以前から問題があった?
白人警官による黒人銃撃が起きたウィスコンシン州のケノーシャ警察だが、以前から問題があった可能性について報じられている。
DAYLY BEASTはジェイコブ・ブレイク氏の事件の前から、ケノーシャ警察では汚職・残虐行為・隠蔽が横行していたとの記事を掲載した。
- ケノーシャ警察は89%が白人。
- 2015年のメモリアルデーの日、ケノーシャ警察が公園をぶらついていた2人の男性に、倒されていたゴミ箱について尋問をしたという。
警察の発表では、そのうち1人が騒ぎ始めたために逮捕しようとしたという。しかし撮影された映像では、8名の警官が2人を取り囲み、そのうち何人かの警官が男性をボコボコに殴っている姿が写っていた。(映像こちら)
- 2015年にはケノーシャ警察の巡査が指名手配されていた男性を射殺している。巡査が6回発砲し、その後で救命措置を取らなかった。これは裁判で過度の権力行使と判断された。
- 2002年には薬物で逮捕されていた男性にペッパースプレーとスタンガンを使用、警察は1回だけだと主張したが、複数回使用されていたとのこと。
- 2004年には21才の男性を射殺している。男性が警官の銃に手を伸ばしたためと主張したが、銃やホルスターには指紋やDNAが残っていなかったという。
この事件で射殺された男性の父親(元アメリカ空軍の副大佐)が警察を提訴、175万ドルで勝訴している。父親はそのお金を使い、警察改革の推進に尽力したという。
- 2017年にもウィスコンシン州裁判所が、「ケノーシャ法執行チーム全体が不適切な行動をとっていたことが明らかになった」と報告している。
- 同じく2017年には警官のボディカム使用が決議されたが、ケノーシャ警察は価格の高さを理由に導入しなかった。
今回のジェイコブ・ブレイク氏銃撃に関しても、ウィスコンシン州司法当局は調査に尽力し正義を追求すると述べたが、事件に関与した警官の身元や人数は公表せず、またケノーシャ警察もノーコメントだったという。
当局は詳細を明かしていない?
確かにウィスコンシン州の司法当局が発砲した警官の名前をすぐ公表しなかったのは事実だし、これまでも詳細情報をほとんど明らかにしていない。
ブレイク氏を撃った警官については、当初SNSなどで他の警官が推測されていた。その人物には批判が集まり、逮捕するべきなどの意見があったが、実際は別の人物(ラステン・シェスキー氏)だった。
濡れ衣を被せられた人物にとっては名誉毀損にもなるような迷惑な話だが、これもすぐに氏名が発表されていれば起こらなかったことでは。
それも含め今回の事件のだいたいの報道は、ブレイク氏側の弁護士や家族がソースのもの、それと目撃者の証言や事件動画の分析ばかりの気がしてる。
録画した人物の証言
またネットで拡散されている動画を撮影した人物も、本名を明かして(22才のレイセアン・ホワイト氏)証言しており、最初はアパートの向かいで複数の女性が口論しているのを聞いたという。
その後警察がブレイク氏と争っているのを見て録画を始めたという。ホワイト氏は警官が「ナイフを置け」と叫んでいた声も聞いているが、ブレイク氏の手にはナイフは見られなかったと言っている。
実際、その後の調査でナイフは車の床下にあったことが証明されているし、その他に武器は見つかっていない。またホワイト氏もブレイク氏は暴力的な態度ではなかった、とメディアに語っている。
最後に
ネットでは警察側を擁護している意見もあるが、こういう問題が起きてくるのは明らかに今の天体配置の影響だと思う。警察に問題が出てきますという暗示。
まあ最終的には裁判で証明されるだろうが、いずれにしてもきちんとした形で結果が出ることを願いたい。
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