文部科学省の元局長が自分の子供を医大に不正入学させていた問題で、東京地検特捜部は会食時のやり取りの音声データを手に入れているという。それによれば「息子が一番行きたい大学なのでよろしくお願いします」などと伝えていたようだ。
受託収賄の容疑で逮捕された、もと文部科学省の科学技術・学術政策局長の佐野太氏は、東京医科大の臼井正彦前理事長から、文科省の「私立大学研究ブランディング事業」の選定において便宜を図ってもらうよう依頼され、その見返りとして自分の息子の合格を頼んだ――ということだが、ま簡単に言えばモリカケ問題と同じような「忖度」って話だと思うので、すなわち山羊座冥王星時代の特徴的事象だろう。
さらに東京医大は「裏口入学リスト」なども作成していた。そこには紹介者の名前や合格優先度と見られる記載などがあったといい、こうした不正入学は日常化されていた可能性が高い。
頭脳も金も難関な医師への道
医学部というのがいかに難関かというと、全国の医学部入学定員9420名(2017年)に対して、入学志願者は13万人と約14倍の倍率だという。合格率にして約7%の「超狭き門」である。
【出典元】過熱し続ける医学部受験 合格率7%、超難関の真相/Forbes JAPAN
その中で今回問題になった東京医科大の合格率は10.6倍(2017年)で、つまり約11人に1人という合格率だ。そのうち現役合格率は33.3%だそうで、3分の2は浪人を経てようやく入学している。しかも入学できたからと言って「=勝ち組確定」というわけではない。なにせ卒業までの学費が3000万円近くかかるので、それプラス生活費を考えれば、いかに頭が良くてもお金がなければなれないのが医師、なのである。
一方で「医学部に入学できたからと言って、国家試験に合格できなければ医師になれない。」という指摘はあるだろう。そこで東京医科大の医師国家試験合格率を調べてみると、96.4%(第112回医師国家試験)と高い。ただ全体平均で見ても90%を超えていて、つまり医学部に入学さえできれば、10名のうち9名は医者になれる、ということになる。
【出典元】第112回医師国家試験の学校別合格者状況(PDF:1916KB)/厚生労働省
で、今回受託収賄容疑で逮捕された佐野太元局長のものはわからないが、息子さんの方の生年月日はネットに出回っていたので考察してみた。それによれば、深読みすれば今回の事件の暗示がないわけではなくて、個人的に非常に興味深かった。
裏口入学・息子氏のホロスコープ
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