パンデミック条約カウントダウン――このタイミングで鳥インフルエンザが出始めた

パンデミック条約の期限カウントダウン

アントニー・ブリンケン米国務長官が公式の場で「ウクライナはいずれNATOの一員になる」と発言しました。ロシアの怒りが見えるようです。第三次世界大戦が近づいてしまうのか。

さてWHOによるパンデミック条約の合意期限のカウントダウンが始まっています。この条約は5月末の世界保健総会(WHO総会)での合意成立を目指している。

WHOが提唱するパンデミック条約は、COVID-19危機によって明らかになったシステム上の失敗に対処することを目的とし、世界的な防御を強化し、将来のパンデミックが人類の破滅的危機に陥ることを回避することを目的としています。

というと聞こえはいいが、もしこれに合意すると次にパンデミックが起こった際に、全ての権限がWHOに委譲されるというものです。

それにはウィルスの調査、医療従事者の能力、医療システムの回復力、医療従事者、研究開発、地域生産、技術とノウハウの移転(知的財産権の放棄)、アクセスと利益共有、サプライチェーン、調達と流通、規制、実施、持続可能な資金調達に関するものまで含まれる。

おそらく一般国民にとって身近な問題としてはワクチンの強制などでしょう。おそらくWHOが認可したワクチンしか打てなくなりますし、それも義務化されると思われる。さらにワクチンパスポートなども発行され、自由に行動できなくなるかもしれない。

以前オランダの議員がパンデミック条約の草案をリークした事を取り上げました。この草案では”誤報と戦う”というような内容も含まれているため、ワクチンや外出禁止などに異議を唱えた人などは取り締まられる可能性さえあります。↓

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2024年2月20日

疾病Xが登場か

そんなパンデミック条約の期限が迫っている中、WHOは「未知の病気”疾病X”に備えろ」と警告しました。なんでも疾病XはCOVID-19の20倍の死者をもたらすという。

「未知」っていってるクセに、なんで20倍の致死率だとわかるんだ? とツッコまれましたが、いやもしかしたらあらかじめWHOは知っているのでは?だって自○自○・・・

WHOが警告するコロナより20倍危険な「疾病X」とは?――中国は致死率100%のコロナウィルスを開発

2024年1月13日

いずれにしてもこのような警告はプレッシャーをかけてパンデミック条約への合意を煽っているとしか思えないわけですが。

しかし、もしかしたらすでに疾病Xが拡散され始めたかもしれません。ここのところ、鳥インフルエンザの報告が相次いでいます。

最近になって専門家たちが、鳥インフルエンザH5N1について警告を発し始めました。それによると威力はCOVID-19の100倍で、感染者の半数が死亡する可能性があるという。

鳥インフルエンザH5N1は、牛、猫、人間を含む複数の種からウイルスが検出されています

鳥インフルエンザH5N1

鳥インフルエンザH5N1は未知のものではなく、古くは1960年代に発見されていましたが、2000年代に入ってその危険性が認識されるようになりました。

2020年8月に新型のH5N1がロシアで大発生し、10月までに急速にヨーロッパの他の地域に広がりました。

同年11月には、アジア全域の野鳥や養殖家禽に広がり始め、2023年2月にはカンボジアでヒトの感染例が報告されたという。

アフリカでも2021年11月に発生し始め、2022年まで続きました。

北米大陸では2022年6月にカナダでカツオドリのコロニーから発生が指摘されたことを筆頭に、米国でも30以上の州で野鳥への感染が報告されたという。

南米ではペルーで2022年から2023年のシーズン中に鳥類と哺乳類の両方の大量死が指摘され、エクアドル、アルゼンチン、ウルグアイなどで緊急事態宣言が出ました。

鳥類だけでなく2024年3月には、死亡した家畜からH5N1感染が記録されたという。米国の3つの州でヤギと牛が発病しています。さらに複数の州の乳牛群の間で拡散が報告され、牛から牛への拡散が示されました。

WHOによると、2024年4月現在でヒトへの感染は、2003年以降889人が感染し、463人が死亡したと報告しています。

2024年の報告

2024年2月12日、カンボジアで今年初めて鳥インフルエンザA(H5N1)ウィルスの感染が4人報告されました。この4人の感染者は子供3人と成人1人で、うち子供1人は死亡しました。

4月1日には米国テキサス州でH5N1の陽性が報告されています。この患者はH5N1ウィルスに感染していると推定される乳牛と接触していたという。目の充血の症状を訴えましたが、インフルエンザ用の抗ウイルス薬で回復しています。

また共和党の州ですか。

それはさておきそのテキサス州に、米国最大の鶏卵生産者であるカルメーン・フーズ社の工場があります。カルメーン・フーズ社はナスダック上場企業です。

その工場で鳥インフルエンザが報告されました。これにより4月2日、約160万羽の産卵鶏と33万7000羽の子鶏を殺処分したと発表されました。この数はカルメーン・フーズ社の総飼養数の約3.6%に相当するという。

https://calmainefoods.gcs-web.com/node/13596/pdf

CDCは生乳に注意勧告

これを受けて米国疾病予防管理センター(CDC)は、生乳に注意するよう勧告しました。

「人々は、野鳥、家禽、家畜(牛を含む)、その他の野生動物や家畜を含む病気の動物や死んだ動物、動物の死骸、生乳、糞(ウンチ)、砂、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染が確認または疑われる鳥やその他の動物によって汚染された物質への無防備な接触を避けるべきである。」

さらに、

「ウイルス感染(鳥インフルエンザ)が確認された、または疑われる動物の、未殺菌(生)牛乳やチーズなどの生乳から作られた製品など、未調理または加熱不足の食品、または関連する未調理の食品を調理したり食べたりするべきではない。」

https://www.cdc.gov/media/releases/2024/p0401-avian-flu.html

専門家の意見は分かれる

これに関して専門家によるブリーフィングが開催されたという。

鳥インフルエンザ研究者であるスレッシュ・クチプディ博士はこの会合で「私たちはこのウイルスがパンデミックを引き起こす可能性に危険なほど近づいている」と警告しました。

「これは最大のパンデミックの脅威を持つウイルスであり、目に見えるところで展開され、世界的に存在しているものだと思われる」

しかしブリーフィングに出席した他の参加者は、最近の症例についてはまだ未解明な点が多すぎるため、パニックに陥るのは時期尚早であり、警鐘を鳴らすには値しないと述べていたという。

https://www.dailymail.co.uk/health/article-13268235/This-100-times-worse-Covid-Bird-flu-warning-scientists-say-HALF-infections-H5N1-people-fatal-White-House-says-monitoring-situation.html

ほとんどはテキサス州の農場に関連している

パンデミック条約の期限が迫っているこのタイミングで起こった鳥インフルエンザ騒ぎ、どうなんでしょう。

上のデイリーメールの記事によると、これまでのところテキサス州の5農場、ニューメキシコ州、ミシガン州、オハイオ州、アイダホ州、カンザス州の農場を含む、6州12農場から牛のH5N1感染が報告されているとのこと。アイオワ州でも牛が検査中だという。

しかし牛がどのようにして感染したのか、感染した糞や鳥の死骸に触れたのか、あるいは他の経路なのかは明らかになっていないとのこと。

ただ全米で発生した症例のほとんどは、テキサス州の農場に関連しているという。やっぱりテキサスですか。いろんな意味で狙われてます。

これは病気だけでなく、卵や牛乳の価格とか肉の価格にも影響があると思うので、インフレで家計が厳しい中で別の問題も指摘されています。


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