木村花氏の死がきっかけで
木村花さんが死亡したことについて、高市総務相は「匿名で誹謗中傷する行為は人として卑劣で許しがたい」と述べた上で、発信者の特定を容易にするための制度改正を「スピード感を持って行う」と語りました。https://t.co/YoJujH1IPw
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 26, 2020
女子プロレスラー木村花氏の死で社会的に動きが出ている。SNSでの誹謗中傷に世間からたくさんの声が上がり、この問題があらためてクローズアップされた。
先日このブログで、彼女が新月で亡くなった事について言及し、「新たなテーマを投げかけたという観点では、意味があった。」と書いたのだが、まさしく彼女の死は社会にテーマを残してくれたと思う。決してムダ死ではなかったと、リスペクトを込めていいたい。
彼女が亡くなった新月は双子座2度で起こっているので、これを機にこのテーマをきちんと整理しようということになったかもしれない。いずれにしてもネットでの誹謗中傷問題はここのところ過剰になっていたし、いつかはルール化しなければならなかったろう。
ただ法整備をするにしても、某国みたいに国民を監視するまでの制度にしてしまうのはどうなんだろうね。○イ○ンバーなどいろいろしようとしてるけど、行きすぎないようにしてほしいものだ。
「コスチューム洗濯事件」その後の未公開シーン
ところでこの問題の発端となった同番組内の「コスチューム洗濯事件」が本編放送後に話題になったため、その後を追った未公開シーンが公式YouTubeチャンネルで追加されていた。
この未公開シーンは『”コスチューム事件”その後』というタイトルで、Vol.1~3による三部構成になっているが、それ自体異例なことだといい、この事件をさらに煽って再炎上させているのではないかと物議になってる。
まあこの未公開をざっと見ただけでは、木村氏がそれほど批判浴びなければならなかった理由はよくわからなかった。シリーズ全体の流れを見ていないのでなんともいえないけど。
制作側や出演者にも飛び火
いずれにしてもこの問題はどんどん広がりを見せており、文字通り社会にテーマをもたらしたといえる。一部ではわざわざ未公開シーンを上げた制作会社やフジTVにも責任があるという意見も聞かれ、また番組内でスタジオコメンテーターとして出演していたタレントにも問題があったとする声もある。
そんな中で「テラスハウスが大好き」を自称しているというお笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政氏が自身のYouTubeチャンネルで、同番組からチュートリアル徳井氏が抜けて、南海キャンディーズ山里氏が暴走し始めたと言っていたようだ。
「テラスハウス面白いんやけど、なんか徳井さんがおらんことになって、(南海キャンディーズの)山里(亮太)さんがボロカス言うのよ、素人に対して。で、(今までは)徳井さんがそれを守りつつ、変なことを言って笑いになって、山里さんが一人だけ暴走してるなっていう感じだった」と言及し、徳井が不在となったことで、山里のテラハメンバーへのイジりコメントが目立つようになってしまったという。
「俺はもう嫌やねん、そんなテラスハウス。これはもう干されるの覚悟で言うわ。今のテラスハウスって誰が得すんねんっていう感じになってる。出てる人皆叩かれんねん」と熱弁。テラスハウスのメンバーも叩かれる傾向が強まっているとも嘆いた。
【出典元】同上
※1:00:32あたりから
まあこうなると、『テラスハウス』っていうのはそもそも炎上ありきを楽しむコンテンツじゃないのかという気がしてくる。ただ今回の件によって、それが時代に合わなくなりつつある前兆か、とも。
SNSなんかホント私やりたくないです
また『テラスハウス』とは関係ないが、以前木村氏がSNSを「やりたくない」と言っていた動画があるようだ。
これは、木村氏の所属するプロレス団体「スターダム」の公式チャンネルにアップされた動画で、コロナ禍で同団体の大会が中止になり、ファンが自宅でも楽しめるように企画されたものだそう。
この中で木村氏は「地獄のようです。ホントはこんなのやりたくないです私。SNSなんかホント私やりたくないです。」と言っており、自分の役目としては分かっているが、実はナイーブであることが垣間見えていた。
彼女はプロレスでは悪役をやっていたが、プロレスにおけるそれ自体がそもそも作られた台本であり、善玉対悪玉というのはプロレス発祥以来の永遠不滅の基本構図、そのコントラストを楽しむのがプロレスというコンテンツだった。もちろん根っからの悪人だったらそもそもプロレス団体から仕事もらえてない。
その意味でプロレスこそ炎上理論を昔から地でやってきたわけで、逆に言えばそうじゃないと観客は感情移入できず、これほど人気コンテンツにはならなかった。
ただ残念なのはこの動画の中で矢野通氏から、(SNSで)「自分が悪者にならないように気をつけて」とアドバイスされているのが、今となっては皮肉のようになってしまった。
最後に
最後にちょっとホロスコープに触れると、山里亮太氏が今ちょっとやり玉に上がっているのは分かる気がするね。たしかに厳しいので気をつけた方がいい感じかも。
あとフジTVのホロスコープも気になった。同局の番組『超逆境クイズバトル!!99人の壁』がBPO真偽入りしているみたいだけど、フジTVのコンテンツで問題が出るのは致し方ない状態になってるかな。
【追記】SNS事業者団体が緊急声明発表
Twitter、Facebook、LINEなどSNS事業者が設立した「ソーシャルメディア利用環境整備機構」が緊急声明、嫌がらせや名誉毀損などの禁止事項の啓発を実施し、違反があった場合のサービスの利用停止などを徹底するとのこと。
SNS事業者団体が緊急声明“禁止事項の違反 利用停止など徹底” #nhk_news https://t.co/FaFZURbjYv
— NHKニュース (@nhk_news) May 26, 2020
ほんと木村花氏の犠牲が社会を動かしたね。
安らかに。
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