テキサス州、記録的寒波で大規模停電
テキサス州の大規模停電は例年にない寒波の影響だそうで、これを書いている時間(現地夜)の気温はテキサス州北部で-25℃、南部でも-10℃前後となっており記録的なもよう。これはアラスカ州の気温とほぼ同じのこと。
テキサス州は緯度的には九州とか沖縄くらいなので、それを考えるとちょっと異常な状況かと。
この異常寒波の中での計画停電は、現地2月15日月曜早朝から始まり火曜日まで及ぶと報じられている。なお、これを書いている現在の停電世帯は420万世帯を超えている。
まあ最近日本でもチラホラ見られるが、電力が足らなくなるのは現在の天体配置が示してる。
寒波による被害
情報によるとテキサス州ハリー郡のホームレスの男性が凍死、また寒さのために暖炉を利用したヒューストンの家族6名が一酸化炭素中毒になったという。
さらに交通網にも支障をきたしている。
先週木曜テキサス州フォートワースでは、寒さによる路面凍結により133台が絡む大規模な追突事故が発生、少なくとも6名が死亡、約60名が病院に搬送されている。
衝突した車の列は1マイル(1.6km)にも及んだという。
動画(まさに地獄絵図)↓
LOOK: the moment of impact causing the deadly crash in Fort Worth 😢 pic.twitter.com/Jo4VPGTN9F
— Cynthia McLaughlin (@cynthiasmu) February 11, 2021
また2月14日に同じテキサス州エルパソでも15台が絡む事故。
動画↓
Hwy 10W / El Paso, Texas🙏🏽❌#texas #elpaso #trucking #Transportation #accident #weather #snowstorm #TexasFreeze #TexasWeather pic.twitter.com/ukj42CRk8U
— 401_da_sarpanch (@401_da_sarpanch) February 14, 2021
テキサスあたりじゃ冬でもスタッドレスとか履かないんだろうなあ・・・
電力が不足した原因
で今回のテキサス州の電力不足の原因は
- 風力発電のプロペラ(タービン)が凍結してしまったため
- ソーラーパネルが凍結してしまったため
と報じられている。
Rolling black outs across Texas – outages due to frozen wind turbines and solar panels https://t.co/7flrgYroNf pic.twitter.com/rwtSGSofMy
— Blacklisted News (@BlacklistedNews) February 16, 2021
で、これ見て疑問に思うのは「あれ?テキサスって全米有数の天然資源が豊富な地域じゃなかったっけ?」ということ。つまり、んなもん火力発電でバンバン補えるのでは?
ところがこれ実はそうじゃないみたいで、何年も前からテキサス州は風力発電にシフトするようになっていたという。昨年度、州の電力の1/4が風力発電によって賄われていたようだ。
ま利権とかもあるのかな。知らんけど。
しかもプロパンガスの供給も、道路が凍ってしまっているため緊急用のプロパンタンクの補充ができないという。
最後に
そういえば梅田さんは、気候危機について言及してたね。
だがタイミングの悪いことに、グリーンエネルギーは寒波じゃ使い物にならないことが証明されてしまった形。
パイプラインの建設中止してこの事態じゃ、テキサス民の怒りはどうなんだろうね。
就任以来、なかなか良い話題がない気がするけどお大事に。
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