バイデンが偽名でハンターと1,000通以上のやりとり
米国立公文書館(NARA)が開示した通信記録によると、ジョー・バイデンは副大統領時代に、息子ハンター・バイデンの事務所と1,000通以上のメールのやりとりを行っていたことが明らかになりました。
Hunter Biden's firm exchanged more than 1,000 emails with Joe Biden's VP office, records show https://t.co/DaJEnr44eo
— Fox News Politics (@foxnewspolitics) August 31, 2023
「親子でメール交換してなにが悪いの?」って疑問はあるかと思いますが、普通に大ありで、
- ジョー・バイデンが偽名を使ってやりとりしていたこと
- 個人ではなくハンターの設立した怪しいペーパーカンパニーとのやりとりだったこと
- ハンターの会社は海外の汚職疑惑があり、それに関するものだった可能性があること
- ジョー・バイデンは今まで「息子とビジネスの話はしたことがない」「息子のビジネスについては知らない」と繰り返し嘘をついてきたこと
などがあるからです。
先日NARAは、ジョー・バイデン副大統領が「ロバート・L・ピーターズ」「ロビン・ウェア」「JRB・ウェア」などの偽名を使ったメールや通信が、約5,400通あることを認めていました。
ホワイトハウス、200通の公開を拒否
公開されたホワイトハウスの通信記録によると、ハンター・バイデンの会社「ローズモント・セネカ」が、父親のジョー・バイデン副大統領(当時)の事務所と1,000通以上の電子メールをやり取りしていたことが明らかになりました。
この記録は、法律団体アメリカ・ファースト・リーガル(AFL)が2009~2017年の記録を要求した情報開示訴訟の一環として公開されたもので、同団体によると2011年1月~2013年12月に副大統領室が送受信したものだそう。
開示されたメールはAFLのサイトで公開されています。(NARA PRODUCTION 5~7)
この間に副大統領室が送受信したメールは少なくとも861通で、現ホワイトハウスが行政特権を主張したため、さらに200通以上のメールが公開拒否になっています。
NARAによると拒否されたものは「公開されれば、大統領とそのアドバイザー、あるいはアドバイザー同士の秘密のアドバイスが開示されることになる」と主張しています。
ハンターは父親の事務所内で権力を持っていた
公開されたメールでは、ハンター氏の私的なビジネス取引と副大統領室との間には「公私の分離」がなかったことが明らかになっています。
またバイデン大統領が長い間否定してきた、”息子のビジネスには関与していない”という主張とも矛盾するものになりました。
メールには、ハンター氏が自分の地位と父親との関係を利用して、ビジネスパートナーをホワイトハウスのさまざまなツアーや晩餐会、昼食会、その他の公式行事に出席させるよう手配した経緯が詳細に記されており、ハンター氏が父親の事務所内で大きな権力を持っていたことが明らかになったという。
AFLによれば、ローズモント・セネカは「ホワイトハウスへのアクセスや便宜を図るために、バイデンの名前を頻繁に使っていた」と述べ
「バイデン一族の不正行為に対する証拠の積み重ねは驚異的だ。我々はこのパズルのピースを組み合わせ、アメリカ国民に真実を明らかにし続けます」としています。
エア・フォース2で海外訪問に同行
現在共和党は、バイデン副大統領時代にハンター氏が父親と政府専用機エアフォース2で、少なくとも15カ国を訪問したという報道を受けて、渡航の詳細を求めて調査を開始しています。
しかしホワイトハウスは、渡航記録の提出を拒否しているという。
🚨BOMBSHELL: Leaked secret emails reveal Hunter Biden traveled with VP Joe Biden to 15 COUNTRIES on Air Force 2, Jessie Watters files FOIA request for Biden flight manifests pic.twitter.com/hspwu2pezU
— Benny Johnson (@bennyjohnson) August 25, 2023
報道によるとハンター氏は、父親のヨーロッパ、アフリカ、中国を含むアジア、カナダ、メキシコなど各国への公式訪問に同行していたという。
これが遊びの観光目的とかならまだ「放蕩息子」で済むかもしれないが、ロビー活動などビジネス目的だとしたら相当な職権乱用になるのでは。
しかも訪問先でハンター氏は、シークレットサービスの警護も付けていたという。当然これには税金が使われます。
興味深いことに、ハンター氏がウクライナの天然資源企業ブリスマ・ホールディングスの取締役に就任した直後に、シークレットサービスの警護をやめているとのこと。
バイデン弾劾はあるのか?
先ごろFOXニュースのインタビューで元ウクライナ検事長ビクトル・ショーキン氏が「バイデンの要請で解雇されたのは、私がブリスマの調査をしていたからだ」と証言するなど、さまざまな事が露わになる中で、下院共和党はバイデンを弾劾訴追するかどうかでまだ揺れているもよう。
そのトップであるケビン・マッカーシー下院議長の態度が明らかに不鮮明で、保守派からは「ユルい」と苦言が出ています。
下院監視委員会のジェームズ・コマー委員長は「弾劾は間近だ」といい、アンナ・パウリナ・ルナ議員は「弾劾はおそらく10月に行われる」とツイッターXに投稿していますが、どうもそれを仕切るはずのマッカーシー下院議長の態度がイマイチ煮え切らない感じです。
まあトランプ氏が大統領在任中、2回も弾劾にかけられたことを考えると、共和党は攻めが甘いと言われても仕方ないかもしれません。
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