【エプスタイン文書2】エプスタインの目的、イスラエル、クリントンの脅迫、エプスタインが結婚したかった少女…etc

ジェフリー・エプスタイン/フロリダ州, パブリック・ドメイン, ウィキメディア・コモンズ経由で

エプスタイン文書、第二弾が公開

昨日に引き続き、新たに19のエプスタイン文書が追加で公開されました。

ともかくメディアはお祭り騒ぎ状態が続いています。それほどこの事件は闇が深くて謎が多かった。

なにせ量が多いので、その中で注目されているものを取り上げていきます。

中にはヤバそうな話も出てきていますが、真偽不明のものもあるので情報の取り扱いには十分お気をつけください。

いずれにしても、もう水瓶座時代は近い。

私は3年前に当ブログで「今後はリークが多くなる」と書きました。これは予言でありながら予言ではありません。単に水瓶座はこうなると表現しただけです。

つまり内部情報がどんどん出てくる時代になる。だから東京五輪談合やビッグモーターやジャニーズ事務所やダイハツの不適切情報が出てきている。これは時代がそうさせています。

しかし水瓶座時代はまだ始まっておらず、本格的なのはまだ先です。将来もっとデカい話も出てくるでしょう。今年は熱いですね。議会によるバイデン大統領の弾劾調査も本格的に始まります。

エプスタイン事件も、今までは真実が隠蔽されてきたわけで、このタイミングで出てきたのは、そういう意味があります。

名前が出たハリウッドの大物

まずはライトなところから。

エプスタイン文書には、ハリウッドの大物たちの名前が出てきます。

その名前は、レオナルド・ディカプリオ、キャメロン・ディアス、ケビン・スペイシー、ケイト・ブランシェット、ブルース・ウィリスらだという。

ただし彼らがエプスタインの犯罪を知っていたかは定かではなく、単に電話をしたとか、会話に出てきたというレベルです。

とはいえ、エプスタインの人脈の広さを物語るものでしょう。

まあこの辺はまだ余興レベル。次から核心に入っていきます。

エプスタインの目的

エプスタインは「Jane Doe #3」を、著名なアメリカの政治家、有力な企業幹部、外国の大統領、有名な首相、その他の世界の指導者、に性的人身売買をしていたと証言されている。↓

Jane Doeは匿名を示す名詞です。

文書によると、Jane Doe #3は1999年にマックスウェルから接触を受け、エプスタインが少女たちを調達するために使用した主要な女性の一人だという。

エプスタインは1999年頃から2002年頃まで、Jane Doe #3を性奴隷として調教し、自宅のパームビーチだけでなく、ニューヨーク、ニューメキシコ、エプスタインの島、エプスタインの飛行機内、その他の場所で、彼女を頻繁に性的虐待したとのこと。

またエプスタインは、当時未成年であったJane Doe #3を性的人身売買し、政治的にコネがあり、経済的に力のある人々にセックスをさせていたという。

エプスタインがJane Doe #3を(他の少女たちとともに)そのような有力者に”貸した”目的は、ビジネス、個人的、政治的、金銭的利益を得るために彼らに恩を売るためであり、脅迫の可能性のある情報を得るためでもあった、と書かれています。

Jane Doe #3はその後外国に逃亡し、エプスタインとその共謀者たちから数年間身を隠すことに成功した、とのこと。

ちなみにこの「Jane Doe #3」はジュフレ氏のことだと言われています。

エプスタインとイスラエル

これについてエプスタインは、誰のために、何のためにこうしたことをやっていたのか、誰かに依頼されていたのか、あらためて疑問が浮上しています。

世界的に有名なイスラエルの諜報機関「モサド」の元諜報員だったアリ・ベン・メナーシェ氏は、以前のインタビューで「ジェフリー・エプスタインはイスラエルのスパイであり、情報収集のためにコネを利用していた」と主張しています。

そしてエフード・バラク元イスラエル首相は、エプスタインと30回以上会ったと伝えられているというのです。

ギレーヌの父ロバート・マックスウェル

これについて、そもそもギレーヌ・マックスウェルとエプスタインとの出会いがハッキリとしていない。一説によるとパーティーだったり、紹介だったりいろいろな説がある。

なぜイギリス社交界の娘と、謎の金融業者が出会い、お互いに少女を食い物にしていったのか。

これに関しては、以下のような説が出ています。それがイスラエルにつながっていく。

当ブログを読んできた方は知っていると思いますが、ギレーヌ・マックスウェルの父ロバート・マックスウェル氏はイギリスのメディア王でした。

チェコスロバキア出身のユダヤ系であり、家族の多くはアウシュヴィッツでホロコーストにより殺害されています。

第二次世界大戦でイギリス軍に従軍したロバート・マックスウェル氏は、戦後、イスラエルに協力したと伝えられています。そのことからイギリス外務省は、ロバート・マックスウェル氏を多重スパイとみているとのこと。

少なくとも英国秘密情報部(MI6)、ソ連KGB、イスラエルのモサドとのつながりが指摘されているという。

そして大西洋上でヨットでの謎の死を遂げた後(この死も物議になっている)、イスラエルでロバート・マックスウェル氏の豪華な葬儀が行われました。イスラエル大統領、首相、モサドの幹部らが参列しています。

エプスタインは当時ロバート・マックスウェル氏の下で働いていて、娘のギレーヌ・マックスウェルを紹介され、イスラエル諜報機関に紹介されたというのです。

ジュフレ氏は外国の大統領に売られた

つまりエプスタインは諜報活動のため、海外の政治家やVIPなどとつながりを持ったのか。そして若い女性をあてがい、弱みを握る代わりに情報を得た?

その活動の一環としてなのか、エプスタインは被害者のバージニア・ジュフレ氏を外国の大統領に性的人身売買していたことが分かりました。

「外国の大統領に会ったことがあるか?」という質問にジュフレ氏は、「ある」と答え、名前は覚えていないが”とてもビジュアルな人”だったと言っています。

もう一人の共謀者サラ・ケレン氏

エプスタインとギレーヌ・マックスウェルの片棒を担いでいたのが、サラ・ケレン氏です。

ケレン氏はエプスタインのアシスタントとして、少女たちの募集やマッサージの手配をしていたと言われています。

ただ以前ケレン氏は「自分も性的暴行されていた」と主張し、自分も被害者であると述べていました。

しかし公開された裁判文書によると、ある捜査官は「ケレン氏が少女の勧誘に関与していたことを知っていた」と証言しています。↓

クリントンは、雑誌社を脅していた?

ジュフレ氏のメールによると、ビル・クリントン元大統領が、エプスタインの事を書こうとした出版社「ヴァニティ・フェア」に対し、記事を書くなと脅していたという。

ジュフレ氏がジャーナリストのシャロン・チャーチャー氏に送ったメールによると、クリントン氏はヴァニティ・フェアのオフィスに押し入り、親友のジェフリー・エプスタインを暴露するな、とスタッフを脅迫していたことが書かれています。

ただこの情報は以前テレグラフで、当時の編集長だったグレイドン・カーター氏の広報担当が否定しています。

「昨日、VF(ヴァニティ・フェア)について調べていたら、B.クリントンがVFに乗り込んできて、彼の親友J.E.(ジェフリー・エプスタイン)のセックス・トラフィックの記事を書くなと脅したことを考えると、彼らが私について何を書きたいのかが気になる。彼らが書いているこの記事は何に関するものなのか、私は尋ねるべきなのだろうか?」↓

クリントンの恐ろしいウワサ

一方で、この情報は以前にも出ており、ヴァニティ・フェアの記者がエプスタインを調査している時に、グレイドン・カーター氏の敷地内で、切断された猫の頭部と銃弾を発見したという。

またヴァニティ・フェアのヴィッキー・ウォード記者は、2011年にエプスタインを調査していたとき、彼女とその家族が脅迫されたと語っているとのこと。このころウォード氏は、エプスタインの少女性的虐待の記事を書こうとしていたようです。

当時、ウォード氏は双子を妊娠しており、エプスタインは「魔術師に生まれてくる子どもたちに呪いをかけさせる」と脅したという。

ロジャー・ストーン・ジュニア氏は著書『The Clintons’ War On Women』の中で、クリントン夫妻の暴露をした人たちのペットが殺されていることを暴露しているという。また他の人たちは家を焼かれたり、殺害されたと書いているとのこと。

以前書きましたが、確かにクリントン家の周囲の人は不審死が多いと言われてますが。

このアカウント主も、ヒラリー・クリントンの暴露記事を書いたら、愛犬が毒殺されたと言っています。↓

なぜかビル・クリントンはメキシコの田舎町にいた

そのビル・クリントン氏は、エプスタイン文書が公開された際に、メキシコの人里離れた町で発見されています。

エプスタイン文書の中で「クリントンは若い子が好き」と暴露されたその日、なぜかクリントン氏はメキシコの小さな町グアナファト州サン・ミゲル・デ・アジェンデで目撃されたという。

エプスタインと親密だったグレン・ドゥビン夫妻

エプスタイン人脈の中で注目を浴びているのが、ヘッジファンドの億万長者グレン・ドゥビン氏と妻のエヴァ・アンダーソン=ドゥビン氏です。この2人はエプスタインと11年間交友があったという。

昨日の記事で書きましたが、ドゥビン氏はジュフレ氏がセックスの相手をさせられたと証言している人物です。↓

【エプスタイン文書1】ついにエプスタイン文書が公開――クリントン、アンドルー王子、トランプ、マイケル・ジャクソン、ホーキング博士…etc

2024年1月4日

エプスタインは、もし自分が結婚するなら、このドゥビン夫妻の娘セリーナを嫁にしたいと語っていたとか。セリーナ氏は当時19歳でした。もう一度言います19歳でした。

そしてドゥビン夫妻はセリーナ氏がまだ14歳だった頃に、エプスタインが自分の娘と交友することに「100%問題ない」とするメールを書いているという。交友ってどこまでを意味しているのかわからないけど。

まそれほど親密な仲だったということがうかがえる。

エプスタインは、自分の財産の一部をセリーナ氏に相続させたいと考えており、結婚すれば相続税が避けられると語っていたとのこと。実際2014年に、セリーナ氏を信託の受益者に指名したらしい。ただこれは後に解除されています。

しかしエプスタインが逮捕されてからは、この夫婦は距離を取り、「エプスタインの卑劣な行為に恐怖を感じています」と急に手のひらを返しています。


Epstein prosecutors ask hedge-fund billionaire Glenn Dubin to hand over any docs showing communication between his three kids and the pedophile financier – who wanted to marry his 19-year-old daughter /DailyMail

リナルド・リッツォ氏の証言

そのデュビン家の執事として働いていたリナルド・リッツォ氏は、裁判の証言の中で、2005年にギレーヌ・マックスウェルとエプスタインによって連れてこられた15歳の少女の話をしています。

その少女は、エプスタインの島でマックスウェルとサラ・ケレン氏に受けた仕打ちによって、震えていたという。

その態度が気になったリッツォ氏は、少女に問いかけた。少女は最初はなかなか答えられなかったものの、徐々に話し始めたとのこと。

少女はエプスタインの個人秘書だと言っていたが、年齢を聞くと素直に15歳だと答えたという。

少女はどうやって島に行ったのか、前の晩からの出来事を覚えておらず動揺している、と説明した。

マックスウェルからは何も言わないよう脅され、サラ・ケレン氏にパスポートと携帯電話を取り上げさせた。

少女はかろうじてエプスタインの島に行ったことを覚えており、前の晩に性的な行為を断ったことを思い出したという。

トム・ハンクス、オプラ・ウィンフリー

とりあえず今回はこんなところです。

こぼれ話として、ハリウッドの大物俳優トム・ハンクス氏と、人気司会者オプラ・ウィンフリー氏は、今回のエプスタイン文書が公開されたことを受けて、SNSのコメント欄を閉鎖したという。(ちなみに私自身はMetaのアカウントを持っていないので確かめていない)

なんでも文書公開後、彼らのコメント欄に児童性犯罪容疑での逮捕を求める数万人のユーザーが殺到したという。

まあトム・ハンクスは以前から言われてましたが実際どうなんですかね。

いずれにしてもまだ公開は続くと思われるので、また何かあったら取り上げたいと思います。

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2024年1月4日
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2023年4月1日
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