アメリカにおける過剰なLGBTの押しつけ――左派によるクーデター

昨今物議のLGBT問題

日本ではLGBT法案が可決したみたいで、中身がどうとか物議になっていますが、そもそも日本でそんなに成立を急ぐ必要があったのか、だったら中身をもっとゆっくり議論すればよかったのではと、モヤモヤさせられるわけです。

しかもなぜか同じタイミングで永山絢斗氏の逮捕があり、メディアはそっちで大騒ぎしていることで、法案の話題が薄まってるのにも違和感を感じてしまいます。

ただ、この流れは世界的なものであり、明らかに支配者層が作っていると言っていい。

昨日もロサンゼルス・ドジャースのLGBT団体の騒動について書きましたが、それに対してカトリック団体CatholicVoteが、ドジャースを批判する広告キャンペーンを始めたようで、どんどん対立が深まっています。

それで言えば、日本などはまだ序の口で、問題にならないくらいに今アメリカはLGBTの押しつけが激しくなっており、子供の教育にも影響を及ぼしています。

子供をターゲットにしたLGBT洗脳

例えばDCコミックスの新作ヒーローもの「Midnighter and Apollo(ミッドナイター&アポロ)」では、主人公のヒーローが男性同士のイチャイチャっぷりを見せつけていて物議になっています。

さらに、女性同士のものもあります。

DCコミックスは以前も「スーパーマン」をバイセクシャルの設定にして物議を醸しました。

これらは明らかに子供をターゲットにしており、子供の頃から同性愛に偏見をなくそうとする意図が感じられますが、それ以上にまだ年齢的に判断力の成熟していない子供を、洗脳しようとしているとも受け取れてしまいます。

民主党の州では性転換手術のゴリ押し

この程度ならまだしも、もっと懸念すべきは左派の州(民主党の州)では、子供の性転換がゴリ押しされていることです。いうまでもなくバイデン政権は民主党です。

先ごろ、ワシントン州のジェイ・インスリー知事(民主党)は、子供の性転換手術や中絶に同意しない親を、子供から引き離す法案「Bill 5599」に署名しました。

ここでいうワシントン州はワシントンDCのことではなくシアトルがある方ですが、スターバックス生誕の地であり、マイクロソフト本社があるゴリゴリの左派州です。

この法案は、子供の意思から親を完全に排除するもので、子供が性転換を希望し、それに親が反対した場合にはシェルターに保護して親から隠蔽するという、合法的な誘拐みたいな法律なのです。

さらにミネソタ州でも性転換を求める人を保護するための法令を認めました。

逆にルイジアナ州、テキサス州、アイダホ州、ケンタッキー州、アーカンソー州などでは、未成年の性転換手術を禁止または制限する法案を可決しています。

親としてはどちらで子供を育てたいですかね。

米国民の8割近くが性転換に反対

一方、最新のハーバード・キャップス・ハリス世論調査によると、米国の有権者の78%が18歳未満の性転換を制限することを支持しています。

民主党支持者でさえ67%が性転換の制限を支持しており、未成年者が思春期ブロッカーや性転換手術を受けられるようにすべきだと考える人は、共和党11%、民主党33%、無党派層23%に過ぎないことが示されました。

つまり米国民の大多数の人が望んでいないにもかかわらず、一部の政治的アジェンダによりこうした法律が可決されてしまっているのです。

これは民主主義といえるのでしょうか。しかもこの流れは日本にはやって来ないと断言できますか?

乳房切除手術を受けた女性が病院を提訴

この問題で、カリフォルニア州の病院と医師が10代の生物学的女性に提訴されています。カリフォルニア州はいうまでもなく左派の州です。

現在18歳のレイラ・ジェーン氏は、13歳のときに二重乳房切除手術を受けさせられたとして、パーマネンテ・メディカル・グループとカイザー財団病院を提訴しました。

ジェーン氏は、医師が勝手に手術を押しつけ、もともと持っていたメンタル的な問題を解決する唯一の方法だと一方的に説明したといい、意図的な詐欺と隠蔽があったとして、医療機関側を非難しています。

すぐにホルモン治療と手術を決められた

ジェーン氏は子供の頃から、不安・鬱・思春期の葛藤・身体的なコンプレックスなどメンタル的な問題を持っていたという。

11歳の時にネットのインフルエンサーに影響を受け、自分がトランスジェンダーであると誤った信念を押しつけられたとのこと。彼女は自分が男性だと判断してしまい、性転換をすればメンタル的な問題が解決すると信じ、そのことを親に告げました。

病院に相談に行き、3人の医師がまだホルモン治療には若すぎると忠告したものの、結局別の医師を紹介され、そこで思春期ブロッカー(阻害剤)とホルモン剤を処方されました。そして半年後には乳房を切除されたという。

思春期ブロッカーとホルモン剤を処方したのは心理学者のスザンヌ・ワトソン氏で、たった75分のカウンセリングだけで処方されたようです。

そして形成外科医のウィニー・トン医師は、こちらも30分の診断の後、ジェーン氏が乳房を切除することができると結論づけました。

医師は両親に「生きてる息子と死んだ娘、どっちがいい?」と迫ったという。脅迫?

そして彼女はカウンセリングなどではなく、不可逆的(二度と元に戻らない)な治療を押しつけられました。

インフォームド・コンセントを提供していない

訴状によれば、適切な治療が行われず、手術によって起こりえる副作用の説明もなかったため、インフォームド・コンセントを提供しなかったと主張しています。

またジェーン氏によれば、手術後も体調がよくなることはなく、神経の損傷やその他の問題があったという。

今は女性に戻っており、その方が幸せだと言っています。でも乳房は戻りません。

けっきょく、子供にはまだ判断力がなく、医師に勧められるままに手術を受けてしまうんでしょう。話は違うけどジャニー喜多川氏の未成年性加害と同じものを感じました。

日本と海外のLGBT意識の違い

もしかすると、日本人はLGBTに関してさほど意識が高くないかもしれません。

むかし、寺の稚児がそういう対象になっていたという説がありますし、真偽は定かではないものの織田信長と森蘭丸の話とか、武田信玄や上杉謙信にも男色の噂があり、その手の話に対してはわりと緩かったような気がします。

しかし保守系キリスト教がベースにある国では、歴史的にLGBTに対する拒絶感や偏見も強かったでしょうし、イスラム教においては同性愛はもはや反罪レベルの国もあるので、その点で日本人の観点とは違うと思ったりします。

だからこそ1969年6月にニューヨークでストーンウォール暴動が起こり、LGBTの人たちの反逆が始まったのでしょう。

当時はソドミー法(同性間性交渉を禁止する法律)があったため、警察がゲイバーに突入して取り締まるなんて事が盛んに行われていたようで、同性愛者の個人情報を晒すことさえあったという。日本では明治時代に少し規制があったようですが、その後は聞いたことがありません。

だからなのか、左派によるLGBT推進はクーデターのように過剰なまでに押しつけており、いわば文化戦争の様相を呈していると思うわけです。

LGBTをめぐる問題は他にもたくさんあり、そのうち紹介できればと思っております。ちなみに私個人的には偏見は持っていません。


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