スイス大手クレディ・スイス銀行の内部データがリーク、犯罪者や汚職政治家などの顧客情報が漏出

クレディ・スイス銀行で内部リーク

世の中にいよいよ山羊座が煮詰まってきた感じがプンプン漂ってきてますね。

スイスの大手銀行クレディ・スイスで爆弾級の内部リークがあったと騒がれています。私は前からリークが多くなると言ってきましたが。

クレディ・スイスに預金されていた800億ポンド(約12兆5,000億円)の顧客データが流出しました。その中には人身売買やマネーロンダリングなどの不適切なものを含む約3万人の顧客が入っていたようです。

リークした匿名の人物はドイツの新聞Sueddeutsche Zeitungにデータを渡し、組織犯罪と汚職報告をする非営利団体The Organized Crime and Corruption ReportingProject(OCCRP)や数十のメディアらと共に、数ヶ月を費やして検証したといいます。

現時点で166年の歴史を持つクレディ・スイスは世界トップレベルのプライベートバンクと言われており、運用資産を何十億と持つ富裕層が利用するサービスを誇っています。

リーク者「スイスの銀行法は不道徳だ」

スイスの銀行法「銀行および貯蓄銀行に関する連邦法」は1934年にスタートしたもので、顧客の機密保持に徹しており、ナチスドイツから迫害された人たちの資産を保護するのに役立ったようです。

この法律では口座名義人の情報を第三者に開示した場合は犯罪になるとのこと。そのため、富裕層が集まることになりました。

一方でプライバシーが守られる事をいいことに、犯罪者・脱税者など違法な人たちがお金を預ける場にもなっていました。

今回の告発はクレディ・スイスの顧客チェックがおざなりになっていたことを示すものです。

告発者は「スイスの銀行機密法は不道徳だと思う」と述べ、「金融のプライバシーを守るという口実は、脱税者へ協力するスイスの銀行の恥ずべき役割をカバーするイチジクの葉(隠すためのもの)に過ぎない」と言っています。

独裁者・犯罪容疑者・人身売買・売人などの口座が

リークされたデータには1940年代から2010年代までに開設された口座が記録されており、現在運用されているものは対象になっていないとのこと。

ただ、そのうちの3分の2が2000年以降に開設されたものだそう。

クレディ・スイスによれば、問題になっている口座の90%がリーク前に閉鎖されているか、現在閉鎖手続き中とのことです。リーク情報を知って事前逃亡を図った人がいるかもしれませんが。

Sueddeutsche Zeitungによると、銀行は腐敗した独裁者、戦争犯罪の容疑者、人身売買業者、麻薬の売人、その他の犯罪者を受け入れていたことを示していたといいます。

その中には拷問に関与したスパイ、フィリピンの人身売買者、収賄で有罪になった香港の証券取引所の社長、ベネズエラの国営石油会社を略奪した幹部、そして世界中の汚職政治家などがいたと言われています。日本人が含まれているかはわかりません。

またロンドンの不動産への不正取引で現在刑事裁判中のバチカンが所有する口座などもありました。

クレディ・スイスは「切り取られた選択的な情報に基づいており、その結果銀行業務について偏向的な解釈をされている」として否定しています。

メディアとしての矜持

以前パナマ文書の流出でケイマン諸島などオフショアのタックスヘイブンの租税回避が問題になりましたが、あのときは大手メディアも積極的に報じず、なんとなくウヤムヤになってしまった気がします。

一部の書籍などではこの問題を専門的に取り上げたものが少なからずあったものの、私も含めそれをわざわざ購入して読む人はなかなかいません。

今にして思えばあれは「メディアがスルーすれば問題が大きくならない」というのを証明した事案だったかと思わざるを得ません。逆に言うと大手メディアが選んで報じたソースしか世論誘導できない世の中の稚拙さを物語っているかもしれないです。

しかしこれまで大手メディアがそれに甘んじて忖度するようなことをしてきた結果、徐々にメディアの信頼性にほころびが見えてきています。それはCNNを見れば顕著です。なにせ米国では昨年に比べ90%近くの視聴者を失っているのです。

メディアは一刻も早く本来のジャーナリズムを取り戻してもらいたいです。その日が来るのは見えてきてます。なぜなら山羊座時代は遅かれ早かれ終わるからです。今回のリークがそれを示しています。

CNNのていたらくはその予兆に過ぎません。また、いつまでもその流れを追っているメディアはいずれ凋落する可能性があります。時代がノーを突きつけるからです。