トランプ氏を名誉毀損で訴えていた女性、突然訴えを取り下げる

トランプ氏を訴えていた女性が取り下げ

ドナルド・トランプ氏からセクハラを受けたと主張し、名誉毀損で提訴していた女性が突然、訴えを取り下げました。

この女性=サマー・ゼルヴォス氏は、2007年にロサンゼルスのホテルでトランプ氏に仕事のアドバイスを求めた際、身体を触られたと主張していました。

トランプ氏がこれをフェイクだと主張したことで、2017年1月に名誉毀損で訴えを起こしました。

サマー・ゼルヴォス氏

ゼルヴォス氏はリアリティ番組「アプレンティス」のシーズン5に出演していたとのことです。この番組は出演者達のビジネススキルを審査するもので、2004年1月から15シーズンにわたってNBCが放映していました。

「アプレンティス」は1シーズンにつき14~18名の出演者が登場し、ビジネスに関連した課題をこなして、1エピソード毎に1名が脱落していくシステムだったとのこと。

トランプ氏は1~14シーズンまでこの番組のホストを務めていましたが、大統領選への出馬が決まったためアーノルド・シュワルツェネッガー氏に交代しています。

ゼルヴォス氏は1話目で脱落したようですが、番組撮影後に仕事のアドバイスを求めてトランプ氏に連絡をし、ビバリーヒルズのホテルに招かれたと言っています。その際にトランプ氏からキスをされたり身体を触るなどされたと主張していました。

しかし彼女のいとこによると、ゼルヴォス氏はそれまでトランプ氏を高く評価していて、自分の店(飲食店)への協力を依頼したとことろ、トランプ氏に断られたためこの疑惑を思いついたとして、彼女の主張を否定していました。

偏見があった

セルヴォス氏がなぜこの訴えを取り下げたのか、理由はわかっていません。

マンハッタン最高裁判所の文書によると、この訴訟は偏見があるために却下され、廃止されたとのことです。

これによりゼルヴォス氏は州裁判所に同じ訴訟を提出することが出来なくなり、また裁判費用は各々の負担になるとのことです。

ゼルヴォス氏の弁護士であるベス・ウィルキンソン氏とモイラ・ペンザ氏は声明で、「5年の後、ゼルヴォス氏はこれ以上被告との訴訟を望んでおらず、自分の経験を自由に話す権利を確保しました」と述べました。

一方トランプ氏側の弁護士アリナ・ハバ氏は、「この問題でクライアント(トランプ氏)が何も悪いことをしていないことが明らかになったため、彼女にはそうする以外の選択肢はありませんでした」と述べています。

トランプ氏の声明

トランプ氏は声明で「このようなことが起こるのはとても悲しいことですが、真実と正義のために戦うことは非常に重要です。勝利のみが人の評判を回復させることが出来るのです」と述べました。

今週、トランプ氏は元顧問のマイケル・コーエン弁護士との裁判でも、裁判所がコーエン氏の訴えを却下してます。

蛇足ですがゼルヴォス氏はあの1972年生まれとのことで、なるほどと思いました。

ではこの辺で失礼します。