ニューヨークの地下鉄で銃乱射事件、警察は参考人フランク・ジェームス氏を探している

ニューヨークの地下鉄で銃乱射事件

イギリスのボリス・ジョンソン首相が、コロナパンデミックでロックダウン中にダウニング街10番地でパーティーに興じていたとして調査されていたいわゆる「パーティーゲート問題」で、罰金が科されました。辞任を求める声には拒否しています。

さて米現地4月12日朝に、ニューヨークのブルックリンの地下鉄車内で銃の乱射があり、10名が死亡し13名が負傷する事件が起きました。

参考人フランク・ジェームス氏

事件当時犯人はガスマスクとヘルメットを着用しており、地下鉄がブルックリン36丁目駅に近づいた際に発煙筒2本を作動し、銃を発砲したとのこと。

ニューヨーク市警は事件の参考人として62才の黒人男性フランク・ジェームス氏を特定しました。警察はジェームス氏と事件の関連を調べているといい、話を聞くために行方を捜しています。

ただ現時点でこの事件は、テロとは見なされていないようです。

防犯カメラが作動していなかった

警察当局の発表によると、犯人は身長約165cm/体重約80kgで、緑色の工事用のベストを着ており、ガスマスクを装着していたと述べています。

地下鉄が駅に到着したとき、犯人はカバンに入っていた発煙筒を作動させて車内に煙が充満し、その後拳銃(グロック9mm)を33発発砲したとのことです。

10人が撃たれて死亡、車内から逃げだそうとして転んだり、煙を吸い込んだ13人が負傷したという。犯人は混乱の中、どさくさに紛れて姿を消しました。

このとき、なぜか駅構内の防犯カメラが作動していなかったと言われています。またですか?

ブルックリン地区には600台近い監視カメラがあり、それを含めシステムには1万台近いカメラがあったと述べています。作動しなかったカメラが1台だけなのか、駅全体のカメラなのかはまだ不明です。

警察はジェームス氏の情報提供を求めている

ジェームス氏は今のところ参考人であり、まだ容疑者ではありません。ウィスコンシン州と、ペンシルベニア州フィラデルフィアに住所があるといわれています。ウィスコンシン州ではジェームス氏の犯罪歴はないようです。

事件前にフィラデルフィアのU-ホール(設備レンタル会社)で、レンタカーのバンが借りられていたことがわかっています。銃撃現場でこのバンの鍵が発見され、また現場から5マイル離れた場所でバンが発見されました。警察はこのバンがジェームス氏に関連するとみているようです。

ブルックリンの駅では、バックパックに入った380口径の拳銃とマガジン3本が発見されています。

警察はジェームス氏の情報提供を募集しており、最高5万ドルの報奨金が用意されているという。

Youtubeでニューヨーク市長を批判していた

ジェームス氏は自身のYoutubeチャンネルで、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長を批判する動画を投稿していたとのこと。動画の中で、市長がホームレス対策にもっと力を入れないことを非難していました。

「市長、私はあなたの精神衛生プログラムの犠牲者だ。今私は、憎しみと怒りと恨みで満ちている。」

「エリック・アダムス、エリック・アダムス、何してるんだ?このホームレスの状況はどうなっているんだ?」「どの車両に行ってもホームレスだらけだ。立っていられないほどひどい。車両から車両へ異動しなければならなかった。」

精神疾患だった?

ジェームス氏は精神疾患と診断されたと述べ、市の精神医療サービスについて「あの場所で起こっているのは暴力だ。物理的な暴力ではなく、子供が小学校で経験するような暴力だ・・・銃を手にしてマ○ーフ○ッカーを撃つようなものだ。」

また人種差別についても反発しています。

ロシアのウクライナ侵攻は、黒人が社会で差別されている証拠だと主張しました。「こいつら白人のマ○ーフ○ッカー達、これがお前らのやってることだ。最終的にあいつらはお互いに殺し合い、大量殺戮をする。お前らは黒人に何されると思ってるんだ?」

このYoutubeチャンネルは2014年5月に登録され、動画は犯罪や差別ほか社会問題に言及しているものが多いようです。