ジョー・バイデンがどのようにして中国汚職マネーを受け取ったか――証拠が明らかに

The White House, Public domain, via Wikimedia Commons

バイデン海外汚職マネーの証拠が出る

さてバイデン大統領が中国マネーを受け取っていた金の流れが解明されました。

下院監視委員会のジェームズ・コマー委員長は11月1日、ジョー・バイデンが、当時どのようにして中国マネーを受け取っていたのか、その方法について証拠を添えて説明しました。

これまでジョー・バイデンは、記者たちから海外の汚職マネー疑惑をツッコまれると、決まって「その金はどこにあるんだい?(Where’s the money?)」と言い返すのが口癖でした。つまり証拠があるのか?と言いたげです。

さも自信ありげに、なかば相手を小バカにしたように笑ってごまかす笑顔の裏には、おそらく「わかりっこない。証拠が出てくるわけがない」と、タカをくくっていたのかもしれません。

いまこの「Where’s the money?」がブーメランを食らっています。コマー委員長がからくりを解明したことで、ツイッターXでミームのように掘り起こされているのです。

ファミリーの借金として処理していた

コマー委員長は、バイデンファミリーの海外ビジネス取引の調査の一環として、ジェームズ・バイデンと息子ハンター・バイデンの個人およびビジネス上の銀行記録を召喚しました。

それによって明らかになった事として、ジョー・バイデンは、弟ジェームス・バイデンとその妻サラ・バイデンの口座から、個人小切手の形でマネーロンダリングされた4万ドルの中国マネーを受けたと説明しています。

この小切手は2017年9月に「ローン返済」の名目で、ジョー・バイデンに直接支払われたとして、その画像が公開されました。たしかに小切手には「Loan repayment」の記載があります。

つまり、ファミリー内の借金のやりとりとして処理することで、海外からの資金を隠そうとしていた事がうかがえます。

脅しから始まった

この資金の発端は、2017年7月にハンター・バイデンが中国のビジネス仲間に”お金を支払え”と、なかば脅迫のように要求したことから始まっています。

以前当ブログで、ハンター・バイデンがメッセージアプリのWhatsAppで、中国の実業家にお金を要求する脅迫メッセージを送っていたことを紹介しました。↓

ハンター・バイデンが父とともに中国人に圧力をかけて脅した証拠「後悔させてやるぞ」――まるでヤ○ザ

2023年6月23日

ハンターは2017年7月30日のメッセージで「私は父親と座っている」と伝え、「なぜ約束が果たされないのか理解したい」「私の指示に従わなかったことを後悔することになるぞ」と脅しました。

つまりこの件に、父親ジョー・バイデンが絡んでいることを自ら暴露しているのです。

実際の金の流れ

この脅しが効いたのか、8月8日に、中国企業ノーザン・インターナショナル・キャピタルが、ハンター・バイデンとゴンウェン・ドン氏が共同設立した合弁会社ハドソン・ウェストIIIに500万ドルを送金しています。

同じく8月8日に、ハドソン・ウエストIIIはハンター・バイデンが経営する会社オワスコP.C.に40万ドルを送金しました。

8月14日、そこからジェームズ・バイデンとその妻サラ・バイデンが所有する会社ライオン・ホール・グループに15万ドルが送金されました。

8月28日、サラ・バイデンはライオン・ホール・グループから現金5万ドルを引き出しました。その日のうちに、彼女はそれを自分とジェームズ・バイデンの個人当座預金口座に入金しました。

そして9月3日、上にある小切手が示すようにサラ・バイデンからジョー・バイデンに「ローン返済」の名目で4万ドルの小切手を切っています。

ビッグ・ガイに10%

このジョー・バイデンが受け取ったとされる「4万ドル」という微妙な金額についても、その根拠が取り沙汰されています。

というのも2017年3月13日に、当時ハンター・バイデンのビジネスパートナー同士で交わされたメールの中で、お金の取り分の振り分けが提案されており、その中で「ビッグ・ガイに10%」というのがありました。

この「ビッグ・ガイ」というのがジョー・バイデンのことだと言われており、つまりハドソン・ウエストIIIからハンターの会社に支払われた40万ドルのうちの10%(=4万ドル)が、ジョー・バイデンに入ったという理屈が成り立つのです。

下院監視委員会は、バイデンファミリーが中国の他にも、ロシア、ウクライナ、カザフスタン、ルーマニアなどの個人や企業から、多額の資金を受けていることを公表しています。

まあ新しい下院議長も決まりましたし、これからの展開に注目です。


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