ファウチ元顧問がCOVID-19に関するメールを隠蔽――内部告発者が暴露

アンソニー・ファウチ博士/Fogarty International Center from Bethesda, MD, Public domain, via Wikimedia Commons

ファウチ博士の補佐官がメールを隠蔽

新型コロナウイルス(COVID-19)に関するメールの隠蔽が暴露されました。

下院のコロナウイルスパンデミック特別小委員会は、アンソニー・ファウチ博士の補佐官による姑息なメール隠蔽を明らかにしています。

同委員会は、内部告発者から情報を提供されたという。

それによると、ファウチ博士の補佐官だったデビッド・モレンス博士が2020年当時、個人のGmailアカウントを使ってCOVID-19に関するやり取りを意図的に隠そうとしていたと告発しています。

モレンス博士は国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長だったファウチ博士の顧問を務めていた当時、個人のGmailアカウントを使ってエコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック会長や、国立衛生研究所(NIH)の元職員であるボストン大学教授のジェラルド・キューシュ博士らとCOVID-19の起源などについて議論していたという。

しかしこれは連邦記録保存法の違反に当たる可能性があるとのこと。

パンデミック特別小委員会の委員長であるブラッド・ウェインストラップ議員は、彼らの間で交わされたあらゆる文書や通信を4月25日までに引き渡すよう、キューシュ博士に要求する書簡を出しました。

https://www.washingtonexaminer.com/policy/healthcare/2962374/house-republicans-probe-secret-covid-emails-fauci-aide-boston-university-professor/

情報公開をかわすためにGmailを使用

通常、政府機関の業務用メールは、情報公開法(FOIA)の要求の対象となっているため、公表される可能性があります。

しかしモレンス博士はGmailを使い、意図的にCOVID-19の起源に関連する議論を遮蔽した疑いが指摘されています。

博士は2021年9月のメールの中で、情報公開をかわすために「Gmailを使用している」とダザック会長らに書いていました。

「ご存知のように、私はNIHのメールが常にFOIAされているので、常にgmailで連絡を取るようにしています」

「心配しないで、私のアドレスのどれかに送ってくれれば、ニューヨークタイムズで見たくないものはすべて削除します」↓

COVID-19起源について議論していたか

モレンス博士からダザック会長とキューシュ博士に送られた電子メールのうち2通は、いずれも2020年4月26日に送られたもので、助成金プロジェクトに関して「必要な行動」と書かれています。

もう1通は2020年7月13日に送られたもので、件名は「中国、SARS-CoV2由来、動物保菌者、WHOの任務」となっており、COVID-19の起源について議論していた可能性を示しています。

4通目のメールは、2022年2月20日にモレンス博士から2人の研究者に送られたもので、件名にはプロジェクトを監督しているNIHの担当者であるエリック・ステミー氏が、その時点で中断されていたコウモリコロナウイルスのプロジェクトについて「もう(ダザックと)話すことはできない」と書かれています。

助成金停止について相談

これら4通のうち2020年4月26日の2通は、NIHがエコヘルス・アライアンスへの助成金を停止した2日後のものだという。

というのも助成金更新の際に義務づけられていた「審査チェック」を受けなかったため、助成金が停止されたとのこと。

この助成金停止は当時のトランプ大統領が決定したといい、これに対してエコヘルス・アライアンスのダザック会長は「不当な政治的干渉」だと言っていたようです。

そして2通のメールの中で、ダザック会長がこの前代未聞の事態にどう対処すべきか、モレンス博士に助言を求めていたことを示しているという。

その後助成金は復活し、エコヘルス・アライアンスはそのうち50万ドル以上を、武漢ウイルス研究所の研究者に提供していたことが、昨年、政府説明責任局の報告書によって判明しています。

報告書
https://intelligence.house.gov/uploadedfiles/6.14.23_gao_report_to_hpsci.pdf

COVID-19は計画されていた

「COVID-19は武漢ウィルス研究所から流出した」という可能性が年々高まっています。

ファウチ博士傘下の科学者たちは最初「プロキシマル起源説」を主張し、COVID-19は自然発生した可能性が高いとしていました。この説は2020年2月1日に行われた”秘密の電話会議”で話し合われたとされています。

プロキシマル起源説は、研究所流出説を覆すために工作されたという。

ファウチ博士らは研究所漏洩説を封じた――ヴェニティ・フェアが新たなレポート

2022年4月3日

先日書いたように、2018年にエコヘルス・アライアンスと武漢ウィルス研究所が共同で、コロナウィルスを人工的に作成する計画をしており、国防総省傘下のDARPAに助成金を申請していました。

この計画は15の米政府機関が知っていたが、誰も公表しなかった。

15の米政府機関、2018年にコロナウィルス作成を知っていた――米議員が暴露

2024年4月10日

そして急いでワクチンが作られ、接種を押しつけられた。これは一体何なのか。

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2023年4月1日
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