エプスタイン死亡時の看守、司法取引で警備記録の捏造を認める――実際は寝ていた

エプスタイン死亡時の看守が記録改ざんを認める

先日離婚を発表したビル・ゲイツ氏との関係が取り沙汰されている、ジェフリー・エプスタインにまつわるニュースが出ています。

エプスタインが刑務所内で亡くなった時の看守職員が、当時の警備記録の捏造を認めたと報じられています。

司法取引に非難の声も

拘留されていたメトロポリタン矯正センターで、エプスタインが亡くなった夜に警備を担当していたマイケル・トーマス氏とトバ・ノエル氏は、警備記録に嘘の記述をしたとして起訴されていました。

このたび2人は司法取引の一環として、改ざんを認めたと伝えられています。

改ざんを認める代わりに、刑務所に収容されることは回避され、100時間の社会奉仕活動と捜査の全面協力が義務づけられるようです。

ただし上院司法委員会のベン・サッセ上院議員は、この司法取引を「容認できない」と非難しています。「秘密を墓場まで持って行かれたうえ、この看守達はゴミ拾いをするだけだ」

残業疲れで寝ていたか

2名の職員は、当日必要な巡回を行ったという虚偽の記述をした事を認めています。

エプスタインの監房からわずか15フィート(5メートル弱)のところで机に座り、家具やオートバイをネットショッピングして、30分ごとに義務づけられている巡回見回りをせず共有スペースを歩き回っていたと主張していました。

しかし起訴状によると、2時間の間2人は寝ていたように見えたとしています。この日2人は、人員不足のため残業していたとのことです。

一人は担当ではなかったが5日連続で残業しており、もう一人は強制的な残業をしていたようです。この施設の人員不足は深刻で、看守は連日の強制的な残業を強いられていたといいます。

ここに限らず刑務所の人員不足は連邦刑務所全体の問題らしく、こうした記録の改ざんや隠蔽は日常的に行われていたと、2019年に議会報告されているようです。

エプスタインの死亡

2019年7月に未成年性的搾取などの疑いで再逮捕されたエプスタインは、8月10日にメトロポリタン矯正センターの監房内で首を吊った形で亡くなりました。

この数週間前に、エプスタインは首に怪我を負って意識不明になっています。これが自殺未遂によるものか、他者に危害を加えられたかは不明です。

その後エプスタインは一時、自殺防止の監視下に置かれましたが、その後解かれて別の受刑者と特別収容室に入りました。死亡前日に同室の受刑者は転出しています。

看守が寝ていて巡回せず、なぜか監房の前にあった監視カメラも故障していたという、奇妙に条件が重なった中でエプスタインは死亡しています。

自殺との発表に異論も

検死の結果、自殺と発表されました。しかし遺族や弁護団から疑問の声が上がっており、未だに論議を呼んでおります。

※遺体が運び出されたときの画像、耳や鼻の形が違う?↓

遺族から死因鑑定を依頼された法医学者マイケル・バーデン氏は、他殺されたことを示す証拠があると主張しました。

自殺説、他殺説、身代わり説、いろいろ憶測が飛んでいます。

2019年にエマーソン大学が行った世論調査によると、エプスタインの自殺を信じているアメリカ人は、たった3分の1しかいないとの結果が出ていました。

最後に

エプスタインの右腕といわれ、2020年7月に逮捕された「マダム」ギレーヌ・マックスウェルは、未成年者の性的人身売買など6つの罪に問われています。

エプスタインを教訓にしてか、現在マックスウェルは拘留施設内で看守によって15分おきに安全チェックされているようです。

彼女の裁判は今年秋からスタートする予定になっていますが、なんとかそれまで無事でいてもらいたいものです。

ではこの辺で失礼します。

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