米国、武漢ウィルス研究所に金を出したエコヘルス・アライアンスの助成金を停止

エコヘルス・アライアンスの助成金資格が停止

銃撃されたスロバキアのロバート・フィコ首相は幸い命に別状はないとのことですが、フィコ首相はハンガリーのヴィクトル・オルバン首相とともに「ウクライナのNATO加盟に反対していた」と報じられている。なので西側メディアはフィコ首相を「親ロシア」だとバッシングしていたと言われてます。

ロシアのメディア「Sputnik」は、元米陸軍心理戦将校のスコット・ベネット氏の話として「フィコ首相暗殺未遂はNATOの作戦と思われる」と伝えています。ただNATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は「彼の一日も早い回復を祈っている」とXに投稿していますが、はたしてカモフラージュなのか。

スロバキアの元議員ピーター・マルチェク氏は「この2人の首相(フィコとオルバン)はEUにとって非常に危険だ」「ジョージ・ソロスが率いる非政府組織、MI6、CIA、あるいはウクライナの誰か。多くの人はフィコが写真から消えること、彼が殺されることに興味を持っている。私の意見では、アングロサクソンはこの全てに100%責任がある。」と述べているとか。
真相はどうなんでしょう。

さて本題ですが、米政府はエコヘルス・アライアンスに割り当てられたすべての助成金を停止しました。さらに資格停止手続きを開始したという。

米保健福祉省(HHS)は5月15日、エコヘルス・アライアンスに対する国立衛生研究所(NIH)の助成金3件(総額260万ドル)を停止すると発表しました。また、このグループが今後連邦政府から研究資金を受け取ることを禁止することを提案しています。

以前から当ブログで書いてきたように非営利団体「エコヘルス・アライアンス」は、米政府機関から助成金を受け、危険なウィルスの機能獲得研究に資金を提供してきたと言われています。

また同団体のピーター・ダザック会長は、COVID-19が武漢ウィルス研究所から漏れ出したとする調査の中国派遣チームに選ばれ、研究所流出説を否定していました。

ダザックは嘘をついている

この決定は、5月1日に行われた米下院の「コロナウィルスパンデミック特別小委員会」の公聴会の提言を受けてのものです。

この公聴会でダザック会長は「機能獲得研究は行われていない」と否定しましたが、議員らは「嘘をついている」と詰め寄った。

機能獲得研究は、天然コウモリのコロナウィルスに人工的に手を加えて感染力と致死力を高めるという危険な研究で、科学の倫理に反するとして反対の声が上がっていました。

小委員会はダザック会長を「不誠実だ」と糾弾し、資金提供の停止と資格停止処分を求めていました。また米司法省に対し、刑事捜査を行うよう要求した。

歴史に残るスキャンダル:COVID-19パンデミック公聴会で重要参考人が証言、中国に資金を与えたエコヘルス会長は何を述べたか

2024年5月6日

2度と1ペニーたりとも受け取ってはならない

HHSの決定を受けて委員長のブラッド・ウェンストラップ議員は声明を出し「エコヘルス・アライアンスとピーター・ダザック博士は、米国の納税者から2度と1ペニーたりとも受け取ってはならない」と述べた。

「エコヘルスは、適切な監督なしに中国の武漢で機能獲得研究を促進し、NIHの数百万ドルの助成金の複数の要件に進んで違反し、明らかにNIHに虚偽の報告をした」

「これらの行為は、完全に忌まわしく、弁解の余地のないものであり、迅速な行動をもって対処されなければならない」

「エコヘルスの即時の資金提供停止と将来的な資格停止は、米国の納税者にとっての勝利であるだけでなく、米国の国家安全保障と世界中の市民の安全にとっても勝利である」

https://oversight.house.gov/release/breaking-hhs-suspends-funding-and-proposes-formal-debarment-of-ecohealth-alliance-cites-evidence-from-covid-select-report/

エコヘルスは控訴へ

ダザック会長は2000年代前半から、武漢ウィルス研究所の石正麗博士と協力しており、NIHなどの米政府機関から提供された助成金を武漢研究所に流してきました。

パンデミックが始まった2020年4月に、トランプ大統領はエコヘルス・アライアンスの助成金を打ち切りましたが、その後復活していました。

今回の決定は、審査のための報告をエコヘルス・アライアンスが怠り、助成金条件に違反したためだという。

HHSの担当次官補ヘンリエッタ・ブリズボン氏は「私は、公共の利益を守るために即時停止が必要であると判断した」と書簡の中で述べています。

https://oversight.house.gov/wp-content/uploads/2024/05/Tab-2-EHA-SUSP4D-ARM_05.15.2024_signed.pdf

HHSによる助成金の資格停止は通常は3年ほど続くというが、ケースにより長くなったり短くなったりするという。

一方エコヘルス・アライアンスは助成金停止に異議を唱え、不服として控訴する意思を示しました。

「私たちはこの決定に強く反対し、これらの申し立てに反論する証拠を提出し、NIHがエコヘルス・アライアンスを支援し続けることが公益にかなうことを示すつもりである」

調査はまだ終わっていない

ウェンストラップ議員は声明の中で、「エコヘルスとCOVID-19の起源に関する調査はまだ終わっていない」と述べました。

その調査の一環として5月16日に公聴会を開き、NIHのローレンス・タバック副所長に聞き取りを行うことを発表しています。

この公聴会でNIHの監督プロセスを検証し、NIHとエコヘルス・アライアンスとの関係を掘り下げるという。

「潜在的に危険な研究に資金を提供し、監督するためのNIHの手続きには欠陥があり、信頼性に欠け、公衆衛生と国家安全保障の両方に深刻な脅威をもたらすことは、今や明らかである。」

さらに6月3日は真打登場です。この日の公聴会では、アンソニー・ファウチ博士が証言する予定になっています。

情報公開されたメールによると、2020年1月31日に免疫学者のクリスティアン・アンダーセン博士は「ウィルスは操作されているように見える」と書いており、ファウチ博士は「すぐに電話で話そう」と返信した。

翌2月1日に秘密の電話会議が開かれ、アンダーセン博士は急に手の平を返して「ウィルス自然起源説」を提唱し始めた。

その5ヶ月後、アンダーセン博士はNIHから188万ドルの助成金を受けることになった。

ファウチ博士、コロナウィルスが武漢研究所から流出した可能性を隠蔽した証拠メールが公開

2022年11月29日
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