McAfee創業者が刑務所内で死亡
火星土星天王星のTスクエアのタイミングで、ジョン・マカフィー氏が亡くなったのは興味深いことです。
アンチウィルスソフトの草分け、McAfee創業者のジョン・マカフィー氏が6月23日、スペインの拘留施設で死亡しているのが見つかりました。自殺とみられています。
BREAKING: John McAfee, the tech innovator whose name is synonymous with antivirus software, dies by suicide hours after a court approved his extradition from Spain to face US tax evasion charges, officials say. https://t.co/c0XH38eaMR
— NBC News (@NBCNews) June 23, 2021
マカフィー氏は米司法省から脱税容疑で起訴され、2020年10月6日にスペインのバルセロナにあるエル・プラット空港で逮捕されました。ちょうどインスタンブールへトランジットしようとしていた時でした。
もし有罪となった場合、最大で禁固30年の刑に直面する可能性があったようで、逮捕以後は米国の身柄引き渡しに抵抗していたとのことです。
23日の朝にスペインの裁判所が、マカフィー氏の米国への身柄引き渡しを認めた数時間後に、ブリアンズ2刑務所の独房内で亡くなっていたのが発見されました。
脱税容疑で起訴
マカフィー氏は暗号通貨の普及、コンサルティング、自身のライフストーリーの権利の販売等で得た数百万ドルの収入の税金を払っていないとして、起訴されていました。
マカフィー氏は今年6月16日に以下のようにツイートしています。
The US believes I have hidden crypto. I wish I did but it has dissolved through the many hands of Team McAfee (your belief is not required), and my remaining assets are all seized. My friends evaporated through fear of association.
I have nothing.
Yet, I regret nothing.
— John McAfee (@officialmcafee) June 16, 2021
アメリカは私が暗号を隠していると信じている。それをやっておきたかったのだが、マカフィーチームの多くの手によって溶かしてしまい(あなたの考えは必要ない)、残りの私の資産はすべて差し押さえられた。私の友人達は関係を恐れて逃げた。
私には何もない。
しかし私は何も後悔していない。
マカフィー氏は2017年頃からツイッターで、仮想通貨の情報提供をして価格をつり上げるなどの手口を使っていたと言われていますね。
エプスタインの自殺を信じていなかった?
マカフィー氏はしばしば、ニューヨークの拘留施設内で自殺したとされるジェフリー・エプスタインの名前を挙げていました。
- 2019年11月13日のツイート
「これはどんな風に始まったんだ?あちこちでポップアップしている。私はジェフリー・エプスタインが殺されたとは言ってない。自殺じゃないと言ったんだ。同じではない。生きてるかもしれない。存在しないかもしれない。殺されたのかもわからない。私が知っているのは、自殺じゃないって事だけだ」 - 2019年11月13日のツイート
「エプスタインが首を吊った夜の間違えたテープを探している。公式に主張されているようにエプスタインの同室者の●●が、エプスタイン自殺の前に別の部屋に移されているビデオを探してみてくれ。それは存在しない。決して起こっていないんだ。」
さらに逮捕された後の2020年10月16日には
I am content in here. I have friends.
The food is good. All is well.
Know that if I hang myself, a la Epstein, it will be no fault of mine.
— John McAfee (@officialmcafee) October 15, 2020
私はここで満足している。友達もいる。
食べ物もいい。全て順調だ。
私がエプスタインのように首を吊ったとしても、それは私のせいではないことをわかってくれ。
と、エプスタインの死は自殺ではないと信じていたようなツイートをしていました。
暗号通貨「WHACKD」
さらに2019年11月に「WHACKD」という暗号通貨を発表していますが、そのときのツイートは以下のようなものでした。
The $WHACKD token arrives on Friday. Will be immediately listed on https://t.co/rPJGxgalMu. pic.twitter.com/zUPWQf07aQ
— John McAfee (@officialmcafee) November 11, 2019
ツイート内容は「WHACKD」のトークンが金曜日に到着すると言っているだけですが、問題はこの画像です。足がぶら下がっているイメージに「エプスタインは自殺していない」と書かれ、女性が見上げています。
この女性が誰なのかはご判断にお任せします。(笑)
妻「米政府が刑務所内で死なせる事を望んでいた」
亡くなる数日前の6月20日に妻のジャニス氏が、米政府がマカフィー氏を刑務所内で死なせることを望んでいたとの声明を発表しています。
Happy Father's Day @officialmcafee. Though you are spending the day in prison know that you are loved and appreciated. #FreeJohnMcAfee #FreeMcAfee pic.twitter.com/YFmB36KWfb
— Janice McAfee (@theemrsmcafee) June 20, 2021
現在アメリカ当局は、政府機関の腐敗を告発したジョン(マカフィー)を見せしめに刑務所で死なせようとしています。
メディアは彼らのシナリオに従って彼を非難し続けており、アメリカにはもはや正義はないので、彼がアメリカで公正な裁判を受けられる望みはありません。
文字通りそれしか選択肢がないのです。以前は有罪が証明されるまでは無罪でしたが、どういうわけか無罪が証明されるまでは有罪になっています。あなたに証拠はなく、実際何の根拠もないのに、世論という法廷で裁かれてしまいます。法廷に立つ前に有罪とされ、人生の取り返しがつかなくなるのです。
ジョンがスペインの刑務所で過ごした8ヶ月間で、彼の精神的・肉体的な健康に大きな影響を与えました。経済的にも精神的にもタフでしたが、めげずに権力に対して真実を訴え続けています。
たしかにマカフィー氏は権力の腐敗について訴えていたようです。
In a democracy, power is given not taken.
But it is still power.
Love, compassion, caring have no use for it. But it is fuel for greed, hostility, jealousy…
All power corrupts.
Take care which powers you allow a democracy to wield.
— John McAfee (@officialmcafee) June 18, 2021
民主主義において、権力は奪うのではなく与えるものである。
しかし、それは依然として権力である。愛・同情・気遣いはそれに利用できない。しかしそれは強欲・敵意・嫉妬のエネルギーになる。
全ての権力は腐敗する。
民主主義が行使する権力に気をつけろ。
2019年にマカフィー氏は、政府の汚職に関するファイル(30テラバイト以上)を入手したと明かしていました。
最後に
マカフィー氏のホロスコープは火星がかなり目立つ図で、ポイントになっていると思いました。かなりストレスがあり、ひっくり返したい衝動が出やすいのです。
しかしエプスタインが刑務所内で自殺したという発表を信じなかったマカフィー氏が、自ら刑務所内で亡くなるというのは皮肉なことです。
また何かありましたら取り上げたいと思います。ではこの辺で失礼します。
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