映

[1]., Public domain, via Wikimedia Commons

英BBCがジャニー喜多川の特集

イギリスの国営放送「BBC」が現地3月7日21時に、ジャニーズ事務所の創始者ジャニー喜多川氏の性加害についての特別番組を放映し物議になっています。

番組のタイトルは『Predator: The Secret Scandal of J-Pop(Jポップの秘密のスキャンダル)』というもので、ジャニー氏の事をプレデター(捕食者=食い物にする人)と称しております。

ジャニー喜多川氏の性加害については長年言われてきた事ですし、実際に裁判でも争われていますので、なんとなく知っていたという人も多いかと思います。

ただこれをメディアを含めた我々日本人がさほど問題にしてこなかったのは、海外の先進国からすれば異様に映ったかもしれません。

個人的には時代が山羊座から水瓶座へと移り変わっていく中で、このような問題が取り上げられたのは象徴的な出来事だと思っており、また満月&土星が魚座入りした直後の放映というのが、なにか意味深いものを感じています。

ちなみにこの番組の日本語字幕付の予告編のようなものがYoutubeのBBC News Japanのチャンネルにアップされております。

メディアの忖度

この番組について、今のところ日本の大手メディアはほぼダンマリであり、文春やFRIDAYなどごく一部の週刊誌系が取り上げているのみとなっているのは、いかにも風通しが悪い。

当然これには忖度が働いていると推察せざるを得ず、TV局はジャニーズタレントに出演してもらいたいわけですし、出版系もジャニーズのカレンダーなどを請け負っている立場上、取り上げるわけにはいかないというのが一般的な見方でしょう。

もしそうだとすれば、まさにムラ社会の真骨頂を示している気がしますが、こういうのは水瓶座時代に入ると徐々に是正されていくはずです。

辞めジャニの告発

それまで噂として漠然と知っていたジャニー氏の件について具体的なことを知ったのは、辞めジャニである木山将吾氏が2005年に出版した著書『SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへ』(鹿砦社)という本を読んだときでした。

この本は今では入手困難になっており、メルカリでは1万円以上の値が付いているみたいですが、私が手に入れたのはまだそうなる前だったのが幸いでした。ただこれを読んだ当時、ジャニー氏の行為の具体的な記述にエグさを感じたのを覚えています。

「僕はジャニー喜多川の愛人だった」――という強烈なフレーズで始まるこの本は、木山氏が15~17才までジャニー氏の性奴隷だった事を赤裸々に描いています。

具体的な体験の他にも、変なコレクションや、怪しげな薬の事、そして誰でも知るジャニーズ事務所のトップタレントの暴露などもあり、けっこうなインパクトがあります。

木山氏はジャニー氏に気に入られ、「光GENJI」のメンバーとしてデビュー直前までいったものの、性奴隷とは別の「ある事」がイヤで逃げ出します。

その後ジャニーズ事務所の目の届かないはずの場所でエンタメ界の夢を追いかけますが、なぜか決まっていた仕事が潰れたりキャンセルになったりして、何か見えないものが邪魔していると思わされると共に希望さえ失っていき、ジャニー喜多川という影の大きさを思い知らされる・・・。

もちろんこれはあくまで木山氏の主張であり、実際どうなのかはわかりませんが、今回のBBCの番組でまた注目される事になるかもしれません。

海外ではイマイチ

ただBBCの番組については今のところ海外ではほとんど話題になっておらず、ガーディアンやローリングストーンが扱っているだけなのがちょっと寂しい気がします。

いずれにしても、これまで伏せられていた闇のようなものが明かされるのは、山羊座から水瓶座への移行を如実に表す事象です。

放送法をめぐる行政文書が出てきて物議になっていますし、米国では米国会議事堂乱入の監視カメラ映像が公開されたり、コロナウィルスについてファウチ博士の隠蔽工作を示す文書も出ています。

今後もこの流れは続くと思われます。


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