はたして銀行破綻は陰謀なのか?将来待ち受けているものとは?

これはFRBがやろうとしたことだ

銀行破綻による暴落が物議になっています。

保守系政治評論家でラジオネットワーク「Mercury Radio Art」オーナーのグレン・ベック氏は、ちょっとキナ臭い見解を主張しています。

ベック氏によると、今起きているのはFRB(米国連邦準備制度理事会)が金利を上げることによって引き起こされる”巨大なシェルゲーム(インチキ)”だと説明しています。しかし、もし金利を上げなければどうなるか?・・・インフレは制御不能になる、のだという。

それはなぜか?「お金を刷って貸し出しすぎたからだ」

ベック氏は「これはFRBがやろうとしたことである。彼らはリスクの高いものが消えていくのを見たいのです。彼らは失敗を見たいのだ。彼らは、安定しない人々が廃業するのを望んでいる。お金を使うのをやめれば、またお金を吸い込むことができるのです」

そして、経済が破綻してこのような事態になれば、誰も良い状態にはならず、銀行が巨大ゲームをしているためにドミノ効果が発生する、と述べました。

そして「人々は給料を払えなくなり、その給料の下落が自動車ローンや住宅ローンの債務不履行を引き起こし、それが別の銀行を破綻させるのだ。」

まあ多分に陰謀論じみて聞こえますが、いかにも山羊座時代にあり得そうな事だとも言えます。なぜなら山羊座は格差を広げる性質だからです。

タッカー・カールソン「低金利で米経済は歪んだ」

またFOXニュースの看板キャスター、タッカー・カールソン氏の見解が興味深い。

「13年間、金利はゼロに近い状態で推移した。今になって振り返ると、これは異常な行動だった。これらは2008年(リーマンショック)以降にFRBが宣言した緊急措置でしたが、決して終了することはなかった。」

「そして13年間も終わらなかったために、アメリカ経済は数え切れないほど歪んでしまった。ベンチャーキャピタルやプライベートエクイティは爆発的に増加し、暗号通貨もそうだし、資産価格、特に不動産もそうだった。」

「債券は現金ではない。債券は現金とは違う。しかし、インフレに対応して金利が上昇すれば、当然そうなるはずだった。(ゼロ金利も含めて、永遠に続くものはないのである)。そうなると、債券の価値は銀行が支払った金額よりも低くなり、銀行は破綻し始めたのです。今まさにそれを目の当たりにしているのだ。」

また、この13年間にわたるFRB主導の人工的な繁栄がもたらしたもう一つの効果が、「愚かで軽薄な人たちが責任者になったこと」だという。

その愚かな責任者達は「自分たちが稼いだ」と思っているが、実際はそうではなく、金利がゼロならお金を稼ぐのは簡単で、なんでもできてしまい誰もが天才だと勘違いする、多くの愚かな人たちがそれをやってしまった、という。

「これで終わりではない、始まりだ」

カールソン氏は続けます。

2008年以降、オバマ政権のエリック・ホルダー(元司法長官)が、金融セクター全体にDEI(多様性、公平性、包括性基準)を課し、これによって大手銀行がますます無能になり、アメリカ人が人種で大きく分断されている大きな理由の1つになっているという。

これによって実力主義が破壊され、その結果が続いているのだと。

そして今バイデン政権は破綻した銀行の預金をバックアップしているが、「これで終わりではない、始まりだ」と述べています。

支配者達は今度は何をするつもりなのか?

バイデン政権は支配を拡大する

カールソン氏は4大銀行が好調であることに気付いたという。

また「深読みしすぎているだけかもしれない」としつつ、ホワイトハウスは地方銀行の破綻を誘発しようとしているように見えると語っています。

「銀行の統廃合、大手銀行が中小銀行を食ってしまうということは、競争が減るということだ。統合が進むということは、政府の管理が強化されるということだ。」

その支配力を使って何をするつもりなのか?・・・デジタル通貨、つまり政治家が支配する通貨が誕生することになるだろう、という。

「つまり民主党、バイデン政権は、この危機を自分たちの支配を拡大する手段だと考えているということです」

もしデジタル通貨ができれば、お金を追跡する事ができるようになるでしょう。そうなると不正な事は一切できなくなります。それを狙っているんでしょうか。

それだけならまだしも、何が好きか、どういう食べ物を食べ、右か左か、どういう思想を持っているか、裕福か貧乏か、どんな病気があるかなど、個人を管理・追求する事ができるようになると思います。

これはAIを使って人を管理しようとしている「世界経済フォーラム(WEF)」がアジェンダに掲げている事でもあり、グローバリストや左派が目指しているものです。

日本はどうなのか

山羊座時代は2008年から始まっています。ちょうどリーマンショックの年でした。つまりリーマンショックはその後に意味を与えるために起こったかもしれません。

カールソン氏の説を見ていると、リーマンショックはその後に支配者達が国民を牛耳るために起こったかのようにさえ思えてきます。

日本も2012年末にアメリカ大好き安倍首相が「アベノミクス」を提唱し、これを受けて日銀が「異次元の金融緩和」を行い、低金利政策を打ち出しました。

これは現在も続いており、さらに日銀は低金利をこのまま維持する事を発表しています。だとすれば、ベック氏の主張によるとインフレは制御不能になるってことになりますが。

一方で政府はマイナンバー政策を推し進め、さまざまな個人データをそれに統合しようとしています。

これはバイデン政権やWEFが目指している事と違うのか、それとも同じなのか。

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2023年4月1日
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