シリコンバレー銀行が破綻
本格的に世の中のフェーズが変わっていきます。
山羊座時代の日は沈みつつあり、水瓶座時代が顔を出しています。
現地3月10日に米シリコンバレー銀行(SVB)が破綻し、米当局は約40年続いた同行を閉鎖し、預金を差し押さえました。破綻に伴い、連邦預金保険公社(FDIC)が管財人に任命されています。
SVBの資産規模は約2,090億ドル、総預金は1,754億ドルで、米国の銀行で18位でした。これは、リーマンショックで破綻したワシントン・ミューチュアル銀行に次いで米国最大史上2番目の規模だという。
現在、親会社のSVB Financialは身売り先を見つけるために奔走していると言われています。
その影響でここのところ銀行株が軒並み下落し、ウォール街は「第二のリーマンショック」を警戒しているとか。
私は山羊座時代は終わると言い続けてきましたし、そのギャップは大きいとも言ってきました。
Silicon Valley Bank, the biggest bank failure since 2008, is stoking fears among everyday investors and savers https://t.co/AnTkIeQUso
— Bloomberg (@business) March 11, 2023
シリコンバレー銀行について
カリフォルニア州に本拠があるシリコンバレー銀行は1983年に創業し、主にテクノロジー企業への融資やスタートアップ支援などを行ってきたという。1983年と言えばいま冥王星冥王星スクエアですかね。
1990年代に入り、いわゆるインターネット・バブルの時代になり、さまざまなIT関連のベンチャー企業が頭角を現していきました。
そんな中でSVBはその中心であるシリコンバレーを中心に拡張していったようです。
今では米国内に29のオフィスを持ち、インド、イギリス、イスラエル、カナダ、中国、ドイツ、香港、アイルランド、デンマーク、スウェーデンなどに支店を持つようになっていたとか。
破綻の前の週にムーディーズが、同行の格付けの引き下げを示唆したため、SVBは210億ドル相当の投資を売却し、150億ドルを借り入れ、株式の緊急売却を実施したことを3月8日に発表しました。
にもかかわらずムーディーズは3月8日に格下げを行い、一気に下落のスパイラルに陥りました。
破綻の原因
SVBの破綻は、金利の上昇による混乱が原因だという。
米連邦準備制度理事会(FRB)が、続くインフレを抑制するために積極的な利上げを行ったため、混乱が生じたとのこと。
金利の上昇は特にテクノロジー企業に打撃を与え、IT株の価値を下げ、資金調達が困難になったという。顧客は手元資金を確保するために預金を引き出したため、SVBは資本不足に陥ったと言われています。
また上に書いた3月8日の発表により、さらに預金の引き出しが相次いだという。
SVBの株価は暴落しました。
Silicon Valley Bank, long one of the most popular financial institutions among tech and life sciences startups, saw its shares fall more than 60% on Thursday, wiping out a whopping $9.4 billion in market value. https://t.co/LIVsURLCpa
— Axios (@axios) March 9, 2023
預金が引き出される
カリフォルニア州当局に提出された書類によると、3月9日の営業終了までに、顧客は420億ドルという途方もない額の預金を引き出しているという。
そのためSVBの現金残高は9億5800万ドルのマイナスとなり、他から十分な担保をかき集めることができなかったとのこと。
またここ数日、Union Square VenturesやCoatue Managementなどの著名なファンドが、登録している企業にメールを送り、SVBから資金を引き揚げるよう薦めていたため、パニックをさらに加速させたと言われています。
一部の保守派メディアは、バイデン政権がウクライナ戦争などにかこつけて、ジャブジャブ財政支出を続けてきたツケが来た、とも言っています。
FRBは紙幣を刷り続けてきたが、インフレが止まらなくなって利上げに方針転換した結果、銀行が保有する債券が落ち込んだとか。
破綻の影響
SVBの破綻は、さまざまなところに影響しているもよう。
・米国の銀行株が1,000億ドル下落
・ヨーロッパの銀行株も500億ドル下落
・株式の恐怖指数「VIX」が15%上昇
・SPDR S&P リージョナル・バンキング ETFは4.4%下落
・国債の利回りはリーマン以来最大の下げ幅
・ダウは4.4%下落
・S&P500は4.6%下落
・ナスダック総合は4.7%下落
・他のいくつかの銀行にも懸念
これ以外にも今後、どのような影響をもたらすかはまだ未知数です。
しかしバイデン政権のジャネット・イエレン財務長官は「銀行規制当局が適切な対応をとることを全面的に信頼している」と述べ、楽観的な姿勢を示しています。
水瓶座時代は山羊座のようにはいかない
そういえば以前、鑑定に来られた方に今後の株式市場や投資に関して個人的な意見を述べた事があります。
水瓶座の性質や特性からすると、市場はどうなるのか。
日本では日銀がずっと金融緩和政策を続けており、今後も低金利を続ける事が決まったという。もしこれを終わらせなければいけないタイミングが来たとしたら・・・。
山羊座時代は2008年から始まりました。その時代が終わっていきます。心の準備は大丈夫ですか?
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