科学者「論文で意図的に真実を省いた」
ハンター・バイデンが今月中に検察から起訴されるようです。ただし銃犯罪の件だけですが。
さて、ここのところ世の中を脅かす気候変動について、また科学者からの暴露がありました。
博士号を持つ気候学者のパトリック・ブラウン博士は著名な科学誌に掲載された論文で、グローバリスト達の気候変動アジェンダに沿うよう「意図的に真実を省いた」事を認めました。
ブラウン博士と7人の共著者は、気候変動とカリフォルニアの山火事リスクの関係を調べた論文『Climate warming increases extreme daily wildfire growth risk in California(気候温暖化により、カリフォルニア州では1日の山火事増加リスクが増大)』を8月30日に発表しました。
この論文は科学誌「ネイチャー」に掲載されました。
ブラウン博士は9月5日にフリー・プレスで、ネイチャーのような権威ある学術誌に掲載される可能性を高めるために、この論文から「完全な真実を意図的に省いた」と暴露しました。
Climate scientist admits editing paper to fit 'preapproved narratives' https://t.co/8c40YKKq5l
— Fox News (@FoxNews) September 7, 2023
実際には人為的な山火事が80%以上
パトリック・T・ブラウン博士は、デューク大学で地球・気候科学の博士号、サンノゼ州立大学で気象学・気候科学の修士号、ウィスコンシン大学マディソン校で大気・海洋科学の学士号を取得した地球科学と気候科学の専門家で、ジョンズ・ホプキンス大学のエネルギー政策・気候プログラムの非常勤講師を勤めています。
このたびフリー・プレスでブラウン博士は、「ネイチャー」や「サイエンス」のような一流誌に掲載されるためには、「事前に承認されたシナリオに沿ったものでなければならない」と述べました。そのため、研究結果を意図的に隠したことを明らかにしています。
それによると今回の論文では、気候変動が極端な山火事の行動にどのような影響を及ぼしたかにのみ焦点を当て、その他の事実は省いたという。
なぜなら、ネイチャー誌やサイエンス誌のような権威あるジャーナルが伝えたいストーリーが希薄になってしまうからだ、と述べました。
つまりこれらの学術誌が、そもそも「気候変動危機だの温室効果ガス削減だの」という政治的アジェンダを推し進めているということを意味しているのであり、その意向に沿わないと掲載してもらえない、ということでしょう。そんなのが「権威ある」とはすごいな、まるでジャニーズ事務所に従う芸能界みたい。
ブラウン博士は、実際には森林管理の不備や、偶然あるいは故意に山火事を起こす人の増加など、それと同じかそれ以上に重要な要因があるといい、「驚くべきことに、アメリカでは山火事の80%以上が人為的なものである」と、論文では書かなかった事実をぶっちゃけています。
科学者にとって、著名な学術誌に載ることの重要性
ブラウン博士は「科学者にとって、知名度の高い学術誌に掲載されることは決定的に重要であり、多くの意味で、学術界で成功するための門番だからである」と述べ、著名な科学誌に取り上げられることの重要性を説明しました。
それは、科学界の競争が激化しているからだという。
近年、科学者の数が急増し、米国だけで博士号は1960年代に比べて毎年6倍近くになっているといい、そのため「ネイチャー」や「サイエンス」のような学術誌に掲載されることには常に大きなプレミアがついてきたが、その競争はさらに激化している、と語っています。
博士は「科学研究は本来、好奇心、冷静な客観性、そして真実を明らかにすることへのコミットメントを評価すべきものだ」としながらも、
「しかし現実には、編集者や査読者の偏見が、分野全体の成果に大きな影響を及ぼしており、編集者は多くの応募の中から出版されるものを選んでいる」と述べました。
また研究者は、自分たちの研究が採用される可能性を最大限に高めるために研究を調整しているとし、ブラウン博士は「私もその一人だ」と認めています。
自己批判しながらも、博士自身がなぜこの方法をやったかについて「答えは簡単だ。できるだけ注目度の高いところで発表したかったからだ」と述べ、この論文の研究を始めた2020年当時は新任の助教授で、「キャリアを成功させるために最大限の見通しを立てる必要があった」という。
それまでの博士の研究論文は、メジャーな学術誌からは相手にされなかったと述べています。
気候変動を煽る事が優先される
またブラウン博士は、インフラ強化・より良いゾーニングや建築法改善・空調の強化・森林管理の改善・送電線を地中に埋める・・・などの具体的な山火事解決策を提案することを「科学者達が敬遠している」と指摘しました。
それよりも「気候変動の危険性を警告」する方が優先されているという。
「率直に言えば、気候科学は世界の複雑さを理解することよりも、気候変動の危険性を緊急に警告する、一種のカサンドラ(狂気の予言者)としての役割を果たすことの方が重要になっている。この本能がいかに理解できるものであっても、気候科学研究の多くを歪め、一般大衆に誤った情報を与え、そして最も重要なことは、現実的な解決策をより困難なものにしている」
その上で博士は、「メディアはこれらの論文を額面通りに受け入れるのを止めるべき」と述べ、なにが欠けているかを調査すべきだと提言しました。
また科学者側は、「温室効果ガス削減」を進めるばかりじゃなく、もっと視野を広げる必要があるといい、学術誌の編集者に立ち向かうか、他の出版先を探すべきだ、と締めくくっています。
歪められる科学
先ごろここで取り上げたように「気候変動の緊急危機は存在しない」という宣言書に、世界中の1,600名以上の科学者が同意して署名しました。
今回のブラウン博士の暴露は、これを裏付けるものです。
まあコロナウィルスやワクチンもそうかもしれませんが、政治的なアジェンダによって科学が意図的に歪められるのは国民にとって最悪です。そうなると我々は一体なにを信じればいいのかわかりません。
政府や医師は「ワクチンは安全だ」と言ってきました。それを信じてワクチンを接種し、身体的ダメージを受けた人はどれだけいるのでしょう。政府は我々の税金や投票によって成り立っているにもかかわらずです。
いずれにしてもこういうのは左派メディアや、それに準じている日本のメディアは報じないでしょう。
しかしこういう事が明らかになるにつけ、だんだんだと専制政治への道へ進んでいるように感じてしまう。なぜなら、あの国やあの国と似ている。
それは明らかに「自由の死」「民主主義の死」を意味します。
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