5月10日に何が起こる?――バイデン大統領の贈収賄も告発されるのか

コマー議員、5月10日にさらなる証拠を提示

いよいよ「Xデー」が近づいてる匂いがプンプン漂っています。

「Xデー」・・・つまりバイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏の起訴です。

もしそうなれば、現職アメリカ大統領の息子の起訴という大事件です。これが仮にトランプ氏の息子だったら、それこそメディアは大騒ぎしていたでしょう。メディアはトランプ氏を貶めることに躍起になっているからです。一方でバイデン氏に関するネガティブな事は、ほぼ無視するのが彼らのやり方です。

さておき、下院監視委員会の委員長ジェームズ・コマー下院議員(共和党)は、司法省に「ハンター・バイデンを水曜日(5/10)までに起訴しないよう」メッセージを送ったという。

なぜ待ったをかけたのか?――なぜならコマー議員らはその日に記者会見を開き、バイデンファミリーの金銭スキャンダルについて、さらなる証拠を公開する予定だとのこと。

しかもその日は、バイデン副大統領(当時)が外国勢力と賄賂を取り交わしたスキームが書かれたというFBI内部文書「FD-1023フォーム」の提出期限にもなっています。

「今週、アメリカ国民にもっと多くの事実を提供するつもりだ。」

バイデン大統領の賄賂の証拠も

現在ハンター氏は、デラウェア州のデイビッド・ワイス検事によって4つの罪を調査されています。

・税金の申告漏れ(軽犯罪)×2
・脱税容疑(重犯罪)×1
・銃の購入(重犯罪)×1

しかしこれまでここでも数々取り上げてきた、海外での怪しいビジネス、ロビー活動、マネーロンダリング容疑などについては調査の対象になっていません。

彼のラップトップPCに証拠が数々保存されているにも関わらず。

中国系銀行がバイデンファミリーの財務記録を提出――いろいろバレたぞ

2023年4月13日

水曜日の記者会見で、コマー議員らはこれらについての証拠を提示するといい、内部告発者の声明、銀行文書、その他の情報を含む調査結果について報告するという。それはハンター氏だけでなく、バイデンファミリーの他のメンバーも絡んだ犯罪の証拠を示していると主張されています。

さらにバイデン大統領(当時副大統領)が、海外での政策決定について見返り(賄賂)を得ていたとする疑惑についても公開するという。

「これは大統領の息子だけではない。これらの国がバイデンファミリーに無駄に金を払ったとは思えない。彼らは投資に対する見返りを得ていたと考えています。そしてその見返りとは、当時の副大統領ジョー・バイデンや現大統領ジョー・バイデンの政策決定だったはずだ」

つまり外国にとって都合のいい政策決定してもらう代わりに、バイデン氏に賄賂を払っていると主張しています。もしこれが事実なら「汚職」です。

賄賂は2018年にすでに告発されていた

バイデン大統領の賄賂については、複数のFBIの内部告発者からの証言があったという。

内部告発者たちは、バイデン氏の政策決定への見返りについて記録したFBIの内部文書「FD-1023フォーム」が存在する、とタレ込んだとのことです。

コマー議員らはFBIのクリストファー・レイ長官に「FD-1023フォーム」を要求する召喚状を発行し、その提出期限が5月10日水曜日になっています。ただFBIはそれに応じるのか?

バイデン特ダネ2本――ハンターの起訴は近い?、FBI爆弾内部告発「賄賂か」

2023年5月4日

そんな中、バイデン氏が贈収賄を行っていた事については、すでに2018年の時点で司法省に告発されていたという。

元連邦検察官のバド・カミンズ氏は2018年10月4日に、当時のニューヨーク連邦検事ジェフ・バーマン氏にバイデン氏の贈収賄疑惑を初めて報告したと報じられました。

司法省は告発を無視

カミンズ氏は当時バイデン氏が、息子ハンター氏を雇っているウクライナのブリスマ社を保護するために影響力を行使し、その引き換えにバイデン氏とハンター氏、そしてハンター氏のビジネスパートナーであるデボン・アーチャー氏にお金が支払われている事を報告したという。

さらにウクライナの当時の検事総長ユリイ・ルツェンコ氏が、バイデンファミリーとブリスマ社に関する証人2人を連れて、バーマン氏に会うために米国に行く意思がある事を伝えたとのこと。

しかしバーマン氏はそれに返事をすることはありませんでした。

カミンズ氏は、「司法省がこうした申し出に応じない正当な理由があるとはとても思えず、シカトされたような気がした」と述べています。

しかも司法省は、その後カミンズ氏のiPhoneからデータを密かに入手しており、その報告を受けて唖然としたという。

カミンズ氏には、それが「報復」のように感じられたとのこと。

「私の息子は何も悪いことはしていない」

バイデン大統領は5月5日に放映されたMSNBCのインタビューで、「私の息子は何も悪いことはしていない」と述べました。

「私は彼を信頼している。私は彼を信頼していますし、彼を誇りに思うことで、私の大統領職に影響を与えます」

こういうタイミングでこういうインタビューを流す、さすが左派メディアのMSNBCといったところでしょうか。

いずれにしても水曜日はハンター氏だけじゃなく、バイデン大統領本人にも火の粉が降りかかるかもしれない可能性があるわけで、内部告発者もどんどん現れてますから、もしそうなったらホワイトハウスや司法省がどのように火消しに走るのか。

展開に注目です。

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2023年4月1日
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