エプスタインの盟友ジャン=リュック・ブルネル、刑務所内で首を吊った状態で発見される――自殺か

ジャン=リュック・ブルネルが死亡、自殺か?

またエプスタイン事件の闇深さを証明するような事件が起こりました。

未成年性的虐待や人身売買を行っていたとして逮捕され、刑務所内で自殺したとされるジェフリー・エプスタインの盟友と言われていたジャン=リュック・ブルネル氏が、現地2月19日に拘留されていたパリの刑務所で首を吊った状態で発見されました。

ブルネル氏の死は、アンドルー王子が電撃的にバージニア・ロバーツ・ジュフレ氏と和解して1週間も経たずに起こっています。

にしても、また刑務所内での不祥事が起こったのはどうしたものか。

ジャン=リュック・ブルネルという人物

ブルネル氏は1946年にパリで生まれ、自らモデルスカウトもしながらモデルエージェンシーを経営していました。

シャロン・ストーン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、クリスティー・ターリントンなど多くの著名モデルを発掘したやり手だと言われていました。モニカ・ベルッチも彼の事務所が見出したとされています。

1988年12月にCBSの「60ミニッツ」で、複数のモデルがブルネル氏らから薬物漬けにされて性的虐待を受けたことを告発しています。

また1999年11月にBBCが、ファッション業界における虐待を報じた中にブルネル氏の名前が入っていたことで、ヨーロッパのモデルエージェンシー業界から追放されています。その後米国に拠点を移しました。

2004年にエプスタインから資金援助を受けて「MC2マネジメント」を設立し、ニューヨーク、マイアミ、イスラエルのテルアビブなどにオフィスを展開しています。

エプスタインとの関係

バージニア・ロバーツ・ジュフレ氏は2015年の宣誓供述書で、エプスタインが「ブルネル氏が紹介した少女1,000人以上と寝た」と自慢していたと主張していたようです。NBCの番組でも同じ事を主張しました。ブルネル氏はこれを否定しています。

ジャン・リュック・ブルネルはエプスタインを喜ばせるために1,000人以上の犠牲者を贈りました。当の本人から!さらに、誕生日に12才の子を3人もプレゼントしたのよ。この男はホントにひどい!

-バージニア・ジュフレ

さらにジュフレ氏がマックスウェル氏を訴えた民事訴訟の資料の中で、ジュフレ氏がまだ未成年だった2000年代初頭に、ブルネル氏ら複数の有名人に人身売買されたと主張していたことが記載されていました。ジュフレ氏は16~19才の間に、何度かブルネル氏と性的関係を持ったと主張していました。

ジュフレ氏によると、ブルネル氏は自分のモデルエージェンシーを利用してエプスタインやその友人らに女性を提供していた、と主張していたようです。

また1998~2005年までの間、エプスタインのプライベートジェットの搭乗者記録にブルネル氏の名前が25回記載されているとのこと。

しかしブルネル氏はエプスタインの犯罪への関与を、直接的にも間接的にも否定していました。

ブルネル氏は2015年にエプスタインを訴えています。エプスタインの違法行為の結果「人間関係やビジネスを失った」という主張でした。この訴訟は後に棄却されています。

一説によるとエプスタインにギレーヌ・マックスウェル氏を紹介したのはブルネル氏だと言われています。その逆だという説もあります。

逮捕そして起訴

ブルネル氏は2019年7月5日にパリのゴルフ場で見られたのが、公の場に姿を現した最後と言われています。エプスタインが同年8月に逮捕された後は、身を隠していました。

フランス警察はブルネル氏の捜査を開始し、2020年12月16日にパリのシャルル・ド・ゴール空港で、セネガル行きの便に搭乗しようとしていたブルネル氏の身柄を拘束しました。これはジュフレ氏の証言に基づいて行われ、その他の被害者とは直接関係がないといわれています。

またフランス当局は、ブルネル氏とアンドルー王子の関係についても調査していたようです。

ブルネル氏は15才以上の未成年に対する性的虐待と、別の2名への性的嫌がらせで2020年12月に起訴されました。

独房内で首を吊った状態で発見

ブルネル氏は2月19日土曜日の午前1時ごろ、パリにあるル・サント刑務所の独房で首を吊っている状態で発見されました。発見した監視員らは蘇生させることが出来ませんでした。

ブルネル氏の独房があったエリアは、夜間に4~6回の定期パトロールが行われていたといい、その間を狙って行われたようです。パリの第3司法警察管区は調査を開始しました。検死が行われる予定です。

ブルネル氏には健康の問題もなく、すでに何ヶ月も収容されていたため、自殺の監視対象には入っていなかったもよう。

フランスの刑務所には通常監視カメラが設置されているとのことですが、人権を擁護する法律があるため、独房の大半はプライバシーの観点から監視下には置かれていないといいます。

自殺とみられる

ブルネル氏はQPVといわれるVIPセクションに収容されていました。これはメディアに取り上げられやすい有名人や、暴力に晒される可能性がある囚人が収容される場所だという。

今のところ、ブルネル氏の死は自殺といわれています。ブルネル氏はこれまで何度も獄中で命を絶とうとしていたという情報も出ています。

代理人の一人のミー・チクポルティク弁護士は、ブルネル氏が何度か自殺をしようとしていたことを確認したようですが、緊急保護室(Cprou)には入れなかったとのこと。

この保護室はフランスの刑務所にぜんぶで100室ほどしかない非常にレアな部屋で、室内の角は丸くなっていて、囚人服は紙でできており、シートなども破れやすい素材で作られていたそうですが、自殺の危機が差し迫った場合にのみ24時間だけ緊急使用されるようです。

弁護士によると「彼の決断は、罪の意識からではなく、不公平に対する深い思いから導かれたものだった」といい、「ブルネルは無実を主張することを辞めなかった」「数ヶ月前に裁判官によって釈放されたが、その後不利な条件で再収監された」と述べています。

無罪を主張するなら最後まで戦えばいいのでは?と思ってしまいますが。

ギレーヌ・マックスウェルの身の安全を危惧

ギレーヌ・マックスウェル氏の兄イアン氏は、このニュースを「ショッキング」とし、現在ニューヨークのメトロポリタン拘置所に収容されている妹の身の安全を危惧しました。

ギレーヌ・マックスウェル氏は精神科医に自殺の危険はないと診断されながらも、「自殺の危険がある」とされ、夜中に15分ごとにチェックされているといいます。イアン氏は「完全な人権の侵害」と主張しています。

妹は自殺監視されているのに、エプスタインとブルネルはそうされていなかったのは「皮肉だ」と述べています。

エプスタイン犠牲者たちにとってはダメージか

エプスタインやその周辺の被害者達にとって、今回のことはダメージになるといわれています。

バージニア・ロバーツ・ジュフレ氏は

「数え切れないほどの少女達や私を虐待したジャン・リュック・ブルネルが自殺し、別のチャプターが終わりました。彼の責任を問う最終の裁判で彼と向き合うことが出来なくて残念でしたが、しかし昨年彼を刑務所に入れるために直接証言できたことには満足しています」

また1991年にブルネル氏に性的虐待を受けたと主張しているオランダ人モデルのティシア・ヒュイスマン氏は

「私はショックを受けています。これは本当に自殺なの?そして残念に思います。このことは彼の犠牲者に対して真の正義がないまま、全然違うエンディングになってしまった。」

また複数のエプスタイン被害者をクライアントに抱えるシグリッド・マコーリー弁護士は「ブルネルがその犯罪について裁かれず、責任を問われないことは、バージニアやすべての生存者にとって壊滅的です。」といい、「真実と正義を求める戦いは続きます」と述べました。

すべては闇の中へ

エプスタインとブルネルは刑務所内で死にました。ブルネル氏の件に関する法的追求は死によってすべて終了しました。

アンドルー王子はジュフレ氏と和解したことにより、その秘密が明かされることはないでしょう。

こうして真実が明かされないまま、大きな闇がどんどん隠蔽されていく気がします。

アンドルー王子、まだ汗をかいてる?でしょうね!あなたのお友達のジャン・リュック・ブルネルは刑務所の中だよ。

彼が島であなたに提供した女の子たちを覚えてる?あなたは新しいアレルギーを考えた方がいいわよ。火傷しちゃうから。

-バージニア・ジュフレ