かつての新人賞アイドル川越美和氏が孤独死――四柱推命が示唆していた人生の転落

1990年代にアイドル・女優として活躍した川越美和氏が孤独死していたという。
亡くなったのは2008年4月(享年35才)とのことで、すでに9年が経過しているが、それまでどこからも報道されなかったことや、孤独死だったということに、何か物悲しさを覚えずにいられない。

2007年公開の映画「ゲゲゲの鬼太郎」出演を最後に突然芸能界を引退、その後時給1400円のテレアポの仕事をしていたという。住んでいたアパートを家賃滞納で追い出され、その後引っ越したアパートでひっそりと死んでいたのを大家が見つけたようだ。
まさに人生の栄光と転落を一気に浴びてしまった印象を受ける。

川越美和氏のホロスコープ

孤独死の頃のホロスコープを見てみた。

川越美和氏:死亡時のホロスコープ

川越美和氏:死亡時のホロスコープ

確かにその前から貧困を示す状態になっており、それに加えて犠牲という暗示がある。悪い人間に引っかかって何かの保証人になったと報道されているが、これを見るとその可能性は十分あるように思う。

四柱推命に暗示されていた栄光と転落

さらに四柱推命を見てみると、明らかな暗示があった。

先天命
【年】壬 子
【月】壬 子
【日】己 亥
【時】? ?

大運
10才~ 辛亥
20才~ 庚戌
30才~ 己酉

生時不明が非常に残念だけど、まず、この先天命は財多身弱などではないということ。
もしそうなら、15才でデビュー→即レコード大賞新人賞とはならないので。

10代でさながら「昇り龍の如き」運を持ったのは、ほぼ間違いなく棄命従格だからだろう。巷では「従財格」と呼ぶのかもしれないがが、その選別方法はどうでもよくて。

ともかく、この命は水に従わざるを得ない。

そしてこの命の大喜神は「木」で、木があれば水も火も喜神。
一方、忌神は「燥土・金」。

10代は水の運。結果的に大幸運となる。
デビュー年・新人賞獲得年の干支に木はないため、おそらく時干支に木があるのではないか?

一部で「従格は恵まれている」とする四柱推命の考え方があるようだけど、たしかに喜神が巡っている時は、この命のように大幸運となる。しかし一転、忌神運になると一気に転落してしまうのが従格。そもそも偏りすぎているし、日干が日干たる義務を放棄しているわけだから。

そして従格は、その構造から若年運にならざるをえない。
最初にいい運が巡ってきてしまい、後は転落するごとく運気を失ってしまうのだ。私も従格の人を鑑定したことがあるが、子供の頃は何一つ悩みのないイケイケな人生だったのが、大人になってから非常に悩みが多く挫折しているという。

――まさに川越美和氏もそんな感じだったのではないか。


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2023年4月1日
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