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ついにガザ地上戦が始まった――国連は即時停戦を決議も、イスラエルと米国は反発

イスラエルが地上戦を開始

昨日のマーク・メドウズFBIスパイ疑惑は、主張したライアン・フルニエ氏がガセネタだったと謝罪しました。情報源に確認したとのこと。

さて日本でも盛んに報じられてますが、イスラエルの地上戦が始まりました。

10月27日にイスラエル国防軍（IDF）は、地上部隊がガザで「活動を拡大している」と発表しました。

IDF主席報道官ダニエル・ハガリ少将は「ここ数日の攻撃に加え、地上部隊は今晩も活動を拡大している。IDFは、戦争の目的を達成するために力強く行動している」との声明を述べました。

IDFによれば、2夜連続でガザへの地上空襲を行ったという。小規模な空襲は戦闘機と無人機によって支援され、IDFはガザ市郊外の数十の標的を攻撃したと述べました。

前日26日の早朝に数時間にわたって行われた攻撃では、ロケット弾発射基地を攻撃し、武装勢力と戦闘になったという。

なおこの小規模な侵攻でイスラエル人の死傷者は出なかったと述べています。

ハガリ氏によればこの地上空襲は敵を摘発し、発射台や爆発物を破壊して「戦争の次の段階に備えるためのものだ」と述べました。

ガザは通信が遮断

ガザ地区ではインターネットや携帯電話のサービスが遮断されているという。

27日にIDFは、ガザの地下にあるインフラを破壊することを目的とした激しい攻撃を開始した、と述べました。

この攻撃によりパレスチナの2つの主要携帯電話ネットワークは、電話回線とインターネットサービスがダウンしていると述べています。

ただそれによって外部との情報が遮断されるのが懸念されますね。緊急事態や人道的な事に対応できなくなる恐れがあるかもしれない。イーロン・マスク氏がスターリンクを提供することがあるのかな。

さらにガザでは、食料、水、燃料も遮断されているとか。

ガザに地下トンネルがあった

イスラエル軍によれば、ガザの病院の地下には、ハマスが使用するトンネルと司令室からなる地下隠れ家があるという。

ハガリ報道官は10月27日の記者会見で、「今日、私はハマスが病院をテロのインフラとして利用していることを証明する情報を明らかにする」と語りました。

それによると、この地下区画は「ハマスが病院を指揮統制センターにして、ハマスのテロリストや指揮官の隠れ家にしている」という。

またこの地下室に捕らえられた人質が入れられている可能性が指摘されています。（動画↓）

国連は圧倒的多数で即時停戦を決議

国連総会は27日、ガザでの完全停戦を求めるアラブ側が提唱した決議案を圧倒的多数で承認しました。

国連加盟193カ国のうち、反対票を投じたのは米国を含むわずか14カ国で、45カ国が棄権したようです。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、「ガザの人道システムは、200万人以上の市民にとって想像を絶する結果をもたらす完全な崩壊に直面している」と述べました。

「食料、水、医薬品、燃料が、すべての市民に、迅速に、安全に、そして大規模に届くようにしなければならない。」

「根本的な変化がなければ、ガザの人々は前例のない雪崩のような苦しみを味わうことになるだろう」

国連決議に対するハマスとイスラエルの反応

ハマス側は、国連の停戦決議案を歓迎しました。

「ハマスとパレスチナ自治政府は、10月7日の攻撃をめぐりイスラエルがガザへの攻撃を強化する中、ガザでの人道的停戦を求める国連総会決議を歓迎する」↓

一方イスラエルの国連大使は、圧倒的多数で採択された即時停戦を求める決議を非難し、「悪名高いものになるだろう」と反論しています。

イスラエルのギラド・エルダン大使はツイッターXに投稿しました。

イスラエルは、本日午後に可決された、ハマスの名前すら一度も挙げていない総会決議を断固として拒否した！まるで、この戦争が自分たちだけで始まったかのようだ！

私たちの人質について議論するときでさえ、起草者たちは、このあからさまな戦争犯罪に責任のあるハマスのテロリストを名指しすることさえできなかった。

イスラエルは自らを守り続ける。イスラエルは、ハマスの能力を根絶し、人質を帰還させるためになすべきことをする。

米国、イランの反応

米国のジョン・カービー国家安全保障報道官は、ハマスとの戦争において、米国はイスラエルに「レッドラインを引いていない」と述べました。つまり、イスラエルに制限を課そうとはしていないという。

「我々は彼らをサポートし続けるつもりだが、当初から、そしてこれからも、彼らのやり方について話し合いを続けていく」

一方イランのホセイン・アミラブドラヒアン外相は、イスラエルへの明確な支持を続けるならば、アメリカに対して新たな戦線が開かれると警告し、ベンジャミン・ネタニヤフ首相が全面的な侵攻を進めるならば、「その行動を後悔するだろう」と述べました。

また現在シリアやイラクで米軍と交戦しているグループについて、イランから命令や指示は出しておらず、独自でやっていると主張しています。

「アメリカ側は、これらのグループがイランとつながっていると主張している。これらのグループは、自分たちのことは自分たちで決めている」

世界の分断

どうやら世界が分断の様相を呈してきました。水瓶座時代が来るぞって感じです。

ただ米民主党はイスラエル支持の一枚岩ではなく、AOCやイルハン・オマルのような極左議員達はパレスチナを支持しており、意見が分かれています。

今後の展開が注目されます。

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2023年4月1日
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