レオナルド・ディカプリオ、マレーシアの金融業者がオバマに大金を違法献金しようとしてたと証言

レオ様、裁判で証言

自衛隊のヘリコプターが宮古島沖で行方不明になった事件、満月しかも水星冥王星スクエアで起こってますね。

さて「レオ様」こと俳優のレオナルド・ディカプリオ氏が裁判の証言台に立ち、その証言内容が話題になっています。

この裁判はヒップホップグループ「Fugees」のPras(プラス)ことプラカズレル・サミュエル・ミッシェル氏が米司法省から訴えられているもので、2012年にプラス氏が外国の団体からバラク・オバマ大統領選挙キャンペーンに違法献金したのを支援した疑いが問われています。

この裁判はまだ始まったばかりですが、起訴状によると、この献金は合法を装ったもので、プラス氏はマレーシアの金融業者ジョー・ロウ氏と共謀したという。

米国での選挙キャンペーンに外国人が寄付することは違法です。

また司法省は、この時の実際の資金はマレーシアの政府系ファンド「1Malaysia Development Berhad=1マレーシア・デベロップメント・ブルハド(1MDB)」から盗まれたものだと主張しています。

このうち2100万ドルが2012年の米国大統領選挙の「候補者A」に流されたとし、後にワシントンポストやニューヨークタイムズが「候補者A」はバラク・オバマ氏だと報じました。

ディカプリオとの関係

そもそもなぜディカプリオ氏が証人になっているかというと、何かの罪に問われているわけではありません。

ロウ氏が、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『ダム・アンド・ダンバー・トゥ(邦題:帰ってきたMr.ダマー バカMAX!)』などの映画を手がけたハリウッドの制作会社レッド・グラナイト・ピクチャーズの設立を支援していたことに由来すると思われます。

その『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で主役のジョーダン・ベルフォート役を演じたのがディカプリオ氏であります。

ロウ氏はディカプリオ氏が設立した慈善財団を支援し、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の資金援助をしていたという関係性から、証人として呼ばれ司法省に協力しているとのことです。

ディカプリオ氏は、少なくとも1990年代にはFugeesのバックステージでプラス氏に合っているといい、ロウ氏ともパーティをしたことがあると証言しました。

また裁判では、ロウ氏が民主党に「2000万ドルから3000万ドルくらいの多額の寄付」をするつもりだと言っていた、と証言しました。その時ディカプリオ氏は「うわ、それは大金だ」と言ったという。

プラスのやったこと

検察によると、プラス氏はロウ氏から2100万ドルを受け取り、様々な企業やミュージシャンに関連する人々などを使って迂回させ、オバマキャンペーンに資金を流したという。

プラス氏は熱烈なオバマ支持者で、文書によると大使候補になりたいとまで言っていたという。当時「Black Men Vote PAC」という政治活動委員会を立ち上げ、2012年の大統領選挙に向けて民主党の関係者にメールで資金集めを訴えていたようです。

そんな中でロウ氏はプラス氏に2100万ドル以上を送金し、プラス氏は自分の口座や迂回献金者を介すことで、オバマ氏の再選活動に約200万ドルを寄付したという。残りの資金がどうなったかは明らかになっていません。

またプラス氏は関係者を通じて、ロウ氏に「資金提供すればオバマとの最大15分の謁見を保証する」とメールで伝えていたとのこと。ただロウ氏はオバマ大統領とは会ってはいないようです。

プラス氏とロウ氏はオバマ大統領に接近し、影響を与えるためにこの陰謀を実行した、と司法省は主張しています。

さらにプラス氏は、トランプ政権時代にロウ氏に対する調査を取り下げるよう圧力をかけるため、他の者と共謀したとされています。

ジョー・ロウという人物

ロウ氏はマレーシアの裕福な中国系の家庭で3人兄弟の末っ子として生まれています。中国共産党との関係が噂されていますが、どうなんでしょう。

祖父は実業家で、タイで鉄鉱石採掘、酒類蒸留所、不動産などに関係していたという。

華やかなパーティー人脈を作り、パリス・ヒルトン、レオナルド・ディカプリオ、キモラ・リー・シモンズ、ジェイミー・フォックス、ブスタ・ライムス、カシーム・ディーン、エミリー・ラタジコウスキー、アリシア・キーズらと交友があったと言われています。

台湾の歌手エルヴァ・シャオと交際し、モデルのミランダ・カーとも付き合っていたという。ミランダ・カーには約800万ドルのダイヤモンドの宝石をプレゼントしているとか。

キム・カーダシアンの結婚祝いには32万ドルの白いフェラーリを購入したという。

またディカプリオ氏の慈善団体には、320万ドルのピカソ作品と920万ドルのバスキア作品を寄付したと言われています。

これらの高価品は司法省によって返還を求められました。

ホロスコープ見ると、いかにも見栄っ張りだし、人脈を駆使しそうな感じですが。

民主党の敗北と共に・・・

ロウ氏は1MDBから36億ポンド(約5900億円)を横領した疑いで別の刑事訴追されており、現在逃亡中だという。

訴追前には驚くべき豪勢なライフスタイルを送っていたようです。

  • ニューヨーク→タイムワーナーセンターのペントハウス、チェルシーとソーホーに高級マンション
  • ロサンゼルス→ブティックホテル、複数の邸宅、ボンバルディア社のプライベートジェット機
  • ドレイクやQueenなどの楽曲の権利者EMI Music Publishingの株式
  • 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の権利

ところが2016年の大統領選挙で民主党のヒラリー・クリントン候補が敗北し、ロウ氏に暗雲が漂い始めます。

そこで発足したばかりのトランプ政権との調整が必要でした。もちろんゴリゴリの民主党支持者であるプラス氏にはその接点はなく、TVプロデューサーのルム・デイヴィス氏のツテを辿って共和党のエリオット・ブロイディ氏と会うことができたという。

そのブロイディ氏は、1MDBの資金盗難に関する調査を司法省に取り下げさせるために、ロウ氏の代理として違法なロビー活動を行ったとして起訴されました。(後にトランプ大統領によって恩赦)

またこの時ブロイディ氏は、米国在住の反体制派である郭文貴(マイルス・グオ)氏の中国への引き渡しを働きかけていたという。

1MDBは国際的汚職スキャンダルの震源地

1MDBはすでにほぼ破産同然のようですが、資産回収を目指して事業体や個人に対して訴訟を起こしています。

2009年に発足以後、すぐに120億ドル以上の負債を抱えることになり、このファンドは大規模な国際的汚職スキャンダルの震源地になっていました。

米国司法省は、債券販売で調達した80億ドルのうち半分以上が盗まれ、吸い上げられたと発表しています。

この件はまだ裁判が始まったばかりで、今後数週間続くといわれています。今後スティーブ・バノン氏やルディ・ジュリアーニ氏といった著名なトランプ政権関係者が証言する可能性があるという。

しかし民主党はこういう怪しい献金が多いです。コンプラ意識ないんですかね。


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