国税庁の内部告発者「ハンター・バイデンの調査は司法省に妨害され、除外された」

Center for Strategic & International Studies, CC BY 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

ハンターの税務調査チーム、全員解任

またバイデン政権の独裁的なやり方が明らかになりました。

明確な証拠が出ているにもかかわらず、なかなか起訴されないハンター・バイデン氏の税務調査に当たっていたIRS(国税庁)のチームが、この調査から外されたことで物議になっています。

この調査チームは5年にわたってハンター氏の税務調査を行っていたものの、先週、まったく説明のないまま全員が更迭されたという。もうバイデン政権はお構いなしで完全に開き直ってます。

弁護士の書簡によると、5月15日に監督官とその部下12人からなる調査チーム全員が、司法省の命令でハンターバイデン調査から外されることを告げられたと述べています。

チームは2018年の事件開始以来、この事件に取り組んでおり、正しいことを推進し、司法省(DOJ)の不適切な扱いについて懸念を示したため、解任されたと考えているという。

今年3月に行われた上院公聴会で、メリック・ガーランド司法長官が宣誓証言し、ハンター氏の捜査を邪魔せず、指揮するデラウェア州のデビッド・ワイス連邦検事に「完全な権限がある」ことを誓っていました。

しかし裏では、IRSの調査を姑息に妨害していたようです。

ガーランド司法長官「私は、連邦検事が捜査を遂行できるようにすること、そして彼が捜査を遂行できるようにすることを約束する」↓

上司に訴えを無視された

バイデン副大統領時代に、息子のハンター氏は15社以上のトンネル会社を設立し、対外政策に対する見返りとして外国から賄賂を受け取り、そこからバイデンファミリーの9名に送金していたことが銀行の記録から発覚していました。

バイデンファミリーは外国から1000万ドル以上を受け取り、隠蔽しようとした

2023年5月11日

IRSの内部告発者は、この事件の調査に何千時間も費やし、休暇を犠牲にして取り組んできたという。また個人的な性的志向をSNSで暴露されて嘲笑されたといい、正しいことをしようとしただけで最終的に解任された事は受け入れがたい、と述べています。

内部告発者は同性愛者だったらしく、それをバラされたと主張していますが、民主党はLGBT推進のはずですよね。もし事実ならダブスタです。

この人物は、数え切れないほど署長や副署長との面会を求めてきたものの、しばしば冷遇され、無視されたという。

「この捜査にIRSの上級指導者が関与していないことは、非常に問題であり、容認できない。この極めてデリケートな事件において、捜査チームの緊密な関与と完全なサポートを確保する必要性を認識するよりも、私たちが孤立しているという反応があまりにも多かった。私が何度も、自分の意見を聞いてもらえない、USAOとDOJの行動のために自分の仕事を十分に遂行できないと思うと言ったときでさえ、私の懸念は上級指導者によって無視された」と主張しています。

しかしワシントンDC支局のナンバー2幹部は、この内部告発者を命令に従っていないと叱責し、告発者自身に犯罪の可能性があると非難さえしたという。

IRS長官も司法省の指示だと認める

またIRSのダニエル・ヴェルフェル長官も、ハンター氏の調査から内部告発者のチームを除外する決定は「司法省が行った」と認めており、議会に伝えています。

これは歳入委員会のジェイソン・スミス委員長(共和党)が、ハンター氏の税務調査に政治的干渉があったかどうかの問い合わせに回答したものです。

ヴェルフェル長官は、自分自身はそれに関与していないといい、「IRSは司法省の指示に従うことが重要であると考えている」と述べています。

なるほど、この長官って、部下の勇気ある訴えよりも司法省のイヌになる事の方が大事だったんですね。

内部告発者本人が実名で登場

当初この内部告発者は身元が伏せられていましたが、このたびCBSニュースに本人が顔出しで降臨しました。

内部告発者は、IRSで14年のキャリアを持つ犯罪調査部門の監督特別捜査官ゲイリー・シャプリー氏だといい、初めて公の場で語りました。

シャプリー氏は注目度が高く物議を醸すこの調査で、司法省の対応に懸念を抱き、警鐘を鳴らす義務を感じたという。

訴えによると、司法省の指示で調査が遅々として進まず、完全に行われていない複数のステップがあったといい、「私がこの調査を担当したとき、すぐに通常のプロセスから逸脱していることがわかりました。私が過去に経験したことの常識から大きく外れていたのです」と述べています。

「毎回、毎回、それは常に対象者(ハンター氏)に有利なように見えた」といい、それがきっかけになったと述べました。「私はもう自分の良心を黙らせることができなくなったのです」

司法省の対応に懸念を抱くようになった

シャブリー氏は、調査から外された税務調査チームの12人の部下を率いていた監督であり、国際税務と金融犯罪を専門とする捜査官だという。

2020年1月にハンター氏の件を担当することになり、数ヶ月もしないうちに司法省の対応に懸念を抱くようになったとか。そこで同年6月から、疑問点を文書化し始めたと言っています。

シャブリー氏はその2、3年前から、捜査過程の逸脱に気づいていたとのこと。そして、司法省が非倫理的に行動しているのではないかと思い、理解ができなかったと述べました。

シャブリー氏は、内部告発者を支援する「アメリカ合衆国特別顧問室」に書簡を送り、司法省の不正処理を告発したという。

この書簡によると、シャブリー氏のチームは昨年10月に司法省の検察官と会議を行い、その後ハンター氏の調査から除外されたと書かれているようです。

カネ目的でも政治的なものでもない

今回、名乗り出るに当たって、シャプリー氏は「誰からも金銭を受け取っていない」と述べ、告発がカネ目的ではないことを明確にしています。

また共和党として登録されているものの、政治的な活動はしたことがないという。「そのようなものには一切関与していない。私は単に政治的な人間ではないだけです。これは仕事であり、私の宣誓は、調査するすべての人を公平に扱うことです」

シャブリー氏は内部告発について、自分の領域を逸脱しており、やりたくない事だが、やらなければいけないことだと感じているという。

またシャブリー氏は、今回の件で司法省から報復を受けているかについて

「もし私が調査を受けているとしたら、それは内部告発をしたことに対する報復だろう」と述べました。

シャブリー氏はこの件について、現地5月26日に下院議会で行われる歳入委員会で証言する予定ですが、一般公開されることはないとのこと。

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