全米に広がるキャンパス・デモ
日本は「報道の自由」において世界で70位だそうで、そらジャニーズ問題もジャンヌ・ダルク都知事の学歴詐称問題も報じませんよねって話です。ちなみに上位は北欧諸国が多く1位ノルウェー、2位デンマーク、3位スウェーデンって感じで、フォンランドもスイスもベスト10に入ってる。
ただカナダが14位ってのは?って感じですが。あそこはグローバリストのトルドー忖度でしょうに。
さて、そんなメディアを今リアルタイムで騒がせているのは、アメリカの有名エリート大学のキャンパス・デモです。
親パレスチナ派の学生たちがイスラエル/ガザ戦争をめぐってイスラエルを非難し、関係を絶つよう訴えています。
このキャンパス・デモは全米に広がっており、30以上の州にまたがって少なくとも50以上の大学やカレッジを巻き込んでいるもよう。
これは歴史的に見ても、1980年代の反アパルトヘイトや、1960~70年代の反ベトナム戦争抗議以来、最大のキャンパス騒乱だと言われています。
そしてそれは多くの波紋を呼んでいます。
More than 1,300 people have been arrested at pro-Palestinian protests on at least 40 college campuses across the U.S. over the last two weeks.https://t.co/4kcOpDz1BH
— Axios (@axios) May 2, 2024
コロンビア大学のカイマニ・ジェームズ
知りうる限り、この抗議デモはニューヨークにあるコロンビア大学から始まっています。そしてニューヨーク・シティ・カレッジなどでも起こった。
4月中旬、イスラエルによるガザ地区攻撃に抗議してコロンビア大学の学生らが構内でテントを設置し、大学側にイスラエル軍関連企業との断絶を宣言することなどを求めました。
デイリーワイヤーがXに投稿した動画では、コロンビア大学の抗議デモのリーダーとされる学生カイマニ・ジェームズがコメントしています。
彼はシオニズム(ユダヤ国家復活運動)を憎んでいる。
シオニストは生きるに値しない。
私がシオニストを殺しに行っているのではないことに感謝しなさい。
シオニストはナチスのようなものだ。すなわちイスラエルは、すべて平和に逆行するものだ。平和に反するものばかりだ。
だから、あの人たちに”死ね”と言うのは、とても心地がいいのだ。
Meet Khymani James, a student leader of Columbia University’s anti-Israel Gaza Solidarity Encampment who openly states that "Zionists don’t deserve to live"
He made the comments during a meeting with the school that he live-streamed.
We put together the highlights: pic.twitter.com/JFlxnRkNC2
— Daily Wire (@realDailyWire) April 25, 2024
情報によるとカイマニ・ジェームズは3年生で、コロンビア大学アパルトヘイト・ディベスト・グループのスポークスパーソンだという。
母親はジャマイカ人だが12歳の時に死亡しており、叔母に育てられたという。彼の性自認は「アフリカ系カリブ海系ゲイの黒人男性第一世代」だそうで、あーなるほどなって感じです。大体そういう感じか。
けっきょくコロンビア大学はジェームズを停学処分にし、出禁にしています。
コロンビア大学の教授はデモを支持
コロンビア大学は授業を中止し、残りの授業をリモートで行うと発表した上で、デモ学生側の要求を退け、警察の突入を許可しています。
そして200名以上が逮捕された。
Hundreds of police officers in riot gear arrested dozens of pro-Palestinian demonstrators at Columbia University on Tuesday night and cleared a building that protesters had seized about 20 hours earlier. Here are the latest updates. https://t.co/6ROA5MslXw pic.twitter.com/xqtuVfc9dx
— The New York Times (@nytimes) May 1, 2024
しかしコロンビア大学の教授や職員たちは、パレスチナを支持し、デモ学生たちをを支持しているという。
リアル・アメリカズ・ボイスのベン・バーグクアム記者はコロンビア大学を取材しています。すると教員やスタッフの3分の2以上がパレスチナ人を支持する「たすき」をかけていたという。
「信じられない!コロンビア大学の教員が、テロを支援する学生を支持することを表明した!」↓
Unbelievable! Faculty members at Columbia University come out in support of terror supporting students! Only one said we shouldn’t support students chanting “Death to America” and I don’t even think he was faculty. The rest are either cowards or complicit. Everyone of these… pic.twitter.com/pOS01XdxDb
— Ben Bergquam – Real America’s Voice (RAV-TV) News (@BenBergquam) April 22, 2024
15日間で2,000人以上が逮捕
ワシントンポストによると、コロンビア大学の抗議デモ以来、15日間で2,000人以上の逮捕者が出ているという。
その多くは暴力的ではなく平和的だったものの、いくつかの警察当局は警官の負傷を報告しているとのこと。
【逮捕者数】
コロンビア大学 220
カリフォルニア大学ロサンゼルス校 200
ニューヨーク・シティ・カレッジ 173
テキサス大学 136
ニューヨーク大学 120
エマーソン大学 118
ワシントン大学セントルイス校 100
ノースイースタン大学 98
南カリフォルニア大学 93
ダートマス大学 87
バージニア工科大学 82
アリゾナ州立大学 72
インディアナ大学 57
イェール大学 52
オハイオ州立大学 41
オーラリア・キャンパス 40
カル・ポリ・ハンボルト 35
ウィスコンシン大学マディソン校 34
ストーニー・ブルック大学 29
エモリー大学 28
コネチカット大学 26
ノーザン・アリゾナ大学 24
チューレーン大学 20
テキサス大学ダラス校 17
ユタ大学 17
ジョージア大学 16
ニューメキシコ大学 16
フォーダム大学 15
プリンストン大学 15
バッファロー大学 15
南フロリダ大学 13
バージニア・コモンウェルス大学 13
ポートランド州立大学 12
メアリー・ワシントン大学 12
ニューハンプシャー大学 12
フロリダ大学 9
ミネソタ大学 9
ノースカロライナ大学 6
フロリダ州立大学 5
アリゾナ大学 4
イリノイ大学 2
ピッツバーグ大学 2
サウスカロライナ大学 2
ノースカロライナ州立大学 1
ウェイン・ルート「オバマから始まっている」
コロンビア大学と言えばご存じの方もいるかもしれませんが、バラク・オバマ元大統領の出身校です。
保守系政治評論家のウェイン・ルート氏は、コロンビア大学の抗議騒動はオバマ氏が元凶だと言っています。ルート氏はコロンビア大学でオバマ氏と同級生(1983年卒)だったという。
不正選挙、国境開放、グリーン・ニューディール、多様性、公平性、インクルージョン、批判的人種理論、学校でのトランスジェンダーによる子供たちへの洗脳、軍の弱体化、分裂と憎悪、あらゆる犯罪者を野放しにする急進的な左派検察官による犯罪の波、政府の兵器化、86,000人の新しい国税庁捜査官、中産階級を殺害する大規模なインフレにつながる大規模な支出と負債。
この3年半の間に起こった悪いこと、邪悪なことはすべて、オバマ大統領の就任から始まった。
オバマはコロンビア大学でこのスキルを磨いた。そして大統領としての8年間、そのスキルを磨いた。そして今、彼は「影の大統領」として、操り人形のバイデンの背後にいる男として、そのスキルを完成させ、加速させている。
今、ニューヨークで起きていることはすべて、オバマの指紋がついている。
コロンビアでの無政府状態。それがオバマだ
アメリカへの憎悪。それがオバマだ。
資本主義への憎悪。それがオバマだ。
https://www.arcamax.com/politics/fromtheright/wayneallynroot/s-3222197?fs
もともとルート氏はオバマ批判論者で、オバマ氏は「マルクス主義者、反米、反イスラエル、グローバリスト、中流階級嫌い、イスラム教徒シンパ」だと繰り返し述べています。
ルート氏はコロンビア大学時代に一度もオバマ氏を見たことがないという。同じ日に卒業し、ともに政治学を専攻し、法学部入学前だったにもかかわらず・・・それは彼だけでなく「クラスメートも、教授でさえも、誰もオバマを見たことがない」と言っています。
ルート氏によれば、オバマ氏は米国生まれではなく、インドネシアで育ち、豊かなキリスト教徒であるアメリカへの憎しみがあるという。そしてドナルド・トランプ氏のようなアメリカの資本主義ビジネス界の大物への恨みを学んだと言っている。
それがCRT、DEI、トランスジェンダーの洗脳、気候変動とESGによる乗っ取り、エネルギー自給率を低下させ、大規模なインフレを引き起こし、中産階級を破産させ、国家債務を爆発させた「共産主義的色彩革命」を引き起こしたという。
信じるか信じないかはあなた次第。
デモを先導したのは長年のアナーキスト
オバマ氏とつながりがあるかはわかりませんが、コロンビア大学のデモ活動を主導した人物は、プロの扇動家で、コロンビア大学とは何の関係もない”長年のアナーキスト”だという。
警察高官によると、この人物はジェームズ・カールソン(別名コーディ・カールソン、またの別名コーディ・ターロー)だという。
2005年に逮捕歴のあるジェームズ・カールソンは、著名な広告会社の重役リチャード・ディック・ターロー氏とその妻サンディ・カールソン・ターロー氏の3人の子供のうちの1人だそう。
父親のディック・ターロー氏は、レブロン、ラルフ・ローレン、クイジナート、ポッタリー・バーンなどの広告に携わっていたが、2022年に81歳で死去しており、少なくとも2000万ドル相当の遺産があったと言われている。
ニューヨークポストによれば、カールソンは扇動家で、本業は弁護士だという。5月1日に逮捕され、ヘイトクライム、暴行、窃盗の罪で起訴されたとのこと。
‘Violent’ Columbia protester is heir to ad empire, has mansion, model babymama — and long rap sheet https://t.co/NSAYaTFO1T pic.twitter.com/DF1cWEdrAb
— New York Post (@nypost) May 4, 2024
https://nypost.com/2024/05/04/us-news/columbia-protester-is-heir-to-ad-empire-has-long-rap-sheet/
学生に資金を提供したのはジョージ・ソロス、ロックフェラー
さらにニューヨークポストによると、学生たちの反イスラエルデモに資金を提供しているのは、左翼の億万長者ジョージ・ソロス氏をはじめとする極左たちだという。
ハーバード大学、イェール大学、カリフォルニア州バークレー大学、オハイオ州立大学、ジョージア州エモリー大学などに抗議者たちの模倣テント村が設置されたが、これらはいずれもソロス氏が資金を提供する「パレスチナの正義を求める学生の会(SJP)」の支部が組織したと伝えています。
またロックフェラー財団からも資金が提供されているという。
3つの大学では、「パレスチナ人の権利のためのUSキャンペーン」(USCPR)というソロス氏の資金提供団体のフェローである資金で雇われた過激派が、抗議活動を奨励しているとのこと。
彼らは「立ち上がり、革命を起こすよう」に訓練されているという。
この過激派グループは2017年以降、ソロス氏のオープン・ソサエティ財団から少なくとも30万ドルを受け取っており、2019年以降はロックフェラー・ブラザーズ・ファンドからも35万5000ドルを受け取っているとか。
コロンビア大学にテント村を設営したのは
・パレスチナの正義を求める学生の会(SJP)
・平和のためのユダヤ人の声(JVP)
・Within Our Lifetime
の3つの団体だといい、ニューヨークポストの分析によれば3つともソロス氏とつながりのある団体から資金を得ているという。ロックフェラー・ブラザーズ・ファンドもJVPに資金を提供している。
ロックフェラー・ブラザーズ・ファンドはジョセフ・ピアソン氏が理事長を務め、4代目デビッド・ロックフェラー・ジュニアも理事に名を連ねているとか。
そして元ウォール街の銀行家であり、ウォール街で築いた財産を親パレスチナ運動に捧げてきた投資銀行家のフェリーチェ・ゲルマン氏も、3つのグループすべてに資金を提供したとのこと。
NY POST — George Soros is paying student radicals who are fueling nationwide explosion of Israel-hating protests. pic.twitter.com/OPsmHTLLJw
— Citizen Free Press (@CitizenFreePres) April 26, 2024
https://nypost.com/2024/04/26/us-news/george-soros-maoist-fund-columbias-anti-israel-tent-city/
キャンパス・デモはバイデン政権を揺るがすのか
以前からアメリカのエリート大学は「左傾化している」と書いてきました。今回の大規模なキャンパス・デモは奇しくもそれを証明することになったと思います。
情報によれば民主党は動揺していると伝えられており、イスラエル/ガザ戦争をコントロールすることができないバイデン政権のさらなる悩みの種になるかもしれない。
すでにいくつかのユダヤ人団体は、大学内の反ユダヤ主義に関する教育省とのハイレベル会合から離脱したという。
私たちは、現在のキャンパスにおける反ユダヤ主義の風潮と、これまでのところ効果的な対応の欠如をめぐる緊急の懸念を直接提起した。
この危機的状況において、私たちはバイデン大統領による今週の明確な声明のフォローアップと実施について具体的に説明し、その声明の効果的な実施への明確な道筋を大学に示すよう求めた。
具体的な勧告を共有することで、私たちは政権に対し、ユダヤ人学生やより広範な学生社会を脅迫、嫌がらせ、暴力から守るためにもっと努力するよう求めた。
詳しくは→こちら