2016年リオデジャネイロ五輪・女子体操日本代表の宮川紗江選手がコーチからパワハラを受けていた件で、事態が思わぬ方向に進んでいるとか。宮川選手が元コーチの処分に対しショックを受けている事や、所属先の体操クラブとの契約解除などが取り沙汰されている。
普通のパワハラ騒ぎとは一線を画す様相を呈してきた
宮川選手は当時コーチだった速見佑斗氏から、指導中に「顔を叩かれる」「髪の毛を引っ張られる」などの暴力行為を受けていたそうだ。7月11日に日本体育協会に通報が入り、その後協会による調査および速見コーチへの聞き取りを行った上で事実が確認されたため、8月13日に無期限の登録抹消処分を通知した。
この最初の時点では、単なる「選手に対するコーチの横暴」「またパワハラか」という捉え方が大方の見方だったが、時間がたつに連れ方向がちょっとねじれてきた。
というのも8月21日に、当事者の宮川選手が代理人弁護士を通じ、
「私は8年間、速水コーチと共にオリンピック金メダルを目標に毎日、家族のサポートを受けながら信頼してコーチと頑張ってきました。金メダルという目標は速水コーチとだからで、他のコーチとでは私の望む事ではないし、意味がありません。暴力は良くないことだとはわかっていますが、私は速水コーチに対して、パワハラされたと感じていませんし、今回のことも訴えたりしていません。家族も同じです。報道の内容には真実ではない行き過ぎた内容もあり、私は不安と怒りで自分を保つのがやっとの状態です」
→体操宮川紗江「パワハラない」コーチ暴力処分に反論/日刊スポーツ
(※速水→速見)
とコメントしたばかりか、さらに速見氏への処分を不服として、東京地方裁判所に仮処分の申立を行ったという。
さらに妙な展開
記事によれば、今回の性急な処分執行のプロセスに「不自然さ」「第三者による何らかの意図」を感じていたとされている。つまり陰謀みたいな事かな?よくわからないけど。なんか栄和人氏の時の匂いがしないでもない。
すると今度は、宮川選手が所属しているレインボー体操教室が、宮川選手との契約を解除した事が判明した。もともと8月末までの契約だったようだが、彼女は当面無所属で活動するっぽい。
さらに8月24日、今度は日本体育協会が、騒動のお詫びと共に、これまでの経過と今後の対応についての説明をマスコミ各社にFAXした。
→体操女子パワハラ騒動 日本協会がお詫びと経過報告 来月3日にスポーツ庁に説明/スポニチアネックス
パワハラの定義?
っていう、現時点まででいうなら、何ともカオスな物語が展開されている。
宮川紗江選手は2才から体操を始め、2013年に女子ジュニアナショナル選手に選ばれたという逸材で、2016年に日本代表としてリオ五輪に出場し、2020年東京五輪の出場も目指している途上での今回のトラブルだ。
そもそもパワハラって、受けた側がそう取っていなければ成立しないんじゃなかったっけ。その理屈で言えば、今回宮川選手側が「パワハラされたと感じていない」とハッキリ明言しているので、この問題自体になにか違和感を感じるのだが。
でホロスコープを見たのだけど、いろいろ感じるものがあった。
ホロスコープ考察
まず宮川選手のホロスコープだが、私の見解では、本人のエネルギーが誘引してしまったのが一因としてあるように思う。彼女は今18才という、女子体操選手としては油の乗り切った年令だ。ホロスコープでは18才は金星になるが、彼女の金星は固定サインのTスクエアしかなくて、そもそもシビアな状態なのがわかる。これは金星のことか、金星の年令での状態を暗示する。
それに対して水星の頃、つまりジュニア選手の頃は土星との120度なので、たぶん安定していたと思われる。だが金星の年令になってから、急に窮屈でストレス感のあるライフサイクルになってしまうのだ。
金星は土星からの90度なので、目上からの圧力という風に読める。ただし彼女がそれを否定しているというのは、おそらく彼女自身が生まれながらに持っているエネルギーなので、それに大して違和感がないというのがあるだろう。
そもそも獅子座-水瓶座の180度に対しての牡牛座からの90度というのは、自由な演出力に対して「それじゃセンスねーわ」と言っているような感じで、もっと実際の戦闘力を磨けと文句を言われる構図である。それもしつこく。
でそれはすでに書いているように本人の持っているエネルギーでもあり、本人の中で消化して調整するしかなくて、でもそのストレスがあるから人は成長できるというのもある。イージーばかりに浸りきって何も成長できないというのとは根本的に違う。
さらに現在トランジットの木星が蠍座にあるので「騒ぎは拡大するよ」という現状況の示すとおりになっていて、しかも固定サインのグランドクロスでガチガチという状態。
もう一つは彼女の太陽・水星・月という乙女座のあたりが途中挫折を暗示するエリアにあって、しかもいま魚座にいるトランジットの海王星と180度になっているので、何かに怪しいことに巻き込まれやすく、それによって人生を曲げられてしまうのだろう、という予想が立つ。
とまあ天体のアスペクトは、読めば読むほど色々なものが見えてくるし、人生開拓のヒントが隠れている、という点で、私自身非常に重視している。そもそもアスペクトがなければ行動がもたらされないし、使いようによってそれが身になることも害になることもある。つまり実際の人生を深く知る上で必要不可欠なツールだろう。むしろアスペクトがわかっていなければ他のテクニックは無用の長物、とさえ思っているほどで、なぜならそもそもアスペクトがわからなければホロスコープを詳しく読むことはできないわけで。
騒動に絡む組織のホロスコープにも違和感
でもう一つ、日本体操協会のホロスコープ(2013年公益法人化のときのもの)も怪しい。なにせ太陽・冥王星90度だし、それに金星・火星・天王星も含まれているという点で、わりとお騒がせっぽい匂いがする。今は協会の水星にトランジットの海王星が重なっているタイミングなので、さらに怪しい。ただし、このホロスコープは参考程度だろう。
また、宮川選手との契約を解除したというレインボー体操教室のホロスコープも色々ありそうな印象だ。こちらは2015年のカーディナルスクエア+土星・海王星90度のゴールデンコンビ(笑)のタイミングでの設立であり、しかも細かく見るとクセが見えてくる。
いずれにせよ現役の選手には頑張ってほしいので、なんとかこの騒動を乗り切ってもらいたいものだが。
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