ファウチ博士、米議会の追求に「記憶にない」を連発――コロナの武漢研究所流出は認める

アンソニー・ファウチ博士/Fogarty International Center from Bethesda, MD, Public domain, via Wikimedia Commons

ファウチ博士が議会で証言

1月8~9日の2日間、米下院のコロナウイルス小委員会が行われ、アンソニー・ファウチ博士が証言しました。ファウチ博士は14時間(1日7時間×2)にわたって証言しています。

この委員会は非公開で行われたので、議事録は公表されていませんが、ぼちぼち情報が出てきています。

ファウチ博士は1984年~2022年まで、実に38年間も米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長に君臨し、また大統領首席医療顧問、ホワイトハウスのCOVID-19対策チームの一員として、その権威をほしいままにしてきた。

2023年には日本国政府から、旭日重光章が贈られています。

しかし、新型コロナウィルスやワクチンの胡散臭さが表面化するにつけ、批判の声が多くなり、2022年末をもってすべての公務から退きました。その理由については明確ではありません。

なぜ辞めたのか。誰が責任を取るのか。

この小委員会で、さまざまなことが追求されたものと思われます。

「記憶にない」を100回以上繰り返す

予想通りというか、小委員会での質問に、ファウチ博士は何度も何度も「記憶にない」「覚えていない」と、驚くほど繰り返したという。

その数は100回以上に及んだとか。どこぞやの政治家さんと同じです。

COVID-19の危機に対するアメリカの「顔的存在」とも言えるファウチ博士が、パンデミック対策の重要な詳細を覚えていないという。

ブラッド・ウェンストラップ下院議員(共和党)は「今日のファウチ博士の証言は、アメリカの公衆衛生システムにおける抜本的かつ組織的な失敗を明らかにした」と述べました。

「COVID-19への対応を主導し、世論に影響を与えながら、彼は同時にNIAIDで自分の管轄下で何が起こっているのか全く知らなかったのです」

責任逃れか

コロナ小委員会では、研究、助成金、監督、規制のプロセス、そして今後のより良い道筋のための可能な解決策などについて話し合われたという。

また米国の援助金がCOVID-19の製作にどれだけ貢献したか、またファウチ博士が機能獲得研究にどれだけ関与しているのか、などを調査しているとのこと。

(※機能獲得研究=天然のウィルスに人工的に手を加え、人間に感染しやすくしたり、致死性を高めたりする機能アップ研究のこと)

しかしファウチ博士は、何も覚えていないという。83歳という年齢で記憶が曖昧になっているのか、それとも責任逃れのための口実か。

それでも、いくつかの質問には答えたようです。

ソーシャルディスタンスは根拠がない

パンデミックの最中、保健当局は6フィート(約1.8m)のソーシャルディスタンスを取るよう推奨した。

しかしファウチ博士の証言によると、この数字は科学的根拠がないという。

ファウチ博士は「科学的データは、ウイルスの蔓延を抑えるために一律に6フィートの距離をとることを推奨する原動力にはなっていない」と述べ、このルールはある日突然「なんとなくそうなった」と述べたという。

なんとなくかよ。

当時日本のTV番組でも、飛沫についてさんざん議論していたかと記憶しています。そしてマスク着用がゴリ押しされた。

なんとなくなのかよ。

これが、アメリカが誇るトップ専門家です。

武漢研究所の流出を認める

以前ファウチ博士は、COVID-19が研究所から偶然漏れ出したという可能性を公的に否定してきました。

ファウチ博士が指示して書かせたという「Sars-CoV-2プロキシマル・オリジン(近位起源)説」は、メディアで幅広く引用されました。それによるとCOVID-19ウィルスは、媒介動物を経由して自然発生した可能性が高いとしていました。

しかしこの説は、武漢ウィルス研究所から流出した説を隠蔽するためのものだったことが、リークされたメールにより明らかになっていました。↓

ファウチ博士、コロナウィルスが武漢研究所から流出した可能性を隠蔽した証拠メールが公開

2022年11月29日

ファウチ博士はこのコロナ小委員会で、COVID-19が研究所から出たという考えは「陰謀論ではない」と述べたという。

COVID-19研究所の流出は陰謀論ではないと認めた↓

その他の証言

この他にも、ファウチ博士は以下のような証言をしていたとのこと。

  • ワクチンの義務化は、政府に対する不信感を強め、政府に疑問を抱く人がますます増えているだろうと述べた。
  • 武漢ウィルス研究所における機能獲得研究に、助成金は提供していないと主張した。
  • 助成金の申請書は、内容を確認せずにサインしていたと発言。
  • 機能獲得研究を知っていたことを示す2020年の電子メールについては、「事実として述べるべきではなかった」と言い訳した。
  • CIAに出入りしていたことは否定。

そのうちもっと詳しい議事録が出るかもしれませんが、とりあえず現段階ではこんなところです。

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